寿美吉 鍋きしめん (八重洲・京橋)
昨日の夕方、そんなに飲んだ覚えはないが(休日だから、当然昼から飲んでいた)、頭痛がすると思っていたら、どうやら風邪をひいていたらしい。とはいえ、食欲は全く衰える気配はなく、それなら「鍋焼きうどんを食べると風邪が治る」という子供の頃からの習慣に従って、鍋焼きを食べようと、寿美吉にやって来る。
ここの来たのには理由がある。寿美吉は、いつも「きしめん」がある店で、それを目当てにやって来るのだが、品書きのきしめん部門の一番最後に「鍋きしめん」(1,450円)というのがあって、ずっと気になっていたのだ。
湯気立ち上る、いかにも出来立て熱々で運ばれてくる鍋きしめん。具には、海老の天ぷらの他、玉子、蒲鉾になると、鶏肉、椎茸、甘い玉子焼きと王道どころが勢揃い。関西風の出汁を吸って、味が染み柔らかくなったきしめん。それでも、やっぱりうどんとは違って、ペロペロとした舌触り。
それに海老の天ぷらの立派なこと。海老自体も立派で、それに汁に浸してもすぐには負けないようなやや厚めでカリカリの衣。けれども、徐々に衣がとろけ出し、コク味を加えることが計算された、そば屋の天ぷら。
やはりそばの注文が多いが、一定数「きしめん」(しかも、品書きを見ない)があって、意外に人気なことに気付く。気温の振れ幅が広い今日此の頃、皆様体調管理にご注意を。
【お店情報】
寿美吉 京橋1-5-1 京橋昌平ビル 地図
| 固定リンク
コメント