ヴァンドレーヴ 豚バラ肉と春野菜のスープパスタ (銀座)
去年出会ったランチの中でも、印象の強かったものの一つが、ヴァンドレーヴのランチ(1,300円)だ。ベビーリーフサラダというにも関わらず、鴨肉やホタテ、生ハム、焼き立てのパイ等が乗る、目にも美味しいサラダに、とろとろと濃厚でこっくりとした牛テールの煮込み。他のメニューも食べてみたいと思っていたら、寒い時期にはポトフが登場して、絶対旨いに違いないと愉しみにしていたところだった。
そのつもりでやってきたが、明日はもう4月。ポトフは、豚バラ肉と春野菜のスープパスタに代わっていた。パスタランチは好みではないが、春野菜ってのがいいし、パスタは生だという。それに、スープパスタならどういう仕上がりなのだろうと、大いに気になる。
それがこれ。白から緑へのグラデーションを描く春野菜と、いかにも柔らかそうな豚バラ肉の塊。ナイフで触れるだけでふるふると揺れるほどの柔らかで、余分の脂は抜けて噛むほどに、肉と脂の旨みがじわり。一方の春野菜は、キャベツの他、うるいや菜花等の食感、香りが愉しく、それらに合う軽やかで透明感あるスープまで、しっかりと頂いてしまった。あゝ、気持ちがいい。
ベビーリーフのサラダは、前回同様、これだけでも十分と思う内容。鶏肉にはワインソース、ホタテには千切りのリンゴがトッピングしてあるなど、細やかな仕事にときめくというものだ。
やはりここではワインと共にが正解。メニューも少しずつ変わっていることが分かったし、次伺うのが、また楽しみだ。
【お店情報】
Vin de Reve 銀座1-20-1 オーキッド銀座ビル1F 地図
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