三州屋 アジフライ定食 （銀座）

どうしたってアジフライ！それで、やって来たのは三州屋。都合のいいことに今日は行列もなく、かと云って空いているわけでもなく、賑わいのある好い雰囲気。

念のため、ホワイトボードを見遣ってアジフライがあることを確認したら、すぐに注文。今日は、厨房前の眺めのいい席。包丁の音に耳を傾けたり、誰かに届けられる鳥豆腐もやっぱり旨そうななんて眺めていると、あれは自分のに違いないというアジフライの姿が見える。

やっぱり来た！そそるきつね色と芳ばしい香り。旨いものは、第一印象で旨いんだ。

ザクザクの立った衣に歯を立てると、湯気と水蒸気がホコッと立ち上がり、中から、しっとりとした鯵が顔を見せる。ギリギリ寸止めで熱を入れましたというような生やかで、咀嚼していくと鯵らしい香りと甘みがやってくる。そこへ、ご飯と味噌汁、漬物と順々に放り込むと、改めて定食としての良さを思うのだ。

壁の短冊を見れば、いわしフライにいかフライなんて文字も見える。あゝ、夜に来なくちゃ。

【お店情報】

三州屋 銀座店　銀座2-3-4　地図