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2016年9月27日

布恒更科 鶏ごぼう汁 (築地)

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午後1時過ぎに築地にて所要が済む。いつもの築地に来られる時間よりも少し早い。これならランチタイムに滑り込めるかもしれないと、こんなこともあろうかと、予めピックアップしておいた店を幾つか思い浮かべる。


久しぶりに行けるかもと目指したのは、ふじむら。何でも旨いが、殊にアジフライやカキフライが大好きで、それなのに、中々来られない店。この時間ならば入れるかもと思ったが、流石の人気店。そう易々とは入れなかった。1時半間近というのに、行列が6、7人。少し待ってみたが、次の予定もあるしと、踵を返すことにする。

 

それで、次にやって来たのが、布恒更科。今年最後かもと思うような暑さに、夏の名残の冷やしすだちなんかどうだろうと思ってのこと。

 

鯵の冷汁もあるだろうかと思ったが、生憎それは終わっていた。代りに、壁を飾っていたのが「鶏ごぼう汁」。夏の名残か、迎える秋か。それが問題だ。

 

結局お願いしたのは、鶏ごぼう汁(1,400)。温かいつけ汁とせいろのセット。先ず、つけ汁の香りの素晴らしいこと。牛蒡の湿ったような土の香りと、鶏の脂、焼いた葱。それに醤油や出汁の香り。香りだけで、もう旨い。それに太めのしっかりした蕎麦が、この汁を受け止めるのに相応しい。実に豊かな味わい。実りの秋を思わせる。

 

店を出て、こちらもご無沙汰している文化人の前を通ってみれば、季節のそばに「いくらそば」。一方で、魚竹の前を通ってみれば、今年のいくら丼はまだらしい。迎える秋に、待ち遠しい秋。美味しい季節の到来だ。

 

【お店情報】

築地 布恒更科 築地2-15-20 地図

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