日比谷BarウイスキーズⅢ@三田で5大ウイスキーの旅に出る
5大ウイスキーの旅に出る
田町の駅で降りるのは、随分と久しぶりのことだと思う。そう、正確な記憶が思い出せないほど。西口を降りて、狭くウネウネと曲がる小路に両側に並ぶ灯り。長く通うご常連が居るであろう小体な店も多く、ついつい、ふらふらと入っていきそうになるが、今日は行く先がある。
それが三田の日比谷BarウイスキーズⅢ。世界5大ウイスキーを楽しみませんかという、サントリーさんのお誘いでやって来た。ここは、「世界5大ウイスキーと自家製燻り惣菜を愉しめる店」がコンセプト。自分の好きなウイスキーを見つけて楽しめるようにということだそうだ。
だからこその最初の一杯がいい。当店自慢という「キングハイボール」。なんだか大層なネーミングだと思ったら、「キンキン」に冷やしたカナディアン・クラブだから、飲みやすく「グイッ」と飲めるだからそうだ。確かに、シュワシュワさっぱりとして、始めの一杯に最適。
さて、世界5大ウイスキーとは、アイリッシュ、スコッチ、ジャパニーズ、カナディアン、アメリカンのこと。この店では、これらを飲み比べすることを、地図上跨いで楽しむことに準えて「フライト」と呼んでいる。「世界5大ウイスキーフライト」と世界一周を楽しめるものもあれば、
「チェンジマイライフフライト」なんて詩的なネーミングも。ちなみに、これは、やや変わり種のウイスキーを組み合わせたもので、人生を変えるような刺激をということだそうだ。世界5大ウイスキーフライトなら950円、チェンジマイフライトは850円。なんて、格安なエアチケット。
もう一つのウリである燻り惣菜は種類も豊富。軽く燻したアイスバイン、クリームチーズでべったら漬けを和えた「チーズべったら」や口にするとふわっと燻香が立つ「鰆の塩マリネ」等の冷製のものから
鴨の脂と燻した香りが広がる紅茶鴨、グリルチキンの瞬間スモークのような温かいもの。
それに、燻製海老カツサンド。ホットサンドで、パンの表面のカサカサした感じと、噛むと海老のプリプリとした食感、それに余韻が残る薫香。
メニューブックが本当に本のようになっていて、ウイスキーと惣菜を片手に、頁を捲るのもまた楽しい。旅心、そう、フライト心をそそるというもの。
最後にこの一杯をと出してくれたのが「フルーツハイボール」。メイカーズマークと旬のフルーツを使ったハイボールで、この日はマンゴーとグレープフルーツを使ったハイボール。丸いものはマンゴーゼリー。プチッと弾けると甘いマンゴー果汁が溢れるという、なんとも女子力の高いハイボール。隣のテーブルからは、ときめく声。これならウイスキーはちょっと苦手を思っている方でも、手に取りやすそうだ。
香りも味わいも、飲み方も、多種多様なのかウイスキーの魅力。気軽にウイスキーの発見の旅に出てみませんか。
【お店情報】
日比谷BarウイスキーズⅢ 港区芝5-16-7 芝ビル1F 地図
| 固定リンク
コメント