よし田 鍋焼きうどん・玉子入り (銀座)
昨晩は、盛り上がって想像以上の8時間コースだった。二日酔いではないが、肉とかはちょっと遠慮したい。欲しいのは、温かい汁物か若しくはうどん。こういうとき、すぐに岩戸を思ってしまうが、いやいや、ちょっと考えよう。できれば、落ち着いた店がいいんだが――とあれこれ悩んで、やって来たのが6丁目のよし田。ここで鍋焼きうどんなんて、どうだろう。
鍋焼きうどんと聞くと、海老天が入っているのを思い浮かべる人が多いと思うが、ここの鍋焼きうどんは、具が五目そばと同じもの。だから、海老天入りで注文するスタイルだ。自分は、鍋焼きうどんに海老天は必須ではないけれども、玉子は必要。それで、鍋焼きうどんの玉子入り(1,050円+玉子100円)。
グツグツ、湯気を濛々とあげて運ばれてきた。「器が大変熱くなっておりますので、お気をつけ下さいね」とおいてくれるが、手の火傷も気を付けなければだが、口の火傷も心配だ。
取り皿に装って、ふーふー、つるる。うどんが通った傍から、喉や胃がポッポと温まる。出汁が染みた油揚げにかまぼこ、シャクシャクの筍。思わぬ熱さにびっくりのうずらの玉子。具沢山というのは、それだけで愉しいもんだ。そして、追加でお願いした玉子は、やはり最後のほうまで取っておく。うどんが残り2口3口となったところで、熱で固まった白身に箸を当て、とろりと溢れ出る黄身をたっぷりとうどんに絡ませる。うどんと黄身のコク味、それに程よく醤油の効いた汁。クライマックスに相応しい。
それにしても、昼から飲んでいる人の多いこと。ざっと見ても半分以上。一番奥では、お燗と〆の鍋焼き。そりゃあ、暖まるに違いない。
【お店情報】
そば所 よし田 銀座6-4-12 KNビル 2F 地図
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