菊亭 牡蠣の天ぷら定食 (丸の内)
この季節、毎年愉しみにしているものの一つが、菊亭の牡蠣の天ぷらだ。このエリアなら、レバンテのカキフライもあるが、先日、引っ越し後初のレバンテに夜伺ったから、今日はここ一択。もう出ているかと思って来たら、今年も、A4サイズに堂々と「季節限定 牡蠣の天ぷら定食」と書かれた特別の品書きが、なんとも嬉しく頼もしい。
但し、限定15食。とはいえ、上天重が人気で、自分が伺う時間には売り切れていたことはない。それでも客が多い気配がすると、残っているだろうかとハラハラするが、今日は珍しく客足が鈍い様子で、きっとあるだろうと踏んでお願いする。
あゝ、まだ10月だというのに、随分と立派な牡蠣。薄黄色の衣を纏っていても隠せないほどグラマラス。箸で持ち上げると、しっかりとした丸みと重さを感じられる身に堪らず歯を立てると、まるで慌てないでと窘められるように、ジュッとエキスが迸る。中は程よくレアで、追ってやって来る磯の香りが芳しい。
天つゆにレモンの他、塩やカレー塩など、薬味を変えながら食べるのも、また愉し。胡麻風味のサラダに蜆の味噌汁も変わらず、今年もまた頂けたことに感じる幸せ。外に出れば、店には行列が出来ている。
【お店情報】
てんぷら 菊亭 丸の内2-7-3 東京ビル TOKIA B1F 地図
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