酒の穴 カキフライランチ (銀座)
真冬のような寒さに、食べたいのは、もちろん温まるもの。鍋のランチやチゲなんかが、先ずは思い浮かぶが、ふと、茶わん蒸しが頭を過ぎる。やわらかい茶わん蒸しが、熱を保ったまま、喉元を伝って胃に落ちる。そんな様子を想像したら、我慢できず、やって来たのは、茶わん蒸しと云えばの酒の穴。
もしかしたら、カキフライも出ているんじゃないかと期待して来たら、大正解。カキフライランチ(1,200円)に一つ好きな料理を組み合わせられるという。それなら当然、茶わん蒸しだ。
好きなものばかりが目の前に揃うって、なんて倖せなんだろう。大黒神島という瀬戸内最大の無人島で獲れるという牡蠣は、小振りではあるが、強い旨みの牡蠣。噛んだ傍から、エキスがタラリタラリと垂れるほどのジューシーで、薄く香ばしい衣との相性もいい。
それに、大好きな大きい茶わん蒸し。具は相変わらず豊富だが、この時期だからだろうか。蟹の立派なこと。出汁のきいた柔らかい味わいが、ほろりとろりと胃に落ちる。その間の熱の移動を感じるのがとても好きだ。
12時頃伺ったが、空いていたのはカウンター数席のみ。あっという間に行列が出来てしまった。やはり繁盛店。次、茶わん蒸しに会えるのは何時だろう。
【お店情報】
酒の穴 銀座3-5-8 銀座らん月 B1 地図
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