タンドタン (阿佐ヶ谷)
食事はもちろん、ちょっと一杯にも使える洋食店
以前は炭火焼をメインにしていた炭人丹。その場所に、新しい店が出来たのかと思ったら、タンドタンと表記を変え、洋食を全面に出した店にリニューアル。ご主人は、元々、洋食の出身だそうだ。
呑兵衛に好いのは、まず、前菜が豊富なこと。冷たいもの、温かいもの、サラダなど10数種類。好きなものを3種類組み合わせて、盛り合わせに出来るというのも好い。ある日は、たっぷりの茸のマリネに、大ぶりの蛸の香り豊かなグリーンソース、そして、ふわふわと溶けるようなナシュラルチーズのムース。どれもワインが進んでしまって困るというやつ。
また別の日には、生ハム、真鯛のカルパッチョに、キャロットラペ。さっぱりしたもの、パンがセットになっているもの、脂のあるもの。その日の気分でお好きにというのが有難く、素敵だ。
洋食屋らしくハンバーグやら、厚切りのポークステーキ、チキンステーキなんかがあって、あゝでもない、こうでもないと悩ましい。悩みに悩んでお願いしたメンチカツは、サクサクじゅわりの正統派。モリモリのキャベツもいいツマミ。
そして、初めて伺ったときから気になっていた骨付き仔羊のローストは、1本から注文可というのが有難い。「時間がかかります」外は仔羊が持つ脂でこんがり、いざナイフを入れると、こんなにも綺麗な薔薇色。程よくレア。そして、心地よい弾力と、外側の芳ばしさが好いアクセント。会計をして店を出ても漂うラムの香りに、うっとりする。
表からはカウンター席しか見えないが、奥にテーブル席もあって、仕事終わりに、一人飲みに来る方もあれば、ご夫婦、仲間でいらっしゃる方も。人気というブルーチーズソースの料理は、次の宿題だ。
【お店情報】
洋食 タンドタン 杉並区阿佐谷南3-31-2 地図
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