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2018年8月 1日

魚竹 銀鮭照焼となかおちのセット (築地)

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築地辺りで2時少し前。ラストオーダーが2時のとある店を目指したところ、既に入口には「CLOSED」の文字。うーん、困ったぞ。この時間開いているところは――と、うろうろとすると、まだ、魚竹に暖簾がかかっていて、ランチメニューが書いてあるホワイドボードがまだ出ている。

 

昼の魚竹に少しご無沙汰してしまっているのは、dancyuの表紙に載っているのを見てしまったせいもある。これまで以上の行列が出来てしまっていたら、昼休みの1時間で行って戻ってこられるか分からない。

 

引き戸を開けて「まだよろしいですか?」と声をかけると、「大丈夫ですよ。まいどありがとうございます」と返って来た。まだチラホラと先客が残っていて、変わらぬ繁盛ぶりが窺える。

 

おすすめらしい、かつおたたき(以前感激した)と鮪刺しも気になったが、やはり焼魚が頂きたくて、銀鮭照焼となかおちのセット(1,300)

 

口にするたび、倖せがやってくる、笑みが零れるとは、こういうことを云うのだろう。なかおちならば、滑らかな舌触りに続いて上質な脂がとろり。銀鮭なら肉厚でふっくらとした噛み応えはもちろん、パリッと焼けた芳ばしい皮の香り、皮目と身の間のぷるんとしたところもご馳走だ。味噌汁も酢の物も、素朴に見えるが魚に相応しいもので、定食としての有り様も、実に素晴らしい。

 

それに加えての佇まいの良さ。短い時間で、旨いものを、気持ちよく。ここには全てが揃っている。帰り道は、何時だって弾む足取り。

 

【お店情報】

魚竹 築地1-9-1 地図

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