酒の穴 豚しゃぶランチ (銀座)
肉の気分ではあるけれども、暑苦しい料理はなぁ――なんて考えながら歩いていると、そうか、豚肉の冷しゃぶなんてどうだと思い付いた。とはいえ、思い付いたはいいが、どこかに出している店があったっけ?
確かあった気がするが、自信はないなぁと思いながらもやって来たのは、酒の穴。目当てのものがなくても、ここならば、食べたいものがあるだろうと目論んでのこと。
2席だけ空いていたカウンターに都合よく滑り込んで、厚みのある品書きを捲る。ええっと、おぉ、あったあった。しかも、お好みランチ(好みの3種類のおかずを選べるランチ)の料理から、1つを付けられるという。そうと来れば、お願いするのは、茶わん蒸しと決まっている。
届いたものは、期待どおりの、野菜の上に冷やした豚しゃぶが乗ったもの。しかも、しっとりと柔らかさと旨味のある豚肉と、シャキシャキの瑞々しい野菜という好いもので、ついつい夢中で食べてしまうというものだ。
夢中といえば、茶わん蒸しだ。もう10数年も大好物のこれ。普通の茶碗蒸しの3倍くらいはありそうな立派な量と、ふんだんに入る具。海老に鶏肉、椎茸、銀杏、蟹の身等が、これまた結構な大ぶりのものが入っていて、スプーンを入れる度にワクワクするのだ。
それにしても、昼から日本酒を愉しむ御仁が召し上がっていた、立派な焼き魚に刺身が付いているあの定食はなんだろう。気になる、気になる。
【お店情報】
酒の穴 銀座3-5-8 銀座らん月 B1F 地図
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