魚久 さけ京粕漬定食 (銀座)
どうしようもなく、粕漬けが食べたくて、魚久にやって来る。本店は人形町、知られた京粕漬けの店。銀座にはショップと食事処があって、そこへ。食事処も人気で、昼時には行列ができることも珍しくない。
今日も先に待っている人がいらっしゃったが、5分もすれば空くというので、珍しくそのまま待つことに。店の方の予想通り、ほどなく席が空いた。ランチメニューは、ぎんだら京粕漬、さけ京粕漬、かれい味噌漬け、それぞれが少しずつ入る「あじみせ」の4種類。今日は粕漬だからと、さけ(1,242円)をお願いする。
そうそう、ここのさけは色艶が美しいのだ。焼いて滲み出る脂も手伝って、つやつやの紅緋。それに酒粕の香りに焼けた香ばしさが相まって、何とも食欲をそそる。口にするとほろりと蕩けるように柔らかく、食むほどに脂と香りが口に広がる。その残り香は、有体だが「あゝ旨い。日本人でよかった」と思うやつ。小鉢や味噌汁なども、定番的なものだがそつなく、定食としての佇まいが好ましい。
切り落としが残っていたら、買って帰りたいと思っていたが、やはり12時少し前には既に売り切れ。今なら1日から6日までの限定発売、秋刀魚の味噌漬も購入できるそう。
【お店情報】
魚久 銀座店 銀座3-10-15 東銀ビル 地図
| 固定リンク
コメント