一凛 陳麻婆豆腐の御膳 (築地)
時間のズレた昼休み。こういう時は、ピークタイムなら伺うのが難しい店に伺うチャンス。あそこに行きたい、ここにもと幾つか店が浮かんでくる。決めたのは、一凛。ラストオーダーは14時。たぶん、ギリギリ間に合うはずだ。
店に着いたのは、13時56分。まだ「OPEN」の木札が出ていてほっとするが、「まだ大丈夫ですか?」と念のため声をかける。そういう自分の後からも、まだ客が入って来て、人気ぶりが分かるというもの。
特に、よだれ鶏が評判で、確かに美味しかったし、よだれ鶏の冷麺も大変好かった。だから、よだれ鶏御膳にも惹かれたが、今日の目当ては、陳麻婆豆腐の御膳(1,000円)。もう長いこと宿題にしていたものだ。あゝ、そうだ、焼売もとても美味しかったことを思い出して、単品(200円)で追加をお願いする。
届くのは、あっという間。石鍋に入った麻婆豆腐は、見た目にはトラディショナルだが、口にしてみると、上質さやバランスの良さがとても印象的だ。繊細だがコク味や、後味にふっと香る爽やかさがキラリと光る。それに湯気を濛々と立てて届いたもち豚焼売。見た目には肉感が強く豊満だが、口にするととろけるようにほどけていく。
テーブル備え付けの青唐辛子の醤油漬けを加えたり、ピクルスで口直しをしたりと、愉しみが尽きないのも嬉しいところ。ちなみに、夜には、この時期、白子の麻婆豆腐があるそうだ。
【お店情報】
東京チャイニーズ 一凛 築地1-5-8 樋泉ビル 1F 地図
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