« 有楽町ワイン倶楽部 トンテキ (有楽町) | トップページ | おつぼ 日替わり定食 (銀座) »

2019年2月 3日

火弖ル (吉祥寺)

R0005759001

待ち合わせは、吉祥寺のホテルで16時。

久しぶりに合う友人と待ち合わせ。中央線沿線で、最近気になっているところと選んだのは、互いに気になっていた吉祥寺の火弖ルだ。「火弖ル」と書いて「ホテル」。コの字のカウンターの他には、極小さなテーブルが2卓ほど。ざっかけない大衆酒場然とした佇まいだが、気が利いていて、艶っぽい肴が揃う。

R0005764001

必ず注文するという人も多いと聞く鰯海苔巻きなんかは、その代表格だろう。艶々とした鰯の刺身を、胡瓜や刻み生姜と海苔で巻いたものだが、この断面の色気、麗しさ。燗酒も絶品で、海苔巻きを口にした後、燗酒をつるりと入れると、鰯の脂がとろりと溶けて、膨らむ旨味と香りに酔いしれる。

R0005770002

見つけると、ついつい頼んでしまうぬた。ここでもニラぬたを見つけてお願いしてみると、予想外のこの美しさ。鮮やかな緑に雪をかぶったような白。そこに映える一味の赤い色も好い。ニラはたっぷりと盛られていて、シャクシャクした食感の後に、仄甘さが柔らかく広がる。

R0005762002

ツマミの種類は多く、魚や野菜だけではなく、肉料理も充実していて、中から牛ハラミ焼きを。この焼き方も見事なこと。添えられるのが、わさびと塩がと云うのも好ましい。

R0005776002

お腹が少し落ち着いたところで、改めて品書きを眺めてみる。アレがいいんじゃないか、コレも気になる。とは云え、二人とも食の好みが似ているから、落ち着くところに落ち着くもの。一つは、他で見たことないという「モツの天ぷら」。厭らしさの全くない旨いモツで、サクサクした衣とムッチリとした食感のコントラストも、また旨い。

R0005777002

それに二人の好物、玉子料理として「紅玉」をお願い。店の方に「なんですか?」と聞いてみたら、「出てきてからのお愉しみです」とヤラれた。「紅」の正体は、想像どおりの紅生姜だったが、青のりや鰹節を纏った粉物的な仕立て。これ愉しい!!

 

今回は、月曜の早い時間のせいだろうか、まだ、賑わうという雰囲気ではなかったが、その分ゆったりと愉しめた。次は、賑わう中で酒場らしい雰囲気を愉しんでみたいものだ。

 

【お店情報】

火弖ル 武蔵野市吉祥寺本町1-30-14 地図

|

« 有楽町ワイン倶楽部 トンテキ (有楽町) | トップページ | おつぼ 日替わり定食 (銀座) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 火弖ル (吉祥寺):

« 有楽町ワイン倶楽部 トンテキ (有楽町) | トップページ | おつぼ 日替わり定食 (銀座) »