菊亭 牡蠣の天ぷら定食 (銀座)

こちらも毎シーズン愉しみ。菊亭の牡蠣の天ぷら(1,300円)。そろそろ出ているんじゃなかろうかとやって来たら、あるある、通常のランチメニューとは別に書かれた「牡蠣の天ぷら定食」を知らせるボード。これを見るだけで、心が浮き立つっていうもんだ。
一人だと案内されるのは、ほぼカウンター。板前さんが目の前で天ぷらを揚げている姿を見ることができる特等席だ。それに、揚げている音、香り。そろそろ自分のやつではないだろうかと、そわそわしながら待つのも好いもんだ。
さぁ、やって来た。牡蠣の天ぷら。まだ小ぶりではあるけれども、薄黄色の衣の下にあるぷっくりとした姿がよくわかる。堪らず歯を立てると、ジュッとエキスが溢れ出て、磯の香りがグッと立つ。中は程よくレアで、噛み締めるとジュワリと透明なミルキー感がやって来る。
そのまま食べるもよし、レモンや藻塩、カレー塩、天つゆと様々に楽しめるのも好いところ。蜆の味噌汁や胡麻風味のサラダも例年どおり。長く続く店らしい丁寧さと安定感。本格的に牡蠣の季節がやって来た感じがする。
【お店情報】
てんぷら菊亭 丸の内2-7-3 東京ビル TOKIA B1 地図
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