よし田 牡蛎南ばん (銀座)
あゝ、寒い寒い。今日は温まるもの。豚汁に鍋。鍋焼きうどんという手もあるなぁ。そんなところに、頭に浮かんだのが、牡蠣のそば。牡蠣の風味のする熱々の汁をズズッと啜るところを想像したら、居ても立っても居られない。
やって来たのは、6丁目のよし田。季節になると、「かき鍋、かきそば、始まりました」という知らせが張り出される。季節の到来を待っている人も多い店。かく言う自分もその一人。
こちらの牡蛎南ばん(1,650円)の特長の一つは、兎に角牡蛎が立派なこと。今日も運んでくれたお姐さんが、「今日の牡蛎は、また特別に大きいのよ」なんて教えてくれたが、本当に見事な大きさ。火が入っているにも関わらず、丸々としてはち切れんばかり。齧り付くと、ぷりんと身が弾けて、旨味がじわり。これほどの立派な牡蛎には、関東風の出汁がすこぶる合う。若芽に葱も好い脇役。
向かいの席からは、巣ごもりのカレーの香りが漂って来る。あゝ、あれも寒い日に好いだろうなぁ。向こうの席は、ビールを片手に肴を幾つか。羨ましい。
【お店情報】
そば所 よし田 銀座6-4-12 KNビル 2F 地図
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