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2020年4月29日

サカナとタナカ iriguchi (荻窪)

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現在は、テイクアウトのみの営業だが、品書きの雰囲気は変わらぬまま。旨い魚と肴を是非ご家庭で。

荻窪駅北口の線路と青梅街道の間の飲食店がゴチャっと並ぶ中州のようなところ。1階は立ち飲み(スツールあり)、2階はテーブル席の小体な店だが、魚が旨い人気店。

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刺身なら、常時8種類から10種類程。好みのものの盛り合わせも可。白身や青魚が好きなもので、ある日は小肌の酢〆に、好物のキハタを見つけて盛り合わせに。

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秋から冬にかけては、伺うたびに牡蠣を頂いていた。このぽってり丸々とした牡蠣の見事なと。焼いた芳ばしさとバターが香る牡蠣バターも好かったし、

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牡蠣と下仁田ねぎの天ぷらも素晴らしかった。齧り付くと、サクッと心地好い衣の下から潮の香りがふうわりと。噛めばジュワッと溢れる旨味たっぷりのエキスと、ぷりぷりの身。葱も熱が入ってとろりとして、ジワッと甘みが広がる悶絶ものだ。タレが染みたキャベツも名わき役。

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春が近づいてきた2月には、蛤と芹の酒蒸しを見つけて。セリのシャクシャクとした食感と香りはもちろんのこと、スープは昆布と蛤の旨味が満タンで、スープだけでも好いツマミ。

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走りのシャコも好かったなぁ。濃い旨味が広がったところに、酒をちびり。一人ならば、少な目でお願いすることが出来るのも、酒飲みには嬉しいところだ。

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魚だけでなく、肉や野菜を使った肴もある。昆布好きとしては、アスパラや菜の花など、野菜の昆布締めがあるのも好きだ。写真は菜の花。昆布の旨味がたっぷりと染みて堪らない。

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こんな時期だから、現在はテイクアウトのみの営業。けれども、品書きの雰囲気は変わらぬまま。先日は、煮穴子に、煮豚、赤なまこ酢に、茄子とししとうの揚げ出し等をテイクアウト。もちろん酒屋によって、日本酒もピックアップして、自宅で一献。事態が収束した暁には、またあのカウンターで飲りましょう。なお、テイクアウトについての詳細はお店のInstagramで。

【お店情報】
サカナとタカナiriguchi 上荻1-4-4 地図

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