カーザドルチェカーザ (浜田山)
昼に続いて、夜もこれまた素晴らしい!家庭的で実直、じんわり旨いイタリアン。
五日市街道沿いにある一軒家レストラン。そっけないように見えるが、味わいや香りが豊かな料理がとても気にいって、絶対夜にもと思っていたところ。在宅勤務で早い時間から飲める日を狙ってやって来る。
料理は、南イタリア料理を中心としたもの。コースもあれば、アラカルトもあり。定番どころでも、前菜からパスタ、肉料理、魚料理とみっちり。本日のおすすめにも、前菜、パスタ、魚・肉とメニューはすこぶる豊富。これは悩むなぁ。今日はいろいろと食べてみたいから、前菜は盛り合わせで決定。3種、5種、8種とあるが、もちろんここは8種盛りだろう。届いたのは、こんな大皿。
柑橘使いがとても好みのスズキのカルパッチョに、イタリアの夏の定番というライスサラア、「インサラータ・ディ・リーゾ」。サルディーニャのパリパリのパンのサラミとクリームチーズを乗せたものやら、色々と。
特に印象的だったのは、いかすみのライスコロッケ。こんなに地味な見た目なのに、人生で食べたいかすみ料理の中でこれが一番。奥にあるのは、ひよこ豆のフライ。こちらも地味ながら、サックリほくほくとして、じんわりと旨味が染みる。
もう一つ印象的だったものは、スモークサーモン。口にすると、薫香の後にオレンジの香りと甘みがふうわりと。あゝ、こういうの好きなんだ。
魚料理からは、イサキの丸ごとオーブン焼きを。550gと立派なサイズ。旬らしく脂がのってしっとり。香草の仄かな香りも好いし、レモンをギュッと絞ると、また風味が変わって、益々食が進むというものだ。付け合わせのカポナータも夏野菜の甘みがたっぷりで、とろりと旨い。
肉料理には、ラムチョップを。ラム自体の香りとグリルしたことによる香ばしさ、ハニーマスタードの甘みと酸味、辛味の塩梅とか、どこを切り取ってもとても好み。
ランチタイムは奥様もいらっしゃったが、夜はお一人でやられている様子。けれども、タイミングよく料理を出してくれて、居心地もバツグン。店名の「casa dolce casa」とは「いとしき我が家」という意味だというのも、なるほどだ。現在はテイクアウトにも対応中。これから定期的にお伺いします!
【お店情報】
Casa dolce casa 杉並区成田西3-17-10 地図
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