シュウマイルンバ (西荻窪)
好きで良く伺っている店は、なぜか、旨いシュウマイを出してくれる店が多くて、シュウマイが気になる今日この頃。そんな折、西荻窪にシュウマイ推しの店が出来たと聞いて、ぜひ行ってみたいと思っていたんだ。
西荻窪駅の南口を出て、荻窪方面へ徒歩4分。角をキュッと曲がると、大衆的でレトロな雰囲気の酒場が目に入る。テーブルもあるが、個人的には、やはり気になるのはカウンター。長くて、それにシュウマイ等を蒸す、蒸し器の前が特等席だろう。
先ず、好物のレモンサワーをお願いすると、続いてお通しが届く。メンマとうずらのたまご、それに目を惹くなるとの盛り合わせ。店の雰囲気にあっているというのが素敵だ。
看板のシュウマイは4種類ほど。最初に伺って頂いたのは、定番と思われる肉焼売と海老焼売。一人前4個だが、盛り合わせも可というのが嬉しいところ。蓋付きで届くが、蓋を取ると、むわっと湯気と熱気が上がる。それに肉と皮と水気の香り。先ずはと肉焼売を持ち上げると、重量も立派。薄い皮から存在感のある豚肉と玉ねぎの甘み。なるほどメインを張る一品。
別の日には、肉焼売と目新しい山椒焼売をお願い。肉焼売の濃厚な旨味に、キリリピリリと山椒が利く。
一押しのシュウマイも旨いが、他のツマミ類がまたそそるというのが好い感じ。初めて伺ったときに釘付けになったのは、ラムのたたき。お願いすると、絶妙に艶めかしいラムに、色とりどり、風味様々な薬味たち。あれこれ悩みながらというのも愉しいもの。
別の日に、野菜が食べたくてグッと来たのが、茄子とパプリカの黒酢煮浸し。茄子を食んでジュッと広がる酸味と旨味の塩梅がとても好み。こういうツマミがあると、ついつい通ってしまうというもの。
中華的といえば、砂肝のネギ塩だれなんかも好い。気軽で定番的だけれども、葱や唐辛子、薬味の使い方が利いていて、印象的。
酒は、店名を配した紹興酒ベースのルンバサワーの他、日本酒や紹興酒も。聞けば、こちらは西荻窪の人気居酒屋「テンセイ」の姉妹店だそう。気軽な中華の酒場といえば、今の流行は町中華だろうけれども、もっと酒場らしくけれども気楽で、ふらっと立ち寄るこういう店がある街は素敵だ。
【お店情報】
シュウマイルンバ 西荻3-8-19 地図
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