テンポラネオ食堂 日替わり定食 (荻窪)
気になっていた店が、一遍にお気に入りになったテンポラネオ食堂。昼も夜も、拘りの日替わり定食(1,200円)1本のみ。目立たない場所にあるし、お一人で拵えるため、少々時間がかかる場合もあるが、この定食のファンが絶えずやって来る。今日は少し遅い開店だったが、開店と同時に満席だった(現在5席のみ)。
席数を絞ってあるということは、ゆったりとした空間であるということ。セルフサービスのお茶を頂きながら、できあがりをゆっくりと待つというのが好いだろう。
今日の定食の内容は、豚肉の生姜焼き、小松菜と油揚げの煮びたし、いわし丸干し焼き、土鍋で炊いた雑穀ごはん、野菜たっぷりの味噌汁、自家製ぬか漬け。煮びたしの透明感は見事だし、味噌汁には、トマトやズッキーニなど、あまり味噌汁になじみのない野菜も入るが、澄んだ出汁の味わいが何とも奥深い。
それに、前回最も印象的だったいわし丸干し焼き。前回は小ぶりのものが2匹だったが、今日は丸々と太ったものが1匹。頭からガブッと齧り付くと、まぁ、脂の芳醇なこと。焼けた香りに身の旨味に苦み、堪らない。雑穀ご飯も、つや姫を7分づきがベースで美味しさもたっぷり。
ちょっと居住まいを正したくなるような、それでいて、ゆったりとぬくもりがあって優しい。ここにはまた、来られるといいなぁ。
【お店情報】
テンポラネオ食堂 荻窪5-18-9 杜ビル1F 地図
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