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2021年3月21日

Kocco (阿佐ヶ谷)

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一人でも楽しめるサイズ感が嬉しいスペインバルが、昨年11月オープン!

阿佐ヶ谷駅の北口を出て、駅前のアーケードを抜けて左折。可愛らしいニワトリのキャラクターが目印のスペインバル。黒板に書かれていた牡蠣を使ったアヒージョや、グラタン、サングリア煮込みなどが目を惹いて、気になっていた店。

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聞けば、三鷹のスペイン料理店から、ご夫婦で独立されたそう。開店して間もない頃に、前の店のご常連さんが沢山いらっしゃっていたのが印象的だった。スペインバルだが、自家製のレモンサワーがあるというのが、とりあえずゴクゴクしたい自分には好都合。お供には、玉子好きを呼ぶスペインオムレツ。ボリューム感もとても好いし、自家製のアリオリソースがこれまた素敵。

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スペインバルのタパスといえば、イワシの酢漬け。鰯の脂とビネガーの酸味。定番の料理が旨いというのは頼もしい。

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一人であれば、前菜の3種類の盛り合わせというのも可。いろいろ気になるけれど、という時にありがたい。ちなみに、この日は、白いんげんのアリオリサラダ、キスの南蛮漬け、焼きなすのマリネの3種類。

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この店の看板メニューの一つが、モルーノという、スパイスやにんにくに漬け込んだ鶏肉を串に刺して焼いたスペイン風の焼鳥。スパイスやにんにくの香りと頬張ったときのボリューム感が、ワインを呼ぶ。ワインがお値打ちなのも、飲兵衛的にうれしいところ。

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伺って一番の印象は煮込みなどの温かい料理が美味しいこと。カジョス(ハチノスのトマト煮込み)は土鍋で熱々。立つ湯気の香りからして、もう旨い。ハチノスの食感も好いし、具材から染み出た旨味やスパイスが利いたソースの風味がとても好み。

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別の日には、牡蠣のアヒージョ。グツグツ感が寒い日には、とてもありがたいし、このぷっくりとした牡蠣の見事なこと。火傷に気をつけながら、ハフハフと頬張るよろこびと云ったら!もちろん、バゲットを貰ってオイルに浸して。うーん、幸せ。

2人前からということで、頂いていないが、パエリアも美味しいそうだ。カウンターがしっかりとあるし、一人にも優しいサイズ感が好い。最近、筍やうるい、蛍烏賊など、春らしい食材を受かったタパスが登場しているそうで、近々、またお伺いしたいと思っている。

【お店情報】
スペインバルKocco 阿佐谷北2-15-2 小松ビル 地図

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