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2021年10月21日

岩戸 豚汁定食 (銀座)

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冷え込む朝。恋しくなるのは湯気だ。今日は出社したら、何を食べよう。温まるもの…。先ず思い浮かぶのは、岩戸の豚汁。せいろ蒸しもあるし、鍋料理もある。指向を変えて、鉄板でジュージュー音を立てる湯気だってあるじゃないか。はぁ、どれも久しぶりで、一つに決めるのが難しい。

そうなると、やっぱり愛しの岩戸。愛しの豚汁。そういえば、いつぶりだろうと調べてみると、岩戸に来るのは4か月ぶり、豚汁に至っては何と8か月ぶり。こんなに来られてなくなるなんて思ってもいなかった。

引戸を開けると、久しぶりに見る賑わいぶり。出社する人が増えてきたのだろうか。入口で「豚汁をお願いします」と注文して、札を貰うと、「カウンターの中程へどうぞ」と案内された。

豚汁の好きなところは、腰を落ち着かせるタイミングで届くことだ。大きな器にたっぷりと装われた豚汁に、まぐろの漬け、ご飯に漬物。眺めると、豚汁には豚肉がたっぷりだし、まぐろの漬けも、記憶にあるよりこんもりと。いつもの調子で食べると、ご飯が足りるか心配になるくらい。

先ずは、豚汁の器を持ち上げて、ズズズッと。そして、大振りの大根や里芋に齧り付く。そして、また汁をズズッ。豚の脂が浮いた汁が喉元を滑って胃に落ち着き、ほっかりと温まるのを感じる、この瞬間が好きだ。

それにお供の鮪の漬け。これは、たっぷりとご飯に載せて頬張ると、まぐろの旨味に海苔の香り、漬けタレの味わいがご飯に交じって、さらに口一杯に広がる旨味。そこへ、また豚汁を一口。豚汁とまぐろの漬け、ご飯の幸せのトライアングル。

そういえば、店前の冷し汁の上には、白い紙が貼られていて、今年はもう終わったことを知る。今年の夏はどこかへ行ってしまったけれど、やって来た秋と冬は、存分に愉しめることを。

【お店情報】
岩戸 銀座店 銀座1-5-1 地図

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