三州屋 カキフライ定食 (銀座)

年内に伺っておきたいし、カキフライも食べたいしで、向かうのは三州屋。暖簾をくぐると、こんなに人が入っているの久しぶりというくらいの賑わいぶり。どこか入れるところあるだろうかと見渡していると、「お二階どうぞ」と声がかかる。
二階は久しぶりだ。二階で宴会をやったのは、もう10数年前のこと。昼ならもっと昔のことだ。二階も半分のどの卓は埋まっているが、いささか静かというのが面白い。
目当てのカキフライ定食を注文して、しばらく待つ。壁に貼られている酒類のポスターなども久しぶりだ。あちこち目をやっていると、カキフライやあじフライが1つずつ追加注文できたり、タルタルソースのトッピングも出来たりするようになったらしい。時代は変わるもんだ。
お待ちかねのフライが届く。おぉ、これはいいぞと喉が鳴る。衣を纏っていても、丸々と太ってきたことが手に取るようだ。一つ摘まんでサクリと一口。あゝこれこれ。この香り。それに、身の厚みと旨味の迫力。噛むほどに、牡蠣の身自体の旨さと衣の香ばしさが混じり合って、口いっぱいに広がる旨味。冬がやって来たんだなぁ。それに、冬といえばなめこの赤出汁。とろりとした粘度と熱さが、冷えた身体に嬉しい。
三州屋というと1階のイメージだが、のんびりムードの2階も好いもの。夜にゆったり飲めるといいなぁ。
【お店情報】
三州屋 銀座店 銀座2-3-4 地図
| 固定リンク
コメント