蜂の子 カキフライ (築地)

一か月ぶりの出社。今月中に食べておきたいものがありすぎて、体と時間が全く足りない。こういう時は、優先順位が大事。目当ての季節ものが早くなくなってしまうだろう店から行くのが好い。それならば、蜂の子のカキフライだ。他にももう一度食べたい店、今シーズンまだ食べていない店もあるが、経験的には、そろそろもう終わりが近い。
店に近づくと、まだカキフライを知らせるボードが見える。後は席があるかどうかだ。入ってみると満席だったが、ちょうど席を立つ方がいらっしゃって、入れ替わりで席を確保。満席でも回転は速めで、そう長く待つこともないのがありがたい。
先ずはと運ばれてくるスープは、日替わりで、今日は何だろうかと想像するのも愉しみの一つだ。今日はコーンポタージュ。定番だが、ここでは初めてではないだろうか。ぽってりとして玉蜀黍の甘さがやさしい。思わずニッコリするまろやかさ。
そしてカキフライ。まぁ牡蠣の大きさ、太さの見事なこと。サクサクの衣にナイフを入れると身自体も逞しくて立派。噛み応えもバツグンでしっかりと牡蠣を頂いていることが分かる。そして、噛むほどに混じって広がる旨味とエキス。そう、これが食べたかったんだ。
そのまま食べて、レモンを絞って。そして、牡蠣殻にたっぷりと装われるタルタルソースをつけて。この自家製のピクルスがたっぷりと入ったタルタルソースも好きなんだ。
途中、これで今シーズン最後だろうなとしんみりしたが、食べ終わると、それを超える満足感に満たされる。はぁ、今日は来られて本当によかった。また来シーズン、会えるのを愉しみに。
【お店情報】
築地 蜂の子 築地1-5-8 地図
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