鳥ぎん やきとりランチ (荻窪)
焼鳥気分。夜ならば、幾つも好きな店もあるし、テイクアウトの焼鳥店も多い。けれども、店で焼鳥を食べたいんだ。夜の店の数に比べると、圧倒的に昼に営業している店が思いつかない。あるのは、そうだ。銀座に本店のある鳥ぎんの荻窪店。支店ではなく暖簾分けと聞く。本店も老舗だが、こちらも創業50年を超える古い店。荻窪駅北口の一角。古い香りを残すエリアのある良店の一つ。
12時前に伺ったが、やはり鳥ぎん。釜めしを求めるグループでテーブルは満席。焼鳥をツマミに呑んで、釜めしをという方もいらっしゃる。釜めしは名物だが、注文してから20分ほどかかるし、今日の目当ては焼鳥だし、やきとりランチをお願いする。たれか塩かのいずれかで5本。内2本ほど内容が違う。ご飯ということもあるし、ここならたれだ。
もやしの和え物と漬物が届いて、その後やきとりが届く。シュッとした洗練された佇まい。やきとりにねぎま、獅子唐と正肉の「はさみ」に、レバーとつくね。肉の旨さはもちろんだが、甘さを抑えたキリッとしたたれが好い。旨いご飯と赤出汁。それに漬物。漬物の旨い店は大好だ。
テーブルが2卓とカウンターが5席ほど。小体で古くはあるが、清潔で、良き焼鳥を今に伝えているところが素敵。荻窪の焼鳥と云うと、他の店に押されがちだが、この好さは是非続いてほしいと願う。
【お店情報】
鳥ぎん 荻窪店 上荻1-6-14 地図
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