ブーケ タマゴサンドイッチ (高円寺)

昼に夜にと飲んでいたGWを振り返って、今日は少し健康的にとおばんざいのランチを求めて向かったものの、店にはシャッター。定休日はなかったはずだが今日は休みか…。残念だけれど、それなら他。この辺りなら、せんなりでチゲか、先日伺って美味しかったスペインバルと考えていると、そういえば、ここはずっと気になっていた喫茶店の前。
新高円寺駅のすぐ近く。青梅街道沿いにあるブーケ。最初に見かけたのは夜の帰宅時間。こんな時間なのに、煌々と灯が付いていて、どうしたって目に入る。それに長く営業しているようだが、清潔で温かい雰囲気が見て取れたこと。ランチタイムなら、店頭にカレーやパスタのセットの案内が出るし、メニューに玉子サンドがあるのもチェック済みだ。
少し奥まったドアを開け「こんにちは~」と声をかけると、奥からおかあさんが迎えてくれた。おそらくご夫婦で切り盛り。マスターはカウンターの中で、ご常連の相手をしている。昼時のため、ランチメニューを持って来て下さったが、やはり玉子サンドが気になる。「ランチメニュー以外でも大丈夫ですか?」と聞いてみると、「大丈夫ですよ」とにっこり。
ラジオの音に混じって聞こえたのは、ゆで玉子の殻を割る音だろうか。行き過ぎる人を眺めながらぼんやりしていると、サンドイッチが届く。
これはまた、懐かしくもあり、カットの仕方などは個性的でもあり。そして、黄身を潰した香り。そう、こういうサンドイッチに飢えているんだ。シンプルで普通。そして、真摯だ。柔らかいパンと玉子、僅かなマヨネーズ。こういう普通が、稀有になっていくのだろうか。
聞けば、この地で50年以上。どうぞ末永く。またお伺いします。
【お店情報】
Café ブーケ 高円寺南2-20-2 新高円寺ビル1F 地図
| 固定リンク
コメント