三州屋 アナゴフライ定食 (銀座)
出社する日は、食べたいものがありすぎて悩ましい。定番の大好きなもの――、豚汁だったり、アジフライだったり、玉子サンドだったり、オムレツだったり――が思い浮かぶが、もう9月も中旬。夏も終わり。それなら季節が終わる前に、食べ納めておこうと、三州屋。カキフライが始まると、アナゴフライが終わるのだ。
注文をして待っている間、ホワイトボードをゆっくり眺める。海鮮丼やきんめの煮付けライス、アジ叩きなど、定番ものが並ぶ他に、「旬」の字と共に、秋刀魚の叩き、秋刀魚の塩焼きの文字が目に入る。うわ~、先に見ていたら、悩んだなぁ。特に秋刀魚の叩きは、三州屋では見たことない。
独りドキドキしている間に、アナゴフライが届く。しなやかな身に細やかな衣が美しい。齧り付くと、サックリとした衣の下から、眩しい白。噛むほどに、品のよい甘みや旨味がじんわりと広がって、あゝ倖せだ。それに、なめこの赤出汁と漬物も、しみじみと旨い。
12時を過ぎると、続々と客がやって来る。2階には2、3人連れの客がどんどん吸い込まれて行って、活気が戻ってきた様子。そろそろ夜にも来たいなぁ。そうだ、牡蛎が出始めることを狙ってみようか。
【お店情報】
三州屋 銀座店 銀座2-3-4 地図
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