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2022年11月11日

恵 きざみ (荻窪)

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暖かい日だが、温かい麺類の気分。食べたいのは刺激の強いものよりも、やわらかい出汁のうどんや素麺。そうなると、荻窪のうどんか、阿佐ヶ谷の半田そうめん。どっちかなぁと想像すると、ねぎと油揚げが入った絶妙な出汁を思い出して、それなら荻窪の恵だ。

カウンターが3席と2人卓が一つという小さな店。先客はなく、「こんにちは~」と暖簾をくぐると、「いらっしゃいませ」と女将さんが迎えてくれた。

うどんを茹で、油揚げや葱を調理。カウンターから見る厨房は、いつも緊張感があるが温かい。こうやって眺めている時間が好きだ。

「お待たせしました~」と届いたのは、もう馴染んだ白く透明な出汁と、たっぷりと入る葱が印象的なうどん。先ずは大好きな出汁と具を一口。やわらかくなった葱と、その甘味が染み出た出汁、それを吸った油揚げの絶妙なトライアングル。これだけ飲んでいたいとも思う一方で、これに豆腐を入れて肴にしてもいいなぁなんて想像もする。

うどんは太めの手打ち麺。コシやもっちりとした弾力と、噛んでいると小麦が広がってくるところが好きだ。やわらかいうどんで育ったから、やわらかいうどんがもちろん好きだが、この店でベクトルが違う旨いうどんを知った、思い入れのある店。カレーやかき玉なんかも気になってはいるが、きざみが好きすぎて、ここに来たら、ついつい「きざみ」と言ってしまっている。

【お店情報】
手打ちうどん 恵 天沼3-6-21 地図

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