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2023年4月12日

源氏 銀かれいの照焼定食 (荻窪)

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最初に「今日はこれ」と思ったのは、味噌汁だ。けれども、メインを張れるような味噌汁ではなく、今日食べたいのは、メイン料理に味噌汁の組み合わせ。それなら和定食だと、店が並ぶ荻窪駅の南口を目指す。

先ずは、源氏だ。魚が食べたいときに訪ねる店の一つ。店頭に出ている今日のランチメニューを確認すると、鯖塩焼きに、真鯛のかぶと煮、銀かれいの照焼など、どれも美味しそう。これなら源氏に入って食べるものを決めるのがよさそうだ。

暖簾をくぐると、相変わらずの賑わい。ちょうど空いたばかりのカウンター席を片付けてくれて、そちらへ腰を下ろす。さて、問題はここからだ。鯖は比較的食べる機会が多いから、真鯛のかぶと煮か、銀かれいの照焼か。かぶとの部分をほじるのも大好きだが、今日は照り焼きの味だと、銀かれいの照焼をお願いする。

しばらくすると、照焼が届く。これまた艶々として食べたい味に違いない。それに、わさび漬けが添えられているのが目に入る。嗚呼、飲みたくなるじゃないかと思っていたとき、誰かが頼んだお銚子が運ばれていくのが見える。それをここへ…と思うが、そういうわけにはいかないのだ。

気を取り直して銀かれい。箸を入れるとトロリとして、脂とタレが混じったところにご飯を口に放り込むのが大正解。こっくりした味が残るところに、件のわさび漬けを口にすると、すっきりとして、また照り焼きを呼ぶ無限ループ。納豆と山芋の小鉢に、小松菜のお浸し、サラダに漬物。そして、ご飯と味噌汁。副菜の多さも魅力の定食。店の活気も、店の方の働きぶりも気持ちよく、安心安定の頼もしい店。

【お店情報】
日本料理 源氏 荻窪5-23-8 地図

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