京Meshiトキヲ コトコト煮込んだ豚の角煮膳 (阿佐ヶ谷)

或る週末、阿佐ヶ谷一番街で昼を取った際に、オープンしているのに気付いた店。新しく建てられたビルの2階。外に出ているメニューを見ると、鯛茶漬けや牛かつ、京湯葉のお造りや、京都の日本酒などが並んでいて、なるほど、だから京Meshiなのか。
ランチメニューは、件の牛かつの他、豚角煮やさばの文化干し、若鳥の香味揚げなど。メニューに掲載された写真を見ると、店のウリの一つの角煮は、品の好くしかも玉子付き。よし今日はこれだ。ちなみに、注文したところ、ちょい呑みキャンペーンをお勧めされたけれど、丁重にお断りした(飲みたいのは山々だが)。
茄子の揚げびたしに漬物、ご飯と味噌汁と順々に運ばれてくるが、味噌汁の香りにドキッとする。堪らず一口飲んでみると、オクラのとろみがほんのりと効いて、とろりと喉から胃へと落ちる。この出汁の感じと温かさが堪らない。
そうこうしていると、豚の角煮が届いた。こんもりと盛られた角煮に大根、玉子にほうれん草。玉子は最後のほうに食べたいからと手前から移動させようとすると、煮玉子と思っていたのが、極やわらかいポードエッグ的な玉子。白身に切れ目が入ってしまい、中から半熟状の黄身がとろりとあふれ出す。嗚呼…。
玉子は失敗してしまったけれど、角煮や大根は、ほろほろとやわらかく、色味は淡いもののしっかりと味が染みて好い味わい。ちなみに、味噌汁は、オクラの他にとうもろこしもたっぷりと入って夏仕様。季節替わりが気になってくるというものだ。
【お店情報】
京Meshiトキヲ 阿佐谷南2-17-2 Libera Asagaya, 2F 地図
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