阿波や壱兆 田舎ぶっかけ (阿佐ヶ谷)

暦的にも、気温的にも、そろそろ夏も終わりそう。夏のうちに食べておきたかったものってなかっただろうかと考えてみると、思い浮かんだのが、阿波や壱兆の鯖缶トマトつけ麺だ。もう何年も前から気になっていたメニューで、先月、夏限定で復活したのを知ったんだ。
まだあるといいなと思って、店前で、おすすめメニューが書かれた看板を見ると、目当ての鯖缶トマトつけ麺が紹介されている。よし間に合った!と店に入ると、店の品書きには書かれていない。店の方に聞いてみると、昨日で売り切れになってしまったそうだ。うー、残念。
ならば、自分的に定番の田舎ぶっかけ。最近は、すだちそうめんや、鶏肉や鯛と薬味野菜を注文しがちだったから、久しぶりに。汁かけの半田そうめんに、鳴門わかめ、カニカマ、錦糸卵、椎茸煮が乗るそうめんで、店のオーナーの子供のころ、食卓によく出ていたものだそうだ。
彩りが豊かで、どんぶり一面に具がたっぷり乗るところも好きだが、兎角好きなのが、椎茸煮。甘辛く炊いてあって、そのまま具としても旨いし、出汁に椎茸の旨味が溶け出して、やわらかく少し甘くなるところも好い。もう一つ言えば、これをつまみにして飲みたいくらいだ。
口にしたときの、具とそうめんの一体感もいいし、半田そうめんならではの喉ごしともちもちとした食感もやはり好きだ。半田そうめんを食べられる店が身近にある幸せ。
【お店情報】
阿波や壱兆 バイパス店 阿佐谷南3-2-3 ローレルビル 1F 地図
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