かつ源 ヒレ・じゃが定食 (阿佐ヶ谷)
ちょうど昼頃にどしゃぶりの予報を目にして、これはかつ源に行くチャンスかもと考えた。以前から人気店だが、閉店が決まり、最近は入れそうな気がしない。けれどもこの雨なら、外に出る人はいつもより少ないだろうし、傘をさしてまで並ぼうとする人はもっと少ないはず。そう思ってやって来ると、店内に待っている人はいるが、自分も店内で待てる様子。それなら今日は待とうじゃないかと座って待たせてもらうことに。
待っていて気付いたのは、テイクアウトの多いこと。特に、近隣の企業や官公庁からの10~20個ほどのまとまった弁当の予約。なるほど、天気が悪いとこういうこともあるのか。特に予め作っておくのではないから、料理の提供がいつもより遅れているそう。それでも、昼休み時間中には帰れそうだ。
結局30分ほど待って、憧れのヒレ・じゃがとご対面。ヒレとポテトコロッケの盛り合わせ。ちなみみ、なぜ、「ヒレコロ」じゃないかと言えば、ここで「コロッケ」とはクリームコロッケのことだから。
ヒレ・じゃがも、ヒレメンチ同様に、ヒレカツ3枚とポテトコロッケ1つという中々のボリューム。先ずは3枚あるヒレカツをつまんで口に運ぶと、サクッと軽やかな衣の中から、やわらかいヒレ。きめ細やかで旨味と後味の軽やかさが好い。
そして念願のポテトコロッケ。こちらは軽い衣から、滑らかなじゃがいもがとろりと。味付けはじゃがいもの味わいが分かるほどシンプルだが、熱々で美味い。サクサク熱っとろとろのトライアングル。少しソースをかけても好い。
食べている途中聞こえてきたのは、イカフライを食べているのに、テイクアウトでイカフライを注文する声。そんなに好きになるほどなのか…と気になって来る。とは言え、結局このどしゃぶりでも、傘を差しながら待つ人もいる状況で、次入れる確証はない。
口当たりの優しい千切りキャベツに、美味しいご飯と味噌汁に大根と胡瓜の漬物にもファンが多い。見事な接客も含め、町で愛される店は、こんなに混雑していても変わらず気持ちがいい。閉店は12月29日。箸袋の裏に「阿佐ヶ谷の3つ星目指して歩んでる」と書いてあったが、もうすっかりみんなの3つ星。
【お店情報】
かつ源 成田東5-35-12 地図
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