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2024年6月16日

糸庄 もつ煮込みうどん (富山)

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金沢から、旅の終着地である南魚沼まで車で向かう途中、どこで昼をとろうかと考える。昆布好きとしては、昆布締めなども考えたが、どうしたって酒がほしくなる。だから、酒がほしくうならなそうな富山料理ってないだろか。それで思い出したのが糸庄のもつ煮込みうどんだ。

糸庄は、煮込みうどん専門店。名物のもつ煮込みうどんは、富山のソールフードと言えるほどに、長く愛されているそうだ。ロードサイドにある本店は、季節を問わず、日中は行列が絶えないと聞く。実際に店の前に行ってみると、店の外には30人ほどの行列。ランチタイムのピークを少し過ぎた時間。ゴールデンウィーク中とはいえ、これは確かな人気ぶり。

こんなこともあろうかと、支店があることを調べてきた。本店近くのアピタの中にあるアピタ店。本店の趣のある店内にも興味はあるけれど、いつでも来ることができるわけではない。食べることを優先だ。

アピタ店に来てみると、こちらにも待っている方がいらっしゃったが3組ほど。ぐるりと散歩をしていると、あっという間に店内に案内された。テーブルや椅子は簡易だけれど、周りは、小さい子供連れのご家族や、年配ご夫婦、地元の同級生らしい3人組。むしろ、こういう気軽さが好い。

お願いするのは、もちろん、もつ煮込みうどん。しばらく待っていると、スープがグツグツを沸き立つ土鍋が運ばれてくる。目の前に置かれた土鍋から届く湯気は、味噌と仄かなニンニクの香りでそそる。

具は、もつの他、海老天や富山の赤巻(かまぼこ)、えのきだけ、葱など。先ずはスープを一口飲むと、もう美味い。出汁ともつの旨味やコク、一方でもつの独特の感じはない。それではと、もつを頬張ると、やわらかくてぷりぷりとろり。丁寧な処理が分かるというもの。うどんは、氷見の滑らかなうどん。スープや具材が個性的なのに、煮込まれても全てを受けれ、さらにつるつるもっちりとした特長を出せる嫋やかさ。並んでも食べたい気持ちも納得の美味しさ。特に、寒い冬は格別だろうな。

本店前にはもつ煮込みうどんの、訪ねたアピタ店には、もつ煮込みの自動販売機がそれぞれあり、それを自宅で楽しんでいる方もいらっしゃるよう。富山に来たら、これをまた味わいに。

【お店情報】
糸庄 アピタ店  富山市上袋100−68 地図 

 

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