青松 よだれ鶏 (阿佐ヶ谷)

外に出るとこれは危険と思うような暑さに、アーケードを通って駅前までやって来る。途中、人気のたい焼き屋では、珍しくシャッターが閉まっていると思ったら、厨房が高温になりすぎるから、従業員の健康のために今日は休業するという張り紙。
アーケードの中は店内流れてくる涼しい風もあって、冷たい麺しか思いつかなかった頭も少し冷静になって来た。頭を過った冷やし中華が人気の店に、たしかランチによだれ鶏がなかっただろうか。辛味と酸味が今ほしい。
冷やし中華を始め、たびたびメディアに取り上げられるため、夏は特に混みあう店。入れるだろうかと覗いてみると、今日は意外に余裕があって一安心。ランチメニューを見ると、最初によだれ鶏の文字。落ち着いて周りを見渡すと、お隣の方も、斜向かいの方もよだれ鶏。
程なくして、料理が届く。よだれ鶏を中心にご飯に玉子スープ、漬物にデザートで一揃え。こんもりと盛りつけられた鶏肉に、ソースの赤みが食欲を誘う。口にするとしっとりとやわらかい鶏肉に、辛さと酸味、それと胡麻やナッツなどのザクザクとした食感が堪らない。今日食べたかったのは、こういう味。
よだれ鶏は定食だけでなく、よだれ鶏冷麺もあって、そちらも人気の様子。確かに、このソースは麺にも合いそう。夏のうちにまた来よう。
【お店情報】
青松 阿佐谷北2-13-4 地図
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