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2024年7月28日

あて巻きと肴 (荻窪)

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阿佐ヶ谷で人気のやきとん店の2号店は、海鮮系の肴と、ツマミにも〆にもなるあて巻きが魅力の新店。

阿佐ヶ谷で人気のやきとん店の2号店は、海鮮とツマミにも〆にもあるあて巻きが魅力。荻窪駅の西口にオープンした、あて巻きと肴。阿佐ヶ谷で人気のやきとん瑞貴の2号店だが、こちらはやきとんではなく、酒のアテにもなる細巻きと肴がメインの店。

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初めて伺った時、どんな感じの肴が出るんだろうとワクワクしていると、先ずお通しとして出されたのが、ぷっくりとした蛍烏賊のさっと煮。こんなの出されたら、次に出てくる料理が楽しみで仕方がない。

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次に出てきたのが、お願いした好物の南蛮漬け。揚げ立てのところをサッと漬けたもので、ふっかりとした魚の旨味も然ることながら、和え酢の塩梅や、シャキシャキとした食感を残した野菜も好い。

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それに、品書きで気になった烏賊の昆布締めが、また素晴らしかった。昆布で〆てねっとりとした烏賊は、ギュッと旨味が詰まって、噛むほどに烏賊と染み込んだ昆布の旨味がじわり。そこへ柚子がふんわりと香る乙な味。

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別の日に伺った時、品書きにアジフライを見つけて、よし、今日はこれで呑むぞと思っていたところ、お通しとして届いたのは、揚げ立ての魚フライ。サクサクでふっかりとした口当たりもうれしいし、たっぷりと添えられたタルタルも薬味が利いて、これだけでも好いツマミ。

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ぬたが好きで下足も好き。それでお願いした葱と下足のぬたは、サラリとした和え衣にハッとする。味噌の風味もやわらかく、特に、千切りにした葱の和え衣との相性がバツグンで、暑い季節に好い味わい。

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ついつい昆布〆めが好きで頼んでしまうが、今回は松かさ鰈。こっくりと味が入った松かさ鰈の噛んでじんわり沁みる美味しさをそのまま楽しむものいいし、添えられた薬味を加えて楽しむも良し。これにはやっぱり酒と共に。

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さて、あて巻き。定番もあれば、仕入れ次第のあて巻きもあって、ある日お願いしたのは、山椒昆布のあて巻き。山椒昆布だけでも、酒にも米にも合うが、タレと山葵も一緒に巻き込んで、細巻だけれど確かにあて。

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また別の日は、〆鯖とガリのあて巻きを。〆鯖の脂とガリの酸味や辛味は鉄板の組み合わせだけれど、この鯖は脂の乗っているのでと山葵を効かせてあって、よりあて感の強い罪な味。酒を飲み始めると米を食べることはほぼないが、ここのあて巻きなら、ついつい頼んでしまいそうだ。

本当は定番メニューとしてある出汁巻きも食べたいけれど、他の肴が魅力的でついつい後回しにしてしまうほど。気軽さとその雰囲気に似合いの美味しさが心地いい。季節が変わるとともに、どんな肴やあて巻きがいただけるか、今から楽しみなのだ。

【お店情報】
あて巻きと肴 荻窪5-16-20 荻窪ダイヤモンドマンション 102 地図

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