いな穂 カキフライ (築地)
今日は12時半頃に築地。後ろの予定があるから、のんびりとはしていられないけれど、せっかく築地にいるならば、食べたいものが沢山ある。中村家で鍋もいいし、久しぶりに紅蘭で盛り合わせとか。長生庵では、牡蠣そばが始まっているらしいし、ふじむらのカキフライも気になる。
まだ、昼休み時間だから、どの店も混んでいるかもしれないなぁ…と思いながら、先ず足を向けたのが、いな穂。同じ通りにあるふじむらの2号店。とは言え、いな穂は、前のふじむらの場所にあって、大将もこちらにいらっしゃる。だから、初めてというのに、むしろ懐かしい感じがする。
ふじむらといえば、この時期の楽しみは、大きなカキフライだが、いな穂も同じ。但し、限定20食。心配しながら聞いてみると、まだ残っているということで一安心。
「揚がったよ~」という声が聞こえると、ほどなく定食が届く。3種類の小鉢に味噌汁。それに、カキフライはやっぱりこの時期でもビックサイズ。長さも太さもたっぷりとして堂々たる大きさ。箸で持ち上げてみるとずっしりと重いし、口に入りきらない太さ。
ようやっと齧り付くと、カラリと揚がった香ばしい衣の下から、ジュッとエキスがしみ出して、噛みしめると、火が入ってギュッと締まった身がブリンとその存在を主張する。そうそう、このジューシーさが、ここのカキフライ。そのままガブリ、その後に芥子。レモンにタルタルと楽しみ方も多種多様。
野菜に煮物に冷奴、切干大根、備え付けの漬物と、副菜の豊富さもうれしいところ。今の時期でこの美味さ。寒くなったら、また来なくては。
【お店情報】
いな穂 築地2-14-12 B1 地図
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