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2025年6月22日

スタンドバルとタナカ (荻窪)

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気軽な雰囲気と美味い料理に上機嫌

荻窪北口の線路と青梅街道の間にある雑然と飲食店が立ち並ぶ中州のような一角。以前、大好きなサカナとタカナIriguchiがあった場所に、「スタンドバルとタナカ」が今年4月オープン。「サカナとタナカIriguchi」の姉妹店で、1階は店名のとおりに立ち飲みだが、2階にはテーブル席もあって、ゆっくりと楽しむことも出来るのは以前と変わらない。

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立ち飲みながら、軽いツマミから前菜、パスタ、肉料理まで、一人でもサイズを気にせず楽しむことができるのが魅力。しかも、どの料理も一品一品が驚くほど美味い。ある日、さっと出てくるだろうと思ってお願いした茄子のカポナータは、酸味の塩梅が好く、輪郭のはっきりした味わいにハッとする。

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同じく、さっと出てきそうな「きびなごカルビオーネ」なら、南蛮漬け7似て、野菜の風味と魚介の旨味と、ジュワッと広がる酸味と仄かな甘みが呑み心をくすぐる。

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旬の食材に敏感なのも魅力的だ。初めて訪ねた4月には、ホタルイカのフリットに惹かれる。口にしたときの食感とかを想像して。口にして、軽やかな衣から身が弾けて、身の美味しさと腸の旨味が広がるところが、想像以上で堪らない。赤パプリカやナッツを使ったソースも見事。

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5月に伺ったときは、花ズッキーニフリットを見つけた。季節ものの花ズッキーニも好いし、自家製のリコッタチーズを入れているというのも気になる。ナイフを入れるとサクッと軽やかな音。噛めば、爽やかな酸味と香ばしさが弾ける。身の部分のフリットは、カリッとからのジューシーさが魅力。また、ジェノベーゼソースがとても好い。

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肉料理も食べてみたいとお願いしたのが、牛もつのアラビアータ。トリッパだけではなく、ギアラなども複数の内臓が使われていて、深みのある旨味が堪らない。先ほどのフリットの食べ終えた皿を下げる際、「これ、アラビアータに合いそうですよね」と、皿を残してくれたりする柔軟さも楽しさの一つだ。

訪ねるたびにお客様が増えていて「やっぱりな」と独り言ちる。夏の料理もいただきたいが、メニューの入れ替わりが早いので、食べたいと思ったら今!がおすすめ。

【お店情報】
スタンドバルとタナカ 上荻1-4-4 地図

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