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2025年6月 4日

魚と酒 三原 天然ひらめ天ぷら定食 (銀座)

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今日は魚。刺身というより、焼き魚や煮魚がいいし、フライも捨てがたい。さて、どこで食べようか。銀座ならば、まず思いつくのが三州屋。でも、他にどこかなかっただろうか…とつらつらと考えていると、「三原」の文字が浮かんだ。入口が狭いビルの地下1階にあるため、少し見つけにくいが、一度足を運べばファンになる人も多い、魚料理を中心とした店。

以前は、かつを立田揚げやいわし塩焼きをいただいた。どちらも美味しかったし、定食につく大きな器で提供される「あら汁」が、これまた見事だった。さて、今日は何があるだろう。

ビルの前に置かれた黒板を見ると、刺身に目光のフライ、生まぐろ丼、すずきオイル焼きなど、10種類ほどが並ぶ。その中でもひときわ目を引いたのが、天然ひらめ天ぷら。この店のこと、きっと刺身で食べられるものを天ぷらにするだろうなんて想像したら、もう気持ちは決まっていた。

小体な店は、すでにご常連の方でかなりの賑わい。空いていた席に滑り込み、、すかさずひらめ天ぷらをお願いする。ほどなくして、件のあら汁や、ひじきの煮物、漬物が運ばれてきたころ、厨房からは天ぷらを揚げる音が聞こえてくる。もう楽しみで仕方がない。

ほどなくして運ばれてきた天ぷらは、大ぶりのひらめが4枚に茄子が1つ。それにしても、見るからにふわっと揚がっていて美味しそうだ。店の方が「お刺身用のひらめを天ぷらにしているので、まずはそのままお召し上がりください」と一言。やはり刺身で食べられる魚だったか。

待ちかねて、ひらめの天ぷらを一口。サクサクした軽やかな衣を噛むと、中から立ち上がる湯気と熱、そしてしっとりふっくらした白身が顔を出す。噛みしめるほどに、品のよい甘さがじわりじわり。思わずうっとりとしてしまう美味しさ。茄子の天ぷらの美味しさも言わずもがな。

今日はここへ来て大正解。そして、まだ出合ったことのない「アジフライ」への思いは、ますます募るばかりだ。

【お店情報】
酒と魚 三原 銀座1-13-3 泰慈ビル B1F 地図

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