源氏 真鯛西京焼き (荻窪)

魚がメインの和定食が食べたいとき、先ず思い浮かぶのが荻窪の「源氏」だ。荻窪の落ち着いた二階建ての一軒家ということもあって客席数は多く、それでも昼時には、行列が出来る人気の和食処。ランチタイムは魚料理が中心で、寿司に刺身、フライ、煮魚、焼き魚と種類が豊富で、今日みたいな気分の日にはぴったりだ。
刺身の盛り合わせや、海老フライやクリームコロッケの盛り合わせフライ、煮魚なら鯖味噌煮、焼き魚はなんだろう…と確認すると、今日は真鯛の西京焼き。西京焼きは好物だし、しかも真鯛とあらば、今日はこれだ。
冷たいお茶を飲みながら待っていると、料理が届く。あれ?思ってたのとちょっと違う。西京焼きは切り身を想像していたが、届いたのは小ぶりながらも尾頭付きの真鯛。立派な皿に盛りつけられて登場する。箸を入れると、西京味噌の仄かな甘い香りが漂う。口に運べば、香ばしさと品の良い甘さがじわり。ご飯との相性も抜群だし、日本酒にも合いそうだ。
定番のお浸しとサラダ、漬物に加えて、ふっくらしたしらすおろしが副菜にあるのもいい。
夏らしい和やかな光景も印象的だった。休暇中のスタッフが子連れでランチに訪れ、楽しそうに食事をしていた。『美味しいね』という子どもの声に、お店の方もニッコニコ。こちらまで、思わず気持ちが温かくなる。
【お店情報】
日本料理 源氏 荻窪5-23-8 地図
| 固定リンク


コメント