2025年6月 3日

レンガ ホットサンドセット (築地)

R0014808002

築地で午後2時。本当はもう少し早く自由になる予定で、長生庵で、そろそろ終わりを迎えるという「山椒おろしそば」を食べるつもりだった。けれども、時間的にもぎりぎりだし、肌寒くに温かいものが欲しくなる

とはいえ、この時間ともなると、通常のランチ営業をしている店はどこも閉まりかけている。それなら通し営業の店を…と考えたときに思い出したのが喫茶レンガ。ナポリタンやホットサンド、オムレッチトーストなどが人気の店。ランチタイムは混んでいて入れないかもしれないが、今の時間なら入れるかもしれない。

店に訪ねると、遅めのランチの方や打ち合わせの方で、ほとんどのテーブル席が埋まっている。空いていた隅の席に腰を下ろして、メニューを開く。気分は、久しぶりのホットサンドトーストだ。

ホットサンドトーストは、玉子の具を基軸に、ハム・ツナ・ウィンナーの3種類が用意されている。確か、以前はハムを頂いて、ウィンナーは先日食べたオムレッチトーストにも入っていたはず。ツナは、それ自体、最近食べてないし、サンドイッチの具としても美味しいから、こちらをお願いすることに。

セットのサラダとスープが届いて、しばらくしてコーヒーとホットサンドが届く。そうそう、この感じ。トーストされたパンの間には、ふわふわのオムレツと、ツナだけでなくトマトや玉ねぎ、レタス、胡瓜も挟んだ盛り合わせ。

トーストに挟まれた玉子はとろとろで、指で挟むと、とろりと溢れそうなほど。柔らかく温かく、そしてどこか甘さが感じられる玉子に、どこか懐かしさと目新しさがこみ上げてくる。ツナも野菜と合わさることで、フレッシュさと軽やかさが加わって心地いい。

いつもにこやかで元気なマスターとバイトの方のやり取りも楽しげで、こちらまで自然と気持ちが温かくなる。賑やかだが、どこか穏やかでやさしい雰囲気も、また一つのごちそうだ。

【お店情報】
喫茶レンガ 築地2-15-15 1F 地図

| | コメント (0)

2025年5月23日

セントル・ザベーカリー オムレツサンド (銀座)

R00146610022

どうしても豚汁の気分で「岩戸」の近くまで来たものの、遠目にも入口の前に人だかりが見える。がっかりしながら周囲を見渡すと、近くにあるセントル・ザベーカリーには、珍しく行列がないのが見えた。店内を覗いてみても待っている人の姿はなく、久しぶりにここでサンドイッチをいただくことに。

案内された席の隣は、海外からの旅行客と思わしき方が座っていて、テーブルには、ゆで卵をつぶしたタイプの玉子サンドが置かれている。それを見て、久しぶりに玉子サンドもいいなと思ったけれど、やっぱり一番好きなのは、オムレツサンド。焼きたてのオムレツを挟んだあの一品を思い浮かべたら、「やっぱりオムレツサンドだ」と心が決まった。

そう、久しぶりだ。このサンドイッチ。少し皿を動かしただけで、ふるふると震えるほどに柔らかい。厚くて柔らかいオムレツが落ちないように、慎重に手に取ると、パンに指が沈むほどの柔らかさで、きめ細やかでしっとりしなやかな質感。オムレツは半熟でもよく焼きでもない、まさに絶妙な火入れで、サンドイッチとして食べると、柔らかなパンと同じように、口の中でやさしく溶けていく。味、食感、口どけの見事な調和にうっとりする。

しかも今日の席からは、オムレツを作る様子をずっと見ることが出来て、なんとも有意義な昼休み。久しぶりだったが、やっぱりこのオムレツサンドは大好きだ。もう少し気軽に入れると嬉しいのだけれど。

【お店情報】
セントル ザ ベーカリー 銀座1-2-1 東京高速道路紺屋ビル 1F 地図

| | コメント (0)

2025年4月15日

ひなぎく 玉子サラダと生ハムのサンドイッチ (阿佐ヶ谷)

R0014228002

「ひなぎく」の玉子サンドが帰ってきたと聞いて、食べにいかなくてはと思っていた。「ひなぎく」は、在宅勤務中のランチや、休日の昼飲みにとたびたび訪ねている、頼りにしているカフェダイニング。カフェ利用はもちろん、アペロや夜の一杯にも向く使い勝手のいい店で、何を食べても美味しいのが魅力だ。

中でも、自家製のパンはおすすめの一つで、サンドイッチもすっかりファンだ。以前いただいた玉子サンドは、ゆで玉子を粗くつぶした玉子サラダがたっぷりと詰まった食べ応えのある一品だった。今回はそこに生ハムも加わって、さらにボリューム満点の内容になっているとのこと。これはお腹をすかせて訪ねなくては。

ランチセットは、日替わりのスープがセット。今日は人参と新玉ねぎのポタージュ。新玉ねぎの瑞々しさや甘さがじんわり広がる、春らしいやさしい味わい。

そして、待望のサンドイッチが運ばれてきた。想像はしていたが、それ以上のボリューム。粗くつぶしたゆで玉子が、たっぷり3個分くらいあるんじゃないかという迫力。大きく口を開けて頬張ると、マヨネーズを使っていないからこその軽やかさと強い玉子の風味。そして、生ハムの塩気と紫玉ねぎのシャキシャキとした歯ごたえと仄かな辛味が好いアクセント。これはワインが欲しくなる。

聞けば、来たる4月17日でオープン1周年を迎えるとのこと。これからの1年も、また足を運ぶのが楽しみだ。

【お店情報】
café & dining ひなぎく 阿佐谷南3-33-11-2 地図

| | コメント (0)

2025年4月 6日

マンマ・ランプレドット

R0013327004

こんな美味いものがあったとは。ぜひ阿佐ヶ谷での出店をお待ちしています!

続きを読む "マンマ・ランプレドット"

| | コメント (0)

2025年2月28日

ひなぎく 鶏むねのコンフィとキャロットラペのサンドイッチ (阿佐ヶ谷)

R0013926002_20250228190301

休日の昼にランチがてら飲みに行くことはあるが、平日のランチとしては少し久しぶりの「ひなぎく」。ランチにアペロ、カフェとしても楽しめるカフェダイニング。ワインに合うおつまみも魅力だが、パンがとても美味しく、平日のランチなら、サンドイッチもおすすめの一つ。

先日、店のInstagramで紹介されていた「ポトフとパンのセット」が気になっていたが、昨日、ポトフがとても人気だったようで、今日は売り切れ。それならば、サンドイッチだ。今日は4種類あり、まだいただいたことがない「鶏むねのコンフィとキャロットラペのサンドイッチ」をお願いする。

お待ちかねのサンドイッチは、たっぷりとしたサラダを添えて届く。葉野菜の上に重なるように並べられた鶏むねのコンフィ、その上にこんもりと盛られたキャロットラペ。ドレッシングやマスタードがパンに馴染み、全体を一つにまとめているところが好い。それに、外はカリカリ、中はもっちりとしたパンの美味しさも格別だ。

セットの日替わりのスープは、玉ねぎとベーコンのスープ。じっくりと炒められた飴色玉ねぎの甘みと旨味がじんわり。

メニューが季節に合わせて変わっていくのも「ひなぎく」の魅力の一つ。今日気になったには、蕗の薹のミニトースト。おつまみサイズのトーストで、蕗の薹を混ぜたバターを乗せたものだそう。聞いているだけで、ワインが欲しくなってくる。週末に改めて訪れようか。

【お店情報】
cafe&dining ひなぎく 阿佐谷南3-33-11-2 地図

| | コメント (0)

2025年1月26日

ぽえむマノアマノコーヒー スパイシー厚焼き玉子サンド (高円寺)

R0013489003
高円寺に、前々から気になっていた玉子サンドがある。近いものの、休日には行列が出来る人気店で、気軽に訪れるには少しハードルが高い。けれども、正月休みの時期、開店時間を狙えば入れるのではないかと思いついて訪ねてみることにした。

開店時間の10時少し前に店に着くと、既に数人が開店を待っている。このくらいの人数だったら大丈夫だろうと一安心しつつ、隣にある氷川神社に参拝して戻ると、既に店は開店していて、中は半分ほどの席が埋まっている状態。うわぁ、危なかったと胸を撫でおろす。

今は事業譲渡をして店主は変わっているが、創業は1973年。店は年がついて、柱や壁は飴色に染まり。で落ち着いた雰囲気を醸し出している。一方で、メニューには、写真映えしそうな季節のフルーツサンドやタルト、カスタードプリンなどが人気の火付けとなっているらしい。

けれども、自分の目当ては「厚焼き玉子サンド」だ。運ばれてきた途端に目を引くのは分厚い玉子の圧倒的な存在感。一切れつまんで口に運ぶと、玉子とパンはとてもシンプル。これに奥行きを生み出しているのがパンと玉子の間の黄色いペーストだ。これが、「スパイシー」たる所以で、カレー風味のスパイスが効いたみじん切りのらっきょ(おそらく)の仕事ぶりの素晴らしいこと。この組み合わせは新鮮ながら、どこか腑に落ちる味わい。

さらに、お供に選んだスパイスオレは、シナモンやクローブが香りが心地よく、余韻を残す深い味わい。これのオレを飲むためにまた来たいくらいに好み。

古さと新しさを見事に調和させた印象。厚焼き玉子サンドだけでなく、魅力に満ちた喫茶店。

【お店情報】
ぽえむ Mano A Mano Coffee 高円寺南口店 高円寺南4-44-5 地図

| | コメント (0)

2024年11月14日

Aola ブルーチーズカキフライサンドイッチ (荻窪)

R0013096002

今シーズンもAolaでカキフライのサンドイッチが始まっていて、食べに行かなくちゃと思いながらようやっと。カキフライのサンドイッチといっても、ソースや一緒に挟まれる具材が毎回違うから、今日はどんなサンドイッチに出会えるか、楽しみというもの。

カキフライのサンドイッチがない日もあるが、店前でメニューを確認すると、今日はある。ちなみに、ブルーチーズカキフライサンドイッチ。同じ名前のサンドイッチは昨年もいただいたが、前回とは絶対に同じものではないはずだ。

注文をすると、カキフライを揚げつつ、パンをトースト。キャロットラペやレタスなどを積み上げて具材をセットしたら、見事な手際でクルクルッと紙で巻いて、ナイフでザクリ。「お待たせしました」と色鮮やかなサンドイッチが届く。

鮮やかなのは見た目だけではなく、香りもそうだ。目の前のサンドイッチのカキフライから、牡蠣らしい潮の香りが鼻を擽る。堪らずガブリと齧り付くと、カキフライならではの牡蠣の旨味と香ばしい衣が広がって、その後ほんのりとブルーチーズの香り。ブルーチーズは薩摩芋のポテトサラダに混ぜてあって、カキフライとの相性はもちろんのこと、程よい香りと薩摩芋の仄甘さとも似合い。

ランチタイムは、サラダにスープがセット。野菜がふんだんに入ったミネストローネがまた美味しい。別の味のカキフライサンドも食べたいし、オムレツサンドやランチプレートも外せない。満喫するには、来る頻度を上げるしかないか。

【お店情報】
Aola 天沼3-30-41 地図

| | コメント (0)

2024年11月 4日

ひなぎく (阿佐ヶ谷)

R0012204001

ランチにアペロ、夜飲みにも。美味しくて使い勝手のいいカフェダイニング。

続きを読む "ひなぎく (阿佐ヶ谷)"

| | コメント (0)

2024年7月31日

ひなぎく たまごサンド (阿佐ヶ谷)

R0012027002

今年4月にオープンしたカフェダイニング「ひなぎく」。今月の頭に初めてランチで伺って、その後すぐに週末に飲みに行き、すっかり気に入ってしまった店。店のInstagramによれば、ランチセットのサンドイッチが変わって、玉子サンドが登場したという。もうこれはすぐに食べに行かなくては。

オープンの12時ぴったりに着くように向かうと、すでに先客が2人。その後も客が続いて、随分と認知されてきた様子。一人だと告げると、壁際のカウンター席を案内してもらう。前も座った落ち着く好きな席。

たまごサンドをお願いすると、先ず、セットのミニスープが届く。スープは日替わりで、今日は人参と豆乳のポタージュ。やさしい甘さとまろやかさ、それに、ミニというけどしっかりと量があるのもうれしい。

そして、届いたたまごサンドは、びっくりするほどボリュームたっぷり。ゆで玉子を粗くつぶしたものだが、3個分くらいあるんじゃないかという質量感。大きく口を開けて頬張ると、想像した以上に軽やかで強い玉子感。なるほど、フィリングにマヨネーズを使ってないんだ。そして、やはり自家製パンがとても美味い。

たっぷりとサラダやキャロットラペが添えられているのも、ランチとしてうれしいところ。カレーのランチも増えるなど、気になるものが益々増えて、これからが楽しみなのだ。

【お店情報】
cafe&dining ひなぎく 阿佐谷南3-33-11-2 地図

| | コメント (0)

2024年7月 2日

ひなぎく サバリエットのサンドッチ (阿佐ヶ谷)

R0011737001

或る週末、阿佐ヶ谷の人気蕎麦屋の一つ「やの志ん」の辺りで、いつもとは違う角を曲がってみようと路地裏に入ったところで、目に入ったのが「昼飲みできます」という文字や料理の写真。ランチセットもあるようで、先ずは昼に来ようと思っていたのが「ひなぎく」。

和風で古風な店名だが、ワインに合いそうなメニューが揃うカフェダイニング。庭付きの古民家を改装した雰囲気のある店内。外にも小さなテーブルが出して合って、軽いワインを飲みながらなんて、勝手に想像してしまう。

いやいや、今日は仕事中だからと、ランチメニューのサンドイッチに目を向ける。サンドイッチは、サバリエットに、鶏むね肉のコンフィと人参、ファラフェル、サーモンフライの4種類。どれも気になるけれど、好みを言えば、サバリエットだ。

運ばれてきたのは、サラダがたっぷりと添えられたサンドイッチと、日替わりのスープ。サンドイッチは、たっぷりとしたリエットに葉野菜やオニオンスライス。温めたパンの熱でほんのりと温まったリエットがパンと馴染んだところが好いし、野菜の食感や青味がいいアクセント。

サラダは葉野菜だけでなく、生マッシュルームとチーズのサラダや、キャロットラペも添えられているし、スープはケールとじゃがいもの冷たいポタージュと、手がかけられているのがとてもうれしい。パンも自家製だそう。

う~ん、これは本格的に飲みに来なくては。早めの夜もいいし、週末の昼とか。オープンは今年4月。楽しみな店がまた一つ。

【お店情報】
cafe&dining ひなぎく 阿佐谷南3-33-11-2 地図

| | コメント (0)

より以前の記事一覧