2025年3月31日

旬香亭 小海老のマカロニグラタン (丸の内)

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週末から一転して、冬に逆戻りした今日。こういう日のランチは、温まる料理に限る。確か、宿題にしていたグラタンがあったはず――。そうだ、丸の内の旬香亭だ。以前、ハンバーグとフライのランチをいただいた際、グラタンも気になっていたのを思い出した。

旬香亭に向かうと決めたとき、もう一つ思い出したのがカキフライだ。前回、カキフライが単品でトッピングできるのを見かけたが、冬場には、カキフライのセットもあるという。まだ提供しているだろうか。もし間に合うのであれば、ぜひ食べてみたい。

行列が出来る人気店で、前回も少し待った。今日は少し急ぎ足で向かったところ行列はない。一人だと告げると、2人用のテーブルがちょうど一卓だけ空いていて、そこへ滑り込み。

テーブルにはカキフライのメニューがあり「間に合った」と思ったのもつかの間、店の方がメニューを回収。どうやら今日の分のカキフライは売り切れてしまったらしい。残念だけれど、それならばマカロニグラタンをお願いしよう。

セットのサラダとポタージュスープが運ばれきたら、もうすぐグラタンが届くという合図。しばらくすると、こんがりと焼けたチーズの芳ばしい香りとともに、待ちわびたグラタンがやってきた。見た目からしてクリーミーなソースにスプーンを入れると、湯気と共に、香りが一層強くなる。ソースは滑らかで濃厚。そのソースが絡んだ海老は小さいながらもぷりぷりで存在感たっぷり。それにもちもちのマカロニの食感も心地いい。気が付けば夢中で食べ進めていた。

こうなると、何を食べても確実に美味しい気がする。カキフライは次のシーズンの楽しみにとっておいて、次はアジフライとポテトコロッケのセットかな。次訪ねるのが、また楽しみだ。

【お店情報】
目白 旬香亭 丸の内店  丸の内3-2-3 二重橋スクエア B1F 地図

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2024年12月 5日

旬香亭 ハンバーグ&フライ (丸の内)

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洋食のハンバーグが食べたかった。ふっくらしたハンバーグに、艶やかなデミグラスソースをたっぷりとかけて楽しみたい。銀座なら洋食店が数多あるが、ふと思い出したのが「旬香亭」だ。目白に本店を構える人気洋食店で、その姉妹店が6月に丸の内にオープン。機会があったら行ってみたいと思っていたが、ランチライムなら行列必至だろうと二の足を踏んでいた。

時間は11:45頃。いざ訪ねてみると待っているのはたった2組。これならさほど待つことはないだろうと行列に続くと、10分少々で席に案内された。

ハンバーグが入ったランチメニューは、「ハンバーグ&フライ」か「ハンバーグ&カットステーキ」の2種類。フライも洋食屋の醍醐味だからと、ハンバーグ&フライを注文。セットでは、味噌汁又はスープ、ご飯又はパンが選べるのも楽しい。

注文したスープはすぐに運ばれてきた。今日はコーンポタージュだ。口に含むと、濃厚なとうもろこしの風味と甘さに加えて、クリームの香りとコクが広がる。滑らかな口当たりで、食欲をさらにかき立てる味わいだ。

続いてメイン料理が届く。海老フライにコロッケ、山盛りのやわらかそうな千切りキャベツ。そして今日の目当てのハンバーグが皿の上で美しく並ぶ。やはり目を惹くのは、厚みがあってふっくらとしたハンバーグと艶のあるデミグラスソース。その見た目だけでも期待が高まる。ナイフを入れて一口頬張ると、しっかりとした肉感とふっくらジューシーな食感とのバランスが見事に調和。そしてデミグラスソースはほろ苦さとやわらかな甘味、コク味のまとまりの良さが印象的。

サクサクの衣とプリッとした食感が魅力の海老フライには、玉子感たっぷりのタルタルソース。コロッケなら、粗挽きの肉ととろとろのじゃが芋、そしてサクサクの衣が三位一体。小ぶりながら、一つひとつが丁寧に作られているのがよく分かる。

メニューにはグラタンがあったり、トッピングとしてカキフライがあったりと、食べてみたい選択肢がまだまだありそう。この時間ならそれほど待たずにすみそうだと分かったし、またぜひ訪れたい。

【お店情報】
目白 旬香亭 丸の内店 丸の内3-2-3 二重橋スクエア B1F 地図

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2024年9月26日

フジ(FUJI) ポークソテー (丸の内・有楽町)

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久しぶりにフジに来る。東京駅と有楽町を結ぶ新幹線の高架横にある一軒家の喫茶店。この辺りも再開発が進んで、すっかり見通しがよくなったこともあって、その存在感が増した気がする。

店内は、その立地や外観から想像するよりもずっと広く、近隣に勤めるサラリーマンの憩いの場だが、意外に静かでエアポケットに入り込んだような感覚になれるし、食事メニューが豊富で、ランチを目指してくるご常連も多い店。ナポリタンやサンドイッチ、カレーにドリア、ハンバーグ。以前の記憶にはなかった日替わりメニューも。

今日久しぶりに来た理由は、メニューにポークソテーを見つけたこと。生姜焼きもあるというのがポイントで、厚切りの一枚肉のソテーに合えるのではないかと思ってのこと。

店に入ると忙しそう。聞けば、厨房の人数がいつもより少ないそう。少し時間がかかるかもというが、今日のところは問題なし。先にコーヒーを貰って、本を読みながら待っている間も、続々とご常連がやって来る。

しばらくして届いたポークソテーを見て、来てよかったと確信する。1cmはありそうな厚みと大きさもあるポークソテーに、これまたたっぷりと添えられたサラダ。ソテーには、デミグラスソースに生クリームがかけられていて、肉のボリュームに負けない味わいなのはもちろん、ご飯と合うというのが喫茶店的で好い。

すっかり忘れていたが、今では珍しい全席喫煙可。多少煙草に匂いはするが、このポークソテーに惹かれて、また伺ってしまいそうだ。

【お店情報】
フジ 丸の内3-7-2 地図

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2024年8月22日

祢保希 週替わり定食 (丸の内)

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出社して、どこでランチを食べようかと楽しみにしていたのに、もうすぐ昼休みという時間帯。ゴロゴロと雷の音が聞こえてくる。外を見ると、傘を差してもずぶ濡れになりそうな土砂降り。天気予報によれば、30分ほどすればやみそうというが、短い昼休み。30分は待てない。

そんなわけで、傘を差さずに行ける店をあれこれと思い出して、向かったのは、丸の内マイプラザにある祢保希。鰹のたたきや皿鉢料理などを出す土佐料理店。もう随分と昔、悪天候の日にやってきた記憶がある。名物の一つという鰹のたたきは、成程という美味しさだった記憶があって、

ランチで人気なのは、昔と変わらず、平日限定の週替わり定食だそうだ。週替わりは、鰹のたたきにもう一品メイン料理がつく定食。今週は、鶏の竜田揚げか、茄子のはさみ揚げ。

運ばれてきた膳は、皿が所狭しと並べられた充実の内容。鰹のたたきと、茄子のはさみ揚げの他、茶碗蒸しにひじきの煮物、店で販売もされている鰹フレーク、ご飯に味噌汁、漬物。

鰹のたたきは、大きさも厚さも立派なもの。むっちりとしたも身を嚙みしめると、旨味と共に、炭の香りがふわりと立つ。茄子のはさみ揚げは、挽肉を挟んで揚げた銀餡仕立て。茶碗蒸しなら、つみれや玉蜀黍が入っているのが新鮮。忙しいランチタイムだけれども、しっかりとした仕事ぶり。

食事を終えて店を出ると、長い行列。ビジネス街で、生憎の天候に地下直結ということもあるだろうが、料理の安定感にも人気の秘訣がありそうだ。

【お店情報】
丸の内 土佐料理 祢保希 丸の内2-1-1 丸の内 MY PLAZA B1 地図

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2024年5月30日

サイゴン ブンチャーゾー (丸の内・有楽町)

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出社したら、昼はこれと決めていた。サイゴンのブンチャーゾー。ブンチャーゾーは夏の楽しみ。この店で初めて食べて嵌ってしまったベトナムの麺料理。以来、いろいろなお店でいただく機会が増えたが、一番好きなのはこの店の味。

ブンチャーゾーは、素麺のような細く丸い米麺「ブン」に、揚げ春巻を載せた冷たい麺料理。冷たい麺に甘酸っぱいタレがさっぱりとして夏っぽいが、パリパリの皮に、豚挽肉、海老ミンチ、春雨、木耳、椎茸などがみっちりと詰まった揚げ春巻きに、甘辛く厚みのある豚肉までのって、ボリュームとスタミナ満点。

一方で、野菜やなますも入って、暑さに負けないバランス食。ナッツの食感や芳ばしさ、香草の爽やかな香りも手伝って、大皿にたっぷりと装われているのに、いつもあっという間にペロリと平らげてしまうんだ。

伺ったときはまだ余裕があったが、12時を過ぎると引きも切らずに客が来る。有楽町ビルヂングから、東京国際フォーラムに移転したが、もうすっかりと周知された様子。今年の夏もお世話になります。

【お店情報】
サイゴン 有楽町国際フォーラム店 丸の内3-5-1 東京国際フォーラム B1F 地図

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2024年4月 1日

サイゴン 鶏もも肉の香り焼き (丸の内・有楽町)

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有楽町ビルの建て替えのため、店を閉めたサイゴン。国際フォーラムへ移転予定と聞いていたが、先月、移転オープンしたと知って、久しぶりにとやって来る。地下1階の昔レバンテがあった場所。有楽町ビルの店も地下だったが、こちらは日差しがたっぷりと入る造りで、明るさが心地いい。

一方で、テーブルや椅子はそのままだし、店の方も見知った方がいらっしゃって、本当に移転したんだという安心感。メニューも変わらないようで、一番のお気に入り、鶏もも肉の香り焼きをお願いする。

料理の名前のとおり、運ばれてきた途端に、香辛料の好い香りがふわりと漂う。そうそう、この香り。久しぶりだ。それに、皮目の焼き色の素晴らしいこと。スイートチリソースも付いているが、そのままでも美味しい風味と味付け、それにパリパリとした食感のアクセントでご飯も進むが、どうしたって、ビールが欲しくなる。

香り焼きの下には、色鮮やかな青梗菜。サラダ、生姜の効いた椎茸と春雨たっぷりのスープ付がセット。

隣の方も、「メニューも変わらないねぇ」なんて言いながら、人気のフォーと春巻のセットをオーダー。好きな店が日常に戻ってきた。

【お店情報】
サイゴン 有楽町国際フォーラム店 丸の内3-5-1 東京国際フォーラム B1F 地図

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2020年10月 8日

菊亭 牡蠣の天ぷら定食 (丸の内)

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毎年愉しみにしている牡蠣料理を出してくれる店の前を通っては、もう出ているだろうかと確認する今日この頃。前日、菊亭の前を通ったときも、季節限定の牡蠣の天ぷらが出ているかどうか確認。店前に置かれた通常メニューの他に、「牡蠣の天ぷら定食」を知らせるボード。これを見るだけでも、心が浮き立つというものだ。

一人だと案内されるのは、ほぼカウンター。けれども、今のご時勢だろうか。今日は広々と4人卓に通される。お茶を頂きながら、ゆっくりと待つ時間というのも悪くない。

さぁ、やって来た。牡蠣の天ぷら。まだ小ぶりではあるけれども、薄黄色の衣の下にあるぷっくりとした姿がよくわかる。堪らず歯を立てると、ジュッとエキスが溢れ出て、磯の香りがグッと立つ。中は程よくレアで、噛み締めるとジュワリと透明なミルキー感がやって来る。

そのまま食べるもよし、レモンや藻塩、カレー塩、天つゆと様々に楽しめるのも好いところ。蜆の味噌汁や胡麻風味のサラダも例年どおり。長く続く店らしい丁寧さと安定感。次伺う頃には、牡蠣も大きくなっているだろうか。想像するのも、また愉し。

【お店情報】
てんぷら菊亭 丸の内2-7-3 東京ビル TOKIA B1 地図

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2019年12月 2日

とんかつ繁 生姜焼定食 (有楽町・丸の内)

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有楽町の高架下。耐震工事が終わった場所には、続々と新しい店が出来ているが、ここ、とんかつ繁は、創業1972年という行灯を掲げる店。手軽で旨いとんかつが頂ける店として、サラリーマンに人気の行列店だ。

けれども、今日の目当ては、とんかつではなく、生姜焼定食(1,350円)。ダイナミックな肉厚の生姜焼きで、思い出したら堪らなくて、こんな雨の日なら入れるんじゃないかと思った次第。

12時前ということもあってか、先客はカウンターにお二人のみで、お好きなところにどうぞという珍しい光景。作るところも齧り付きで見学できるおまけ付き。届いた皿は、そう、これこれ。スライスした豚肉ではなく、とんかつに使う厚みのある肉を一口サイズにしたものを使った肉厚の生姜焼き。

噛み応えはあるが、やわらかく軽やかな肉質。生姜というよりも、醤油がキリッと効いた味付けで、ご飯が進む。それに、とんかつ屋らしくたっぷりと添えられたキャベツも食べ応え十分で、ついつい夢中になってしまう生姜焼き。三つ葉がたっぷり入った汁も好きだ。

店の方の愛想も好く、気軽でとても感じが好い。外はどしゃぶりの雨だが、心は軽やか、大満足。また来よう。

【お店情報】
とんかつ繁 千代田区丸の内3-6-10 地図

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2019年10月29日

菊亭 牡蠣の天ぷら定食 (銀座)

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こちらも毎シーズン愉しみ。菊亭の牡蠣の天ぷら(1,300円)。そろそろ出ているんじゃなかろうかとやって来たら、あるある、通常のランチメニューとは別に書かれた「牡蠣の天ぷら定食」を知らせるボード。これを見るだけで、心が浮き立つっていうもんだ。

一人だと案内されるのは、ほぼカウンター。板前さんが目の前で天ぷらを揚げている姿を見ることができる特等席だ。それに、揚げている音、香り。そろそろ自分のやつではないだろうかと、そわそわしながら待つのも好いもんだ。

さぁ、やって来た。牡蠣の天ぷら。まだ小ぶりではあるけれども、薄黄色の衣の下にあるぷっくりとした姿がよくわかる。堪らず歯を立てると、ジュッとエキスが溢れ出て、磯の香りがグッと立つ。中は程よくレアで、噛み締めるとジュワリと透明なミルキー感がやって来る。

そのまま食べるもよし、レモンや藻塩、カレー塩、天つゆと様々に楽しめるのも好いところ。蜆の味噌汁や胡麻風味のサラダも例年どおり。長く続く店らしい丁寧さと安定感。本格的に牡蠣の季節がやって来た感じがする。

【お店情報】
てんぷら菊亭 丸の内2-7-3 東京ビル TOKIA B1 地図

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2019年7月19日

ムーチョ モダン メキシカーノ ポーチドサーモン (丸の内)

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昨晩の愉しい酒のせいだろう。今日は、酸っぱくて辛いものが欲しくて仕方がない。タイ料理も頭を過ぎったが、何となくメキシカン。サルサソースっぽい味が食べたい。それで、やって来たのは、TOKIAのムーチョモダンメキシカーノ。明るくてフレンドリー、活気のあるメキシコ料理店。

ランチメニューも充実していて、タコスにチキンファフィータ、エンチラーダ、トスターダサラダ等々。うむ、悩む…。エンチラーダは好物だし、なんて思っていると週替わり(1,000円)のランチが目に入る。ポーチドサーモン。ソースがハラペーニョ・ラビゴットソースとあって、ピンと来た。食べたいのはコレ。

セットのスープとドリンクに続いて、料理が運ばれてきた。サラダにメイン料理のサーモン。フライドポテトと元気になりそうな黄色いライスのワンプレート。たっぷりと厚みのあるサーモンは、しっとり柔らか。そこに、フレッシュで爽やかな辛味と酸味がいいアクセント。香草もたっぷり添えられていて、そうそう、今日欲しかったのはこういう味。

丸の内にお勤めらしい方々で大盛況。次は、エンチラーダ気分のときに。

【お店情報】
MUCHO MODERN MEXICANO 丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 2F 地図

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