2021年12月14日

フォーハノイ ボーコー (阿佐ヶ谷)

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真冬のような寒さに、求めるのは温まるもの。近所の街蕎麦の鍋焼きうどんも気になっているが、以前フォーハノイに伺ったときに気になった、生姜のフォーを思い出した。温かいスープも然ることながら、生姜でぽかぽかになるかもしれない。

雨の中伺って、メニューを開くと、生姜のフォーはなくなっている。代わりに、季節限定メニューとして見つけたのが、ボーコー。ベトナム流のビーフシチューと紹介される料理。今はもうなくなってしまった銀座にあったベトナム料理店で、ボーコーのフォーを頂いたことがあって、とても美味しかった記憶がある。すっかり忘れていたが、今日はこれに出会うために、ここに来たのだと思う。

フォーボーコーもあるが、ボーコーにバインミーのセットもあって、今日はそちらをお願いする。一度食べてみたかったんだ。ボーコーにパンを浸したもの。ビーフシチューと云うが、スープはサラサラとして、八角やシナモンなどアジア的なスパイス感。西洋料理のシチューとは全く別物。そこにふわふわのバインミーを浸すとじゅわっと染みて、これは好い。バインミーも軽くて、ペロッと無くなってしまった。

定番のランチメニューも好きだが、すっかり季節限定メニューのファン。寒い季節の間には、これがまだあるだろうか。これでフォーも食べてみたい。

【お店情報】
フォーハノイ キッチン&カフェ 阿佐谷南3-2-3 地図

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2020年12月20日

ふるやま (南阿佐ヶ谷)

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好い蕎麦屋と聞いて約20年。ずっと気になってはいたが、このご時勢で始められたそばセットに惹かれて初訪問。これが、こちらが心配になる程の素晴らしさ。

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2015年10月13日

ISE-UDON BAR 伊勢物語 永光卵の天ぷらうどん (銀座)

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伊勢うどんのみなみ製麺のFBページで、銀座に伊勢うどんを出す店が出来ると知る。しかも、都内で販売されているのを良く見るロングライフ麺や冷凍麺ではなく、地元民に馴染み深いチルド麺(生麺)だという。それは食べに行かなくては!と早速やって来た。

 

場所は銀座六丁目。稲庭うどんの佐藤養助の斜向かい、或いは、泰明庵の裏あたり。新規開店を知らせる花輪が沢山並んでいて、呼び込みの店員さんも見える。ISE-UDON BARとあるように、店内は確かにバーらしい造り。けれども、11時から翌朝6時までという驚きの営業時間で、昼ごはんも食べられる。

 

あったらいいなと思っていた、普通の伊勢うどん単品というものはなく、いろんなトッピングが載った伊勢うどんに、松茸ご飯、サラダ、味噌汁がつくというセットのみ。伊勢うどんは、青葱と七味で食べるものが持論なもので、トッピングを外しやすそうなものから、永光卵の天ぷらうどん(951)をお願いする。

 

作るところを見ていると、確かに横綱ブランドの懐かしいチルド麺。慣れ親しんだ人なら興奮すること間違いない。ゆで上がった麺にたれをかけて、玉子の天ぷらをのせてやって来た。

 

そうそう。柔らかくもっちり感ある横綱のうどん。一味を持ってきてくれたのも嬉しいところだ。玉子の天ぷらは、予想外の2個付き。ご飯のおかずにしてしまったが、両方とも半熟。濃厚な黄身がとろりと流れて、伊勢うどんに玉子を入れて食べるのが好きな方なら、これもおすすめかもしれない。

 

伊勢うどんの他には、伊勢まぐろを使った肴メニューも揃っていて、夜の様子も気になるところ。願わくば、普通の伊勢うどん単品を出してくれると嬉しいけれど、兎に角、頑張ってほしいの一言。期待しています。

 

【お店情報】
ISE-UDON BAR
 伊勢物語 銀座6-3-7 AOKI TOWER 1F 地図

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2014年10月26日

一月家 (三重・伊勢)

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実家のある伊勢は、昨年、伊勢神宮の遷宮を迎え、過去最高の観光客数を記録する等、観光客で賑わってはいるが、それは伊勢神宮界隈のこと。20年前の遷宮の頃から、人の流れがすっかり変わってしまって、子供の頃繁華街だった商店街は、随分と閑散としたアーケード街になってしまった。

けれども、変わらず人が集う店があって、その一つが一月家だ。近所に住む人はもちろん、近くの工場に勤める方、母などは、ここを「湯どうふ屋」と呼んでいて、友人とたびたび訪ねているらしい。

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2013年9月 1日

虎丸/美鈴 (伊勢)


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今回どうしても行きたかった地元の2軒(ホントは3軒)。

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2011年7月28日

花大根 伊勢うどん (銀座)

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大学生になって伊勢の実家を出たとき、まず思ったことは、伊勢うどんが食べたいときに簡単に食べられないこと。最近は、むらからまちから館などで購入することもできるし、通販も充実してきて不自由することはなくなったが、それでも、外で食べられる場所は限られてしまう。

どうしても今食べたいと、向かったのは「花大根」。箸が充実した「銀座夏野」の地階。昔は同じビルにあった「池尾」で伊勢うどんが食べることができたのを覚えている方もいらっしゃると思うが、皆同じグループ企業による運営だ。

伊勢うどんのメニューは、野菜(800円)か和牛(1,000円)の小鉢付き。七味をかけ、ぐるりとかき混ぜて食べる伊勢うどんは、自分の好みよりもややしっかりしたタイプの伊勢うどん。地元でもやわらかさには好みがあり、それに応じて好きな製麺所があったりする。ちなみに、自分は山口製麺(リンク先音注意)派で、母はややしっかりめのみなみ製麺派だ。

なお、こちらの伊勢うどんは、通常は温泉玉子がのった状態で提供。「伊勢うどんはネギと七味」で育ったせいか、玉子がのった伊勢うどんが苦手のため、別にしてもらえるか訪ねたところ快諾いただき、その上、温泉玉子用の出汁醤油まで用意して下さるという嬉しい心遣い。

セットの野菜の小鉢は、胡瓜やオクラなど夏野菜をひんやりした出汁と合わせたもので、清涼感のある一皿。これらに、セルフサービスのサラダとコーヒー、シャーベット、更には、使った箸と「乾漆器箸」の引換券のお土産付きと、箸専門店らしいサービス付き。

【お店情報】
銀座 花大根 銀座6-7-4 銀座タカハシビル地下1階 地図 

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2009年10月12日

さめのたれ 

Samentare 昔から食べていたものが、実は地域独特のものだったなんてことは、よくある話。私の場合、うどんはタレで食べるものだったし、『さめのたれ』もそう。そのため、実家に帰ったり、母が上京したりするときに、食べたいと思うもの。先日、母の上京の折、『なんかほしいもん、ある?」というから、「さめんたれ持って来て」と頼んだ。

『さめのたれ』とは、鮫の干物。『伊勢の鮫食い』という言葉があるらしいが、伊勢・鳥羽地方では、古くからサメを食べる文化がある。鮫の肉をかまぼこ等加工して食することは一般的だし、生の鮫肉を焼いたり煮たりすることもあるらしいが、それが伊勢では干物。もともとは伊勢神宮へのお供え物が起源らしい。私の地元では『さめんたれ』と呼び、普通にスーパーで販売されていたから、普通に食卓にのぼっていた。

そんな『さめのたれ』は、塩とみりん干しの2種類。軽く炙って食べるのが一般的で、塩とみりん干しのどっちが好きかは、好みが分かれるところ。

塩蔵(冒頭写真)は古くから作られていたスタイル。身が厚めで、鮫肉を食べている感が強いのがこちら。肉質としては繊維が強く、キュュッと詰まった感じ。歯によく挟まったり。

Samenotare2 味醂干しの方は焦げやすいので、焼く際には要注意だが、香ばしい香りとしっかりと染み込んだ甘みがたまらない。

個人的には、味は塩。でも、炙ったときのみりん干しの香りは、『これぞさめんたれ!』で、結局甲乙つけがたいんだよな、これが。

甘いものや炭水化物が多い伊勢名物の中、酒呑みな方には、オススメのお土産。おかげ横丁では、たしか試食晩販売をしているハズなので、ぜひお試しあれ。

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2008年9月 3日

元地元民的 伊勢のオススメ

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本日より金曜まで、夏休みを頂いておりますので、銀座界隈ランチ記事はしばしお休みです。代わって、最近の食べ物ネタ、旅先での食べ物ネタをUPしていきます。

今回は、先週末実家に戻っていたので、そのときの話を。
実家に帰ると、どうしても食べたいもの、どうしても買って帰りたいものってありませんか?実家は三重県の伊勢なのですが、実家に帰ると、必ず食べるもの、買って帰るものをご紹介。

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2008年4月 6日

伊勢うどん

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定期的に食べたくなる伊勢うどん。というのも、私は伊勢の出身なもんだから。土曜日、まだ当時は半ドン(若い人には分からんかも)で、学校から帰ると、伊勢うどんなんてことがよくあった。土日のお昼の1/3くらいは、これだったかもしれないくらい。

そもそも、伊勢では「伊勢うどん」なんていわず、「うどん」といえばこの「伊勢うどん」のこと。うどん屋さんに入って、「おばちゃ~ん、うどんちょうだ~い」というと、普通に「伊勢うどん」が出てきたものだ。出汁をはったうどんは、月見とか頼まないと食べられなかった。

最近では、少しは世間に認知されるようになったけれど、伊勢地方以外で食べるのはまだまだ難しくて、よく購入するのが、有楽町にある「むらからまちから館」。ときどき売りきれていることもあるけれど、行けばあるという安心感はほんとにありがたい。おみやげ用のもの(伊勢で作ってもないし)だから、保存料などが入っていて、昔食べていたものとは少し違うのだけど、それでも十分だ。

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うどんを茹でて、たれをかけて、ネギをのっけて。好みで七味をふりかけて、全体をよくかき混ぜて食べる。黒くて辛そうに見えるんだけど、出汁が香って、うどんの柔らかさも手伝って、少し甘く、そしてやさしい。

インスタントラーメンより安くてね。私の子供のころは、スーパーで特売だと3袋100円なんて値段で売ってたから、必ずといっていいほど冷蔵庫に入っていたものだ。友達の家でもそう。ソウルフードだといっても過言ではないのだ。

数年前は、銀座でも食べられるお店があったのだけれど、なかなか気軽に食べられないんだよね。どっかで出してくれないかなぁ。切なるお願いです。

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2006年10月25日

伊勢うどん

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この方のうどん記事を読んで、伊勢うどんが猛烈に食べたくなったので。

私は伊勢の出身なので、うどんといえば「伊勢うどん」。
そもそも、伊勢では、「伊勢うどん」なんていわず、「うどん」といえば、伊勢うどん。
私は伊勢の出身なのだけど、小さいころ、うどん屋さんに入って、「おばちゃ~ん、うどん一つちょうだい」というと、普通に「伊勢うどん」が出てきたものだ。

最近では、少しは世間に認知されるようになった伊勢うどんだが、伊勢地方以外で食べるのはまだまだ難しい。
これは、有楽町にある「むらからまちから館」で購入したもの。
おみやげ用のものだから、保存料などが入っていて、昔食べていた懐かしい味のものとは少し違うのだけど、それでも十分だ。

うどんを茹でて、たれをかけて、ネギをかけて、お好みで七味をふりかけて食べる。

簡単で安い。私の子供のころは、スーパーで特売だと3袋100円なんて値段で売ってたから、必ずといっていいほど、冷蔵庫に入っていたものだ。また、外食するにしても、店屋ものをとるにしても、伊勢うどん。
そう、伊勢うどんは、伊勢地方のソウルフードなのだ。

で、地元で伊勢うどんの話しになると、必ず出るのが「あんた、どこのが好き?」である。
伊勢うどんと一口にいっても、麺、たれがさまざま。よって皆好みのうどん+たれの組み合わせを持っている。
たとえば、うどん。地元で支持が高い麺といえば、みなみ製麺(ブランド名「横綱」)と、山口製麺だろう。
ちなみに、私は山口派、母はみなみ派。山口のうどんのほうが、よりあの独特の「やわらかい」感じがある。

うどんを出す店にしても、これらの製麺所から仕入れているところ、自家製のところ、タレだけは代々受けついたものを使っているなど、千差万別。当然、うどんのコシ、やわらかさ、たれの醤油と出汁の割合、香りなど、店によって全く違うのだ。

だから、ときどき「伊勢うどん食べたけど、おいしくなかった」という話を聞くと、「もう一度、別の店で食べてみて。」と思う。私だって、あの店のは…と正直思うところもあるから。
あとは通販もおすすめ。上で書いた山口製麺もみなみ製麺も、取り寄せができます。いい世の中になったもんだ。

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