2024年12月 5日

旬香亭 ハンバーグ&フライ (丸の内)

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洋食のハンバーグが食べたかった。ふっくらしたハンバーグに、艶やかなデミグラスソースをたっぷりとかけて楽しみたい。銀座なら洋食店が数多あるが、ふと思い出したのが「旬香亭」だ。目白に本店を構える人気洋食店で、その姉妹店が6月に丸の内にオープン。機会があったら行ってみたいと思っていたが、ランチライムなら行列必至だろうと二の足を踏んでいた。

時間は11:45頃。いざ訪ねてみると待っているのはたった2組。これならさほど待つことはないだろうと行列に続くと、10分少々で席に案内された。

ハンバーグが入ったランチメニューは、「ハンバーグ&フライ」か「ハンバーグ&カットステーキ」の2種類。フライも洋食屋の醍醐味だからと、ハンバーグ&フライを注文。セットでは、味噌汁又はスープ、ご飯又はパンが選べるのも楽しい。

注文したスープはすぐに運ばれてきた。今日はコーンポタージュだ。口に含むと、濃厚なとうもろこしの風味と甘さに加えて、クリームの香りとコクが広がる。滑らかな口当たりで、食欲をさらにかき立てる味わいだ。

続いてメイン料理が届く。海老フライにコロッケ、山盛りのやわらかそうな千切りキャベツ。そして今日の目当てのハンバーグが皿の上で美しく並ぶ。やはり目を惹くのは、厚みがあってふっくらとしたハンバーグと艶のあるデミグラスソース。その見た目だけでも期待が高まる。ナイフを入れて一口頬張ると、しっかりとした肉感とふっくらジューシーな食感とのバランスが見事に調和。そしてデミグラスソースはほろ苦さとやわらかな甘味、コク味のまとまりの良さが印象的。

サクサクの衣とプリッとした食感が魅力の海老フライには、玉子感たっぷりのタルタルソース。コロッケなら、粗挽きの肉ととろとろのじゃが芋、そしてサクサクの衣が三位一体。小ぶりながら、一つひとつが丁寧に作られているのがよく分かる。

メニューにはグラタンがあったり、トッピングとしてカキフライがあったりと、食べてみたい選択肢がまだまだありそう。この時間ならそれほど待たずにすみそうだと分かったし、またぜひ訪れたい。

【お店情報】
目白 旬香亭 丸の内店 丸の内3-2-3 二重橋スクエア B1F 地図

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2024年11月27日

カルテット 国産若鶏のチキングラタン (荻窪)

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荻窪駅の北口、ことぶき通りの奥にあるカルテット。今年7月にオーナーが変わってリニューアルオープン。先日メニューもリニューアルしたという話を耳にして、確認してみるとグラタンがあるじゃないか。今日は少し温かいけれど、好物のグラタンと聞いたら、居ても立っても居られない。

メニューは通しメニュー。だから、パスタやカレー、オムライス、サンドイッチなどの食事から、サラダやから揚げ、フィッシュアンドチップスなどのアラカルト、デザートまで勢揃い。グラタンは、チキンとシーフードの2種類。うーん、今日はチキングラタンかな。それに、ランチタイム限定のミニサラダとスープのセットをお願いする。

先ず、サラダとスープが届く。驚いたのがスープ。カフェオレボウスほどありそうな大きさのカップに、オニオンスープがたっぷりと。しかもスープは、オニオングラタンスープのそれで、深い飴色で玉ねぎの甘みがじんわり。

そして、届いたグラタンは先ず焼き目にそそられる。ホワイトソースの中には、ゴロリと入る鶏肉とフジッリ。ねじれた部分にソースが絡むところも好い。シンプルだが、コク味と引き際が鮮やかで、ついついもう一口が欲しくなる。

いつもメニューにグラタンがある店の登場が実にうれしい。シーフードグラタンも食べてみたいし、寒い日時期、必ずやお世話になります。

【お店情報】
cafe and bar QUARTET 天沼3-30-42 地図

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2024年11月18日

ハーマーズグリル ラザニア (阿佐ヶ谷)

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ハーマーズグリルの今週の週替わりランチがラザニアと聞いて、絶対に食べに行こうと思っていたんだ。ハーマーズグリルは、阿佐ヶ谷駅の南口からから西へと延びる川端振興会にある人気の肉バル。ランチメニューも、ハンバーグにステーキ、件の週替わりももちろん肉推し。だからどんなラザニアが出てくるか、気になるというものだ。

気になって周りを見るけれど、カウンターの隣の方は、店で人気のチーズハンバーグ。とりあえず注文をして、楽しみに待つとしよう。

運ばれてきたラザニアは、中央に乗ったチーズ以外は、見るからに肉々しいソースがたっぷりと。スプーンを入れると、とろ~んと伸びるチーズの後から、ミートソースというよりも、ほろほろとほぐれる牛肉がふんだんに入ったシチューがたっぷりと。ホワイトソースはなし、パスタがかすむほどの肉バルらしいラザニア。添えてあるパンはお代わり自由というのもなるほどだ。

サラダにスープ、マリネや鳥ハム、みかんがついて定食としての充実ぶりもバツグン。週替わりはトンテキやビーフシチューのファンだが、ラザニアにもすっかりファン。これから登場が楽しみだ。

【お店情報】
Meat Kitchen HARMER's GRILL 阿佐谷南3-37-5エレガント阿佐ヶ谷 201 地図

【お知らせ】
以降の今週のランチ記事はお休みします。

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2024年11月 7日

蜂の子 カキフライ (築地)

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毎年10月の後半には始まっている蜂の子のカキフライ。例年どおりなら、もう今シーズンも出ているだろうとやって来た。店前に置かれているメニューを確認すると、思ったとおり。外から店の中を確認すると、空席もあり。意気揚々と店に入る。

注文をして、窓に面した一人用の席で待っていると、先ずランチサービスのスープが届く。今日は初めての赤かぶのスープ。淡い紫色もここのランチスープとしては珍しいし、蕪の風味とまろやかさが優しいスープ。

そして、お待ちかねのカキフライ。最盛期に比べれば、個体によって小さいものもあるが、大きいものは、半分にしても口に入りきらないくらいの立派な大きさ。頬張ると、軽やかでサクサクの衣と身自体の旨味とエキスが交じり合って、口いっぱいに広がる香りと旨味。やっぱりこれだ。

それに、牡蠣殻にたっぷりと装われる自家製のタルタルがまた魅力的。自家製ピクルスが食感と程よい酸味を与えてくれて、たっぷりつけても、重くならないところが好い。

そして、やっぱりカキフライが好きだと再認識。今シーズンも、寒さと共に、肥えて味わいが豊かになっていくのが愉しみだ。

【お店情報】
築地 蜂の子 築地1-5-8 地図

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2024年11月 4日

ひなぎく (阿佐ヶ谷)

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ランチにアペロ、夜飲みにも。美味しくて使い勝手のいいカフェダイニング。

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2024年10月25日

らせん屋 牡蠣のクリーミーグラタン (阿佐ヶ谷)

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牡蠣といえば、そろそろグラタンメニューが、「トマトと茄子」から「牡蠣」に変わっていないだろうかと思いついて、店のInstagramを見てみると、何と今日から牡蠣のグラタンになるという。呼ばれたようなタイミング。これは今日行くしかない。

扉を開ける前から、店の活気が伝わってくるくらいで、開けてみると、やはり多くの方がいらっしゃる。一人だと告げると、カウンターでよければと案内してくれた。一安心。

先ず、セットというには立派なサラダが届く。野菜も瑞々しくて、量もたっぷり。しかも、ドレッシングも2種類から選択可。

そして、お目当てのグラタン。目にも、牡蠣の存在が確認できるというのがそそる。フォークを入れて一掬い。ふわっと立ち上る湯気と香りが、もう堪らない。ふぅふぅと少し冷まして頬張ると、牡蠣だけでなく、牡蠣の風味を抱いたクリームソース、それをたっぷりと纏ったマカロニまでもご馳走。それに、仕上げの粗挽き黒胡椒が、少々大人の香りと味わいへの仕上げ。

食後には、コーヒーを頂いて大満足。今度は、アルコールが飲める時間に、ゆっくりと頂きにきたいなぁ。

【お店情報】
西洋食堂 らせん屋 阿佐ヶ谷店 阿佐谷北2-5-10 地図

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2024年10月10日

ツバキ亭 本日の日替わり (荻窪)

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今日の昼は何を食べようかと、よく伺う店のSNSで今日のランチメニューを見てみると、ツバキ亭の日替わりに、アジフライを発見。しかも、いつも美味いホタテフライ付き。それなら、今日はこれで決まりだ。

カウンター席に腰をかけると、目の前には、目当ての「アジフライ」の文字。鰺は長崎産か。美味しいよね、長崎の鰺。お水を持ってきたところで即お願いすると、程なくご飯を味噌汁が届く。

アジフライが届くのも早かった。厚みがありそうなアジフライが2枚に、ホタテフライ。そしてたっぷりと添えられたタルタルソース。もう美味いに違いない。

アジフライは、3枚に下ろした尻尾がついてない好きなタイプ。箸を入れると、サクッと軽い衣の音。そして湯気がふわりと立つ。堪らず口にすると、ふっかりしっとり。噛みしめるたびに、身の旨味とやさしい香りが口いっぱい。幸せの味。

ホタテフライも、いつもどおりの半生仕立て。鮮度の良さと甘さをしっかりと感じられる好物の一つにニンマリ。千切りキャベツと白スパ、ご飯、かきたまの味噌汁と見事な日本の洋食。

接客も良さも相変わらずで、会計時には小さなチョコレート菓子をいただいて大満足。美味しくて、手頃で、感じが好い。日常に寄り添う良店。

【お店情報】
洋食 ツバキ亭 上荻1-6-12 2F 地図

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2024年10月 9日

カフェ ストラーダ 煮込みハンバーグシチュー (荻窪)

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いきなり季節が進んだような肌寒さに、食べたくなるのが温まるもの。思いつくのは、やはりグラタンやシチューに、韓国系のスープや、ポトフとか。あれこれと思い浮かべてみると、少しご無沙汰しているカフェストラーダの煮込みハンバーグシチューだ。

カフェと名乗っているが、老舗洋食店から独立したお父さんと、バリスタの息子さんが営む店。だから、コーヒーだけでなく、洋食メニューも豊富で旨いのだ。中でも一番好きなのは、件の煮込みハンバーグシチュー。シチューにハンバーグというご機嫌なコラボだし、小鍋でクツクツと熱々の状態で運ばれてくるところが好きだ。

久しぶりだったからメニューを改めてみると、少し変わっているらしい。ランチメニュー自体は少し減った気がするが、自家製スープが新たに付いたり、ハーフサイズのケーキの提供も始まったそうだ。それに、煮込みハンバーグシチューには、目玉焼きトッピングが登場。

新たに追加されたスープは、野菜がふんだんに入ったトマトベースのスープ。熱々でトマトの旨味はある一方で、野菜の食感や風味が爽やか。

運ばれてきたシチューのソースがふつふつと湧いている様子を見るだけで、もう温まりそう。それに、ブラウンソースに、お願いした目玉焼きトッピングの黄身がそそる。

湯気が少し落ち着いて来たところで、ハンバーグにスプーンを入れると、もわっと上がる湯気とともに、空腹を刺激する牛肉やナツメグなどの香りが溢れ出す。堪らずハフッと頬張ると、熱さに一瞬怯んだが、程良い肉感とソースのコク味とほろ苦さが何とも好い。それに玉子の黄身が、まろやかにコク味を出してくれて、満足度が高くなった気がする。

何より、食べている間、ずっと温かくてほくほく。この温かさは正義だ。

【お店情報】
カフェ ストラーダ 荻窪4-21-19 荻窪スカイハイツ1F 地図

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2024年10月 4日

ぷちぽわ サーモンのポワレ (荻窪)

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洋食的な気分で、煮込みハンバーグが好きなカフェストラーダや、その流れでビーフシチューが美味しいぷちぽわを思い出す。ぷちぽわといえば、魚や肉料理も美味しいんだよなぁ…と思い出して、足を向けたのはぷちぽわ。

荻窪駅南側の路地にあるビストロ。お一人で切り盛りする店だが、丁寧に作られた洋風料理が旨い店。今日のランチメニューを見ると、サーモンのポワレに目が留まる。これきっと、好きなやつ。

店に入ると、カウンター席が1つ空いていて滑り込み。サーモンをお願いして暫くすると、サラダとスープが届く。美味しい自家製ドレッシングに、スープは温かいじゃがいもポタージュ。こういうのが沁みる季節になってきた。

届いたサーモンは、「わっ」と声が漏れそうな美しさ。鮮やかなトマトソースに、ブロッコリー、人参、茄子などの彩り野菜。それに、サーモンの身の厚さ。皮はカリカリで、口にするとやわらかくてしっとり。トマトソースにはバジルが効かせてあって、爽やかなアクセント。

来た時は静かだった店内も、12時を回って暫くすると続々と客が来て、10組近い方が満席で断られる人気ぶり。料理の美味しさも然ることながら、なんとなく地元の旨い洋食屋に来るような、ニコニコとした穏やかな雰囲気も魅力。壁には、夜のメニューが掛けられていて、こちらにも興味津々。

【お店情報】
ビストロぷちぽわ 荻窪5-23-7 加藤ビル1F 地図

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2024年9月25日

ニカイノバル シーフードグラタンと自家製パン (阿佐ヶ谷)

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昼休みになって外に出ると、想像以上の肌寒さ。これだと、温かいものがほしくなる。カレー南蛮もいいなぁと思ったが、今月オープンした店のランチメニューに、グラタンがあったことを思い出す。

中杉通り沿いにあるビルの2階に出来た「ニカイノバル」。先日まではナポリタンのゴンザレス、その前は、大好きだった「ととまめ」のあった場所だ。ワインとつまみ、食事も楽しめるワインバルで、ランチタイムは、パスタが7種類。アラビアータやカルボナーラの他、グラタンがある。

2階に上がると、カウンターの他、テーブル席も。カウンター席に腰を落ち着けて注文すると、セットのサラダが届く。ハーブなども入って、時々ふわりと爽やかな香りが立つのが好ましい。

そのうちに、芳ばしい香りと熱が近づいてくると思ったら、グラタンがやって来た。直径はそれほどでもないが、深さのあるグラタン皿にたっぷりと。皿の縁にはよく焼けたカリカリの場所。これを突くのも楽しい。

さてとと本丸にスプーンを入れると、中からはマカロニがたっぷり。頬張ると、可愛いサイズだけれどもあさりや海老、烏賊が出てくる。何より特徴的なのが、たっぷりと入るチーズ。ソースのコク味とチーズでこっくり、冬には格別だろう。自家製のパンも2種類ついて満福だ。

夜には前菜やおつまみの他、肉料理やピザ、パスタなど、しっかりとした料理も楽しめるそう。一人でも気軽に来れるようだし、そのうちに夜にも。

【お店情報】
ニカイノバル 阿佐谷南1-35-2 ルシャポー多丸家 2F 地図

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