2025年5月 1日

山形屋海苔店 海苔を愉しむお結び御膳 (京橋)

R0014396002

GW中の出勤日。界隈は観光地でもあるから、人気店はいつも以上に混雑しそうだ。それならば、事前に予約が出来る店のほうが安心かもしれない。そこで選んだのが、京橋にある「山形屋海苔店 京橋本店」の喫茶コーナーでいただけるランチだ。

ランチメニューは1種類。「海苔を愉しむお結び御前」という名のとおり、おむすびを主役に、海苔を使った吸い物や副菜、焼魚がセットとなった定食。以前いただいたときは、握りたてのおむすびや吸い物の海苔の香りの良さにすっかり魅了された。それ以来、新海苔の時期にまた来てみたいと思っていたが、しばらく休業していて、4月に再開。ようやく再訪が叶った。

12時に予約して訪ねると、その時間帯は予約客で満席。やはり、ここは予約が正解だった。席に着くと、焼魚の種類だけ聞かれる。今日は、紅富士サーモンの塩焼きと銀鱈の西京焼き。前回はサーモンをいただいたから、今日は銀鱈をお願いする。

ほどなくして、焼魚や吸い物、小鉢が揃えられた膳が届く。吸い物はばら干し海苔が使われ、サラダには、海苔ドレッシング。帆立のバター焼きには海苔の佃煮と、海苔が至る所に使われている。出汁が別添で供される吸い物なら、椀に出汁を注ぎ入れると、海苔の香りがふわりと立ち上がり、鼻を擽る。

そして、メインのおむすびは、膳が揃ってから、目の前で一つずつ握ってくれる。一つ目は、有明海産の海苔を巻いたもの。頃合いを見計らって握ってくれる二つ目は、三河湾産の青まぜの焼きのりを使ったおむずび。温かくご飯をやわらかく結んだおむすびは、口に運ぶたびに、思わず笑みが零れる美味しさ。特に二つ目のおむすびの青まぜは、青海苔の豊かな香りと、黒海苔の旨味が一体となり、思わずうっとりする美味しさ。

海苔の素晴らしさは勿論、おかずも見事。銀鱈はしっとりとして品の良い旨味を湛えた身に、西京味噌の甘やかな香りがふわりと重なる。こだわりのおむすびにも負けない美味しさと満足感。やっぱりここは好い。予約をしても、また来たくなる。

【お店情報】
山形屋海苔店 京橋本店 京橋2-6-21 パイロット阪急阪神グリーンビル1F 地図

| | コメント (0)

2025年4月18日

ビフトロバイラ コクシネル 仔羊と豚肉のハンバーグ (京橋)

R0014259002

3月に「しばらく休業する」と聞いて心配していたがコクシネルが、3月末には無事営業を再開。そろそろ伺いたいと思っていたから、思い立って店に向かう。今日のランチメニューは分からないが、この店ならば何を食べても美味しいはず。後は席があるかどうかが。

店に近づくと、カウンターに1席だけ空いているのが見える。これなら安心。扉を開けて一人だと告げると、案内されたのは、その席最後の一席。ちょうどいいタイミングだったようだ。

黒板のメニューを見ると、今日は品数が多め。定番に加えて、白身魚のフリットに、豚タンのロースト、そして仔羊と豚肉のハンバーグ。フリットも魅力的だったが、仔羊に惹かれてハンバーグを。

「お待たせしました~」と運ばれてきたのは。大きさも厚みも立派なハンバーグ。皿の上には、コクシネルらしく色とりどりの野菜とフライドポテトがたっぷりと添えらえている。見るだけで、胃袋がギュッと刺激される。

ハンバーグにナイフを入れて一口頬張ると、豚肉よりも仔羊の存在感が強めで、羊らしい香りと、タイムの爽やかでスパイシーな香りがふんわりと。ギュッと詰まった肉は、噛みしめるほどにがほろりとほどけ、ソースと一体になって、次の一口を誘ってくる。この余韻には、思わずワインが欲しくなる。

野菜は、定番のブロッコリーやカリフラワーの他、焼いた香りから美味しいとろとろの焼茄子や、グリルしたホワイトアスパラが添えられていて歓喜。ホワイトアスパラ!ちょうどどこかへ食べに行こうと思っていたんだ。料理が美味しいさはもちろんのこと、変わらぬ居心地の良さ、明るさや活気のあるところも魅力だ。そして、次はどんな料理に出会えるか、今から楽しみなのだ。

【お店情報】
Beeftro by La Coccinelle 京橋3-1-1 東京スクエアガーデンB1 地図

| | コメント (0)

2025年4月 7日

フクロウ 味噌汁ランチ (京橋)

R0014162004_20250408063801

今日の夜は美味しいものが待っているから、夜に適度にお腹がすくように、軽めのランチにしておきたい。粥やサンドイッチも候補に浮かんだが、久しぶりに「フクロウ」の味噌汁ランチはどうだろうと思い立つ。

「フクロウ」のランチは、具沢山の味噌汁にご飯と漬物が基本のセットに、好みでおかずを追加していくスタイル。味噌汁は週替わりで2種類用意されており、それだけでも立派な主役級。ご飯も白米と玄米から選ぶ仕組み。

今週は、西京味噌豚汁と、柚子胡椒鶏汁。柚子胡椒の効いた味噌汁も気になるが、自分はやぱり豚汁派。店の方にそう伝えて注文する。

次に、カウンターに並ぶ10数種類のおかずの中から、食べたいものを選んでいく。大好きな出汁巻き玉子は外せない。季節の野菜料理は何があるだろうか…と探すと、筍とわかめの酢味噌和えが目に留まる。これもトレイに乗せて、ご飯を玄米でお願いしてお会計。後は空いている席を探して「いただきます」。

先ずは豚汁をひと口。まろやかな西京味噌の旨味が、じんわり体に染み渡る。豚肉の他、大根、人参、牛蒡に玉ねぎ、豆腐、油揚げ等々。具の種類も豊富で、それぞれが大きめで食べ応えがバツグンなのも好きなところ。

酢味噌和えなら、筍のシャクシャクとした歯ごたえに、わかめのつるんとした食感、酢味噌のやさしい酸味が美味しいし、やはりご馳走は、出汁巻き玉子。ほんのり甘く、しっとりとした口当たり。噛めばジュワッと出汁の旨味が広がるところが好きだ。しかも、温かい状態で提供されるという心遣いもありがたい。

12時前でも行列が出来る人気ぶりだが、回転は早く、何より自分好みの定食を組み立てられるというのが楽しいところ。改めて多少遠くても通いたくなる店だと実感。

【お店情報】
大衆食堂フクロウ 京橋1-19-8 京橋OMビル 地図

| | コメント (0)

2024年10月31日

ビフトロ バイラ コクシネル ベーコン・しめじ・ほうれん草のキッシュ (京橋)

R0012972004

ちょっとコクシネルにもご無沙汰だなぁと店のInstagramを見ると、今日のランチにキッシュがあると書いてある。キッシュは好きだし、数量限定。しかも、コクシネルでは初めて見るもの。これは絶対に食べに行かなければ。

店に入ると、相変わらずの人気ぶり。既にテラスにもお客様が入っていたけれど、カウンター席に1席だけ空席があって滑り込み。ランチメニューを一瞥して、もし、キッシュが売り切れていたら、カマスのフリットかなぁ…なんて考えていたら、注文を取りに来た店の方から、「今日は数量限定のキッシュがありまして」というご案内。もちろん「それをいただきます」とお願いする。

ハタと気が付いた。いつもボリューム満点の店。想像しているキッシュよりも、ボリュームたっぷりなんじゃないか?と思っていたら、大正解。思っていたものの倍か、それ以上。ドズンと皿の中央に鎮座するキッシュ。もちろん脇の彩り豊かな野菜やフライドポテトもたっぷりと。

ナイフを入れて頬張ると、サクサクほろほろとした食感と芳ばしい香りに、ふんだんに入った、ベーコンやしめじ、ほうれん草がザクザクと。大きさも旨味も十分にあるのに、味わいは意外に軽やかで、ついついペロリ。

食後には、コーヒーを頂いて。料理が美味しいことはもちろん、活気のある雰囲気も好い。そして、次はどんな料理に出会えるか、今からもう楽しみなのだ。

【お店情報】
Beeftro by La Coccinelle 京橋3-1-1 東京スクエアガーデンB1 地図

| | コメント (0)

2024年8月15日

ガイ カオソイ (京橋)

R0012183001

どうしてもカオソイが食べたい。在宅であれば、大好きなピッキーヌに向かうところだが、今日は出社日。この辺りで、どこか食べられるところがあっただろうか。銀座だったらティーヌンとか。そういえば、京橋のガイにもあったはず。

オープン仕立ての頃、一度伺った切りのタイ料理店。何度か伺ったものの、いつも満席で振られてばかり。けれども、今日みたいな夏休み中はチャンスかもしれない。

店の近くまでやってくると、店の前で販売しているテイクアウトの弁当にも行列はなし。店の方と目が合うと、すぐに愛想のいい笑顔で「いらっしゃいませ、お一人?こちらへどうぞ」と声をかけてくれた。

記憶にあるレイアウトとは変わっている気がするが、相変わらず10数人入ると満席の小体な店。メニューを見ると、ちゃんと目当てのカオソイがあって、お水を持ってきてくれたところで即お願い。

カオソイは、麺の上に揚げた麺のせたカレーヌードル。そして、今日の目当てのカレースープは、ココナッツミルクが効いたコクあるけれど、サラサラ、あっさり軽やかで夏向きの味。具には、パクチーと紫玉ねぎの他、大振りの鶏肉がゴロゴロと。食べていくうちに、パリパリと揚がった麺が、しんなりクニュと柔らかくなっていくのがまた好きなのだ。

サラダにライス、デザート付き。明るく気安い雰囲気もとても好い。また近いうちに来たいけれども、12時を過ぎるとやはり行列の人気ぶり。チャンスを狙ってそのうちに。

【お店情報】
ガイ 京橋3-9-9 ウインド京橋 1F 地図

| | コメント (0)

2024年7月11日

山形屋海苔店 海苔を愉しむお結び御前 (京橋)

R0011837001

ずっと来てみたいと思っていたランチにようやっと。京橋の中央通り沿いにある山形屋海苔店の本店の喫茶スペースで提供されているお結び御前。予約せずに伺ったこともあるが、いつも予約で一杯。今日はどうしても出社ならず、予約をして訪問。

目当てのお結び御前は、11:30~、20食限定で提供。12席ほどのスペースだが、12時前でもほぼ満席。この時点で既に10食ほどは提供済み。やはり予約が安心だ。

メニューは1種類のみ。お茶とおしぼりをいただいた際に、焼き魚の種類(鯛の味噌漬け焼き又はサーモンの塩焼き)を問われるだけ。しばらくすると、焼き魚や吸い物、小鉢が揃えられた膳が届く。

吸い物はばら干し海苔。旬野菜のお浸しには、海苔黒酢のドレッシング。明石たこのやわらか煮なら、わさび海苔など、海苔が至る所に使われている。出汁が別に出される吸い物なら、椀に出汁を注ぎ入れると、海苔の香りがふわりと立つし、ドレッシングならこういう使い方もあるかと新しい発見。

メインのおむすびは、膳が揃ってから、目の前で一つずつ握ってくれる。一つ目は、有明海産の海苔を巻いたもの。頃合いを見て握ってくれる二つ目は、三河湾産の青まぜの焼きのり。温かくご飯をやわらかく結んだおむすびは、ほっとして、思わず笑みが零れる美味しさ。

特に二つ目のおむすびは、目の前に届いた途端、海苔の香りに包まれるほど。余りに嬉しそうな顔をしていたのか、「この海苔、本当に香りがいいんですよ。そして白いご飯にもよく合うんです」とニッコリと教えてくれた。

海苔の素晴らしさは勿論、おかずも見事。特にサーモンの塩焼きや、たこのやわらか煮は、おむすびに匹敵する美味しさ。これは、予約をしてもまた来たくなる。

【お店情報】
山形屋海苔店 京橋本店 京橋2-6-21 パイロット阪急阪神グリーンビル1F 地図

| | コメント (2)

2024年6月25日

ビフトロ バイラ コクシネル ハチノスのトマト煮 (京橋)

R0011647005

今日は俄然肉気分。トンテキやハンバーグ、あと厚切りのポークとか。それなら、コクシネルは候補の一つと、店のInstagramを確認すると、昨日からの新メニューとして、羊と豚のハンバーグが登場。これはいいぞと思っていると、ハチノスのトマト煮も、同じく新メニューとしてラインアップ。別日にあったら、絶対どちらも選んでるのに。

当初の予定としては、ハンバーグがドストライク。けれども、ハチノスのトマト煮も、好物だけど、ここのところ食べていない。ハンバーグのほうが、後日にチャンスがあるかもしれないと、ハチノスのトマト煮を選択。ワインが欲しくなるだろうけど。

さて問題は席があるかどうか。人気店だから満席で入れないという日もあるが、この天気ならテラス席でもいいなと気軽に来てみたら、その気軽さが良かったのか比較的空いていて、カウンター席を無事確保。これで幸せのランチタイムは約束されたも同然だ。

パンが運ばれてくると、もうすぐ料理が届きますよというサイン。しばらくしてやって来た皿は、相変わらずボリューム満点。トマト煮はもちろんのこと、ブロッコリーやカリフラワー、アスパラ、ズッキーニなどの野菜とフライドポテトもこんもりと。

ハチノスはかなり大振り。けれども、しっかり柔らかく煮込まれて、臭みがないのは勿論、トマトの風味がフレッシュで爽やか。トマトソースもたっぷりで、野菜やポテトに添えたりして大満足。惜しむらくは、やはりワインがないことだけだ。

食後にはオリーブ茶を頂いて。ホールスタッフの方も感じ良く、変わらず居心地のいい店であることがとてもうれしい。

【お店情報】
Beeftro by La Coccinelle 京橋3-1-1 東京スクエアガーデンB1 地図

| | コメント (0)

2024年5月22日

ドブロ 大きなサバのアクアパッツァ (京橋)

R0011350002

久しぶりに京橋にあるドブロ。日本唯一のクロアチア料理専門店。クロアチアには、肉料理もあるが、アドリア海に近いことから、魚も多く食べられているそう。今日の目当ては、その魚料理。和食は去ることながら、洋風に料理されたものも好きだ。ランチメニューには、サーモングリルや、タラのフリット、海老フライなどがあったはず。

日によっては待つこともあるから、今日はどうだろうと訪ねると、残り2席の1つに滑り込み。ご近所にお勤めらしい方々の人気は相変わらずの様子。メニューを貰うと、「海老フライとサーモングリルが終わってしまって…」という残念なお知らせ。一方で、新メニューとして、サバのアクアパッツァがあるという。それなら、アクアパッツァをいただこう。

「大きな」サバのアクアパッツァとメニューには書いてあったが、本当に大きな皿いっぱいの半身の鯖に、ムール貝や烏賊、トマトなどが入ったアクアパッツァ。グリルした鯖はもちろんのこと、魚介の旨味が溶け込んだスープの美味しいこと。パンを浸していただいたが、ライスを選んでリゾット風にしても好いかもしれない。

厚切りの豚肉好きとしては、300gのロゼポークも気になっているし、他にも食べたいものがいくつか。近いうちにまた。

【お店情報】
ドブロ 京橋2-6-14 日立第六ビル 1F 地図

| | コメント (0)

2024年4月15日

ビフトロ バイラ コクシネル 豚バラのグリル (京橋)

R0010855001

いろいろと行きたいお店はあるけれど、中でも気になっているのはコクシネル。人気店で、満席で振られることも多い店。テラス席もあって、冬の間は遠慮したいが、今日のような日ならテラスも大歓迎だと店に向かうと、テーブル席が1卓空いていて、滑り込みセーフ。

さて、何を食べようか。定番的な三元豚のロースや、タラのポワレ。豚は豚でも、豚バラなんてどうだろう。この店でもあまり食べた記憶がないし。

しばらくして届いた皿は、相変わらず色鮮やかでボリューム満点。豚バラも厚みのあるものが2枚ドドンと。一口大にして頬張ると、香ばしく噛むほどに脂がじんわり。一方で、余分な脂は落ちているし、粒マスタードソースの香りや爽やかな辛味も手伝って、この量でもぺろり。

そして、種類も量もふんだんな野菜も相変わらず。定番のブロッコリーやカリフラワーに加えて、瑞々しいトマトに、ホワイトアスパラもしっかり1本分。ジューシーで甘み溢れる季節の恵み。

食後には、コーヒーを頂いて。料理が美味しいことはもちろん、活気のある雰囲気も好きだ。そして、次はどんな料理に出会えるか、今からもう楽しみなのだ。

【お店情報】
Beeftro by La Coccinelle 京橋3-1-1 東京スクエアガーデンB1 地図

| | コメント (0)

2023年11月20日

ビフトロ バイラ コクシネル 豚バラのグリル (京橋)

R0009402002

出社したら行きたいと脳内でリストアップしている店を幾つか思い浮かべながら、職場を出る。こう寒くなってくると、愛しの岩戸の豚汁や、大きな茶碗蒸しも好いな。そうだ、コクシネルも少しご無沙汰している。けれども、人気店だし、とりあえず店を覗いて入れそうだったら入ろう。

やってくると相変わらずの盛況ぶりだが、カウンターに1席空席を確認。無事席を確保。され、次は何を食べよう。定番の三元豚のローストに、最近よくいただく魚のポワレ。豚は豚でも、豚バラなんてどうだろう。この店でもあまり食べた記憶がないし。

しばらくして届いた皿は、相変わらず色鮮やかでボリューム満点。豚バラも20cmほどありそうなものが2枚ドドンと。一口大にして頬張ると、香ばしく噛むほどに脂がじんわり。一方で、余分な脂は抜け落ちているし、タイムソースの清々しい香りも手伝って、この量でもぺろり。

種類も量もふんだんな野菜も相変わらず。提案のブロッコリーやカリフラワーに加えて、好物の椎茸に、熱してとろりとしたアボカド、外はこんがり中はジューシーな茄子。ポテトフライもたっぷりとあって大充実。

食後には、コーヒーを頂いて。料理が美味しいことはもちろん、活気のある雰囲気も好きだ。そして、次はどんな料理に出会えるか、今からもう楽しみなんだ。

【お店情報】
Beeftro by La Coccinelle 京橋3-1-1 東京スクエアガーデンB1 地図

| | コメント (0)

より以前の記事一覧