2025年12月15日

京橋モルチェ カキドリア (京橋)

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外に出ると、日差しはあるものの、顔に当たる風は鋭く冷たい。こんな日は、久しぶりに岩戸で豚汁、あるいは、三州屋で鶏豆腐はどうだろうと思っていたが、歩いているうちに自然と求めたのは、「熱々」が似合うグラタンやドリア。イタリー亭のかきグラタンは先日いただいたが、モルチェのカキドリアは今シーズンまだ食べていない。それなら、向かう先は決まっている。

相変わらず活気に満ちた店内だが、年末が近いせいか、その熱量はいつにも増している。一人客通されることの多いカウンター席を案内されるも一杯で、しばらく待つかと思っていると、店の方が空いている空間を見つけて、椅子をひとつ運んで即席の席を用意してくれた。さりげない気遣いは、さすが老舗。

サラダに続いてドリアが運ばれてくる。「器が大変熱くなっておりますので、お気をつけ下さい。」と台詞も、冷えた体には、その一言さえもご馳走に思える。

色好い焼き目のベージュ色に身を委ねる牡蠣は5つ。スプーンを差し入れ、牡蠣とソースをすくい持ち上げると、立ち上るのは、熱と潮の香りが混じった濃厚なソースの香り。口に含めば、火が入って旨味が凝縮したぷりぷりの牡蠣の身と、ソースに溶け込んだ牡蠣の風味が一体となって、思わず唸る。最後の一口まで熱々というのも冷えた日こそありがたい。

ハンバーグにカレー、オムライスにカキフライ。思い思いの皿に向き合いながら、店内には、にこやかな笑顔が広がっている。外の寒さを忘れさせてくれるこの空気感も含めて、この店はやはり好い。

【お店情報】
京橋モルチェ 京橋2-2-1 京橋エドグランB1F 地図

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2025年12月11日

花葵本店 トンテキ定食 (京橋)

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昨日に引き続きの肉気分。肉か....、これまで食べていないところがあったかなと考えると、宿題にしていたトンテキがあることを思い出した。東京スクエアガーデンのある「花葵」の熱々の鉄板で提供されるトンテキだ。

コクシネルの並びで、普段はついついコクシネルに吸い寄せられてしまうが、こちらも昼時には、テイクアウトの弁当を求める人で行列ができる人気店。行列の端から店を入ろうとすると、「お一人ですか?こちらへどうぞ~」とにこやかに席を案内された。

食べたいものは決まっているが、初めてだから一応メニューを確認。定番メニューは、トンテキに、辛麺と鶏たたきユッケ、唐揚げの3種類。なるほど、隣の方が食べているねぎとろとやまかけ丼は、数量限定の花葵定食らしい。

ほどなくして、「ジュッー」という音が近づいてきた。鉄板でタレが焼ける音や香り、立ち上る湯気に、思わず喉がなる。しかも、トンテキは手のひらより大きな一枚で、厚みの十分。いやいや、厚切り肉好きには堪らない。

一切れ摘まんで口にすると、厚さを感じさせないほど繊維が細かく柔らかな食感。それに、脂が軽くなめらかで、もう一切れと箸が伸びる。下に敷かれたもやしが肉の脂とソースを吸って、これだけでご飯が進む頼もしさ。セットのサラダもボリューム満点。

提供が早いのも、ランチタイムにはありがたい。厚切り肉を欲する日の選択肢として、覚えておきたい一軒だ。

【お店情報】
花葵本店 京橋3-1-1 東京スクエアガーデンB1F 地図

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2025年11月 5日

ビルトロ バイラ コクシネル 豚バラの赤ワイン煮 (京橋)

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満席で振られることの多いコクシネル。前回は入れなかったが、今日はどうかと足を運ぶ。外からのぞくと、カウンターに空席があるのが見える。喜び勇んで「一人です」と告げると、「席は案内できますが、注文が立て込んでいて、少し時間をいただくかも」とのこと。聞けば15分ほど。かまいませんと答えて席に案内してもらう。周りを見るとグループの客が何組か。なるほど人気ぶりは健在だ。

さて、今日は何を食べよう。定番の三元豚や鶏胸肉のローストの他、白身魚のポワレに豚バラの赤ワイン煮。どれも魅力的だが、この店ならば、きっとボリューム満点の豚バラが出てくるだろうと、豚バラの赤ワイン煮を。

待つ間にメールをチェックしていると、10分も経たないうちに皿が届いた。皿を見れば、照りと艶があって、笑ってしまうほどの迫力。大きさも厚みもたっぷりとした豚バラに、彩り豊かな野菜とフレンチフライもたっぷりと。マッシュルームや蓮根が秋らしい。

豚バラにナイフを入れると、力をかけずとも、ほろほろとほどけるやわらかさ。口にすると、脂の甘みと赤ワインの酸味や渋みが重なり、奥行きのあるコクへと変わる。ランチとは思えない充実感。ここに来るとワインがあったらと毎度思うが、こればかりは仕方がない。

食後にはコーヒーで一息つけば、いつの間にかテラス席も含めて満席。次はいつ入れるだろうか。機会を狙って何度でも。

【お店情報】
Beeftro by La Coccinelle 京橋3-1-1 東京スクエアガーデンB1 地図

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2025年10月23日

京橋モルチェ ポークソテー (京橋)

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今日は肉を食べようと、少し久しぶりにコクシネルへ向かったところ、店の前には行列が出来ている。お店の方に事情を伺うと、店内は予約で満席。テラス席なら案内できるが、少し時間がかかるかもとのこと。仕事中の昼休みじゃなければと思うが、こればかりは仕方がない。

この近くならあそこだと向かったのは、京橋モルチェ。ポークソテーがあったはずだし、牡蠣フライや牡蠣ドリアが出ているかどうかも気になる。席数も多いし、きっと入れるに違いない。

やってくるとテーブル席は満席だったが、カウンターならお好きなところへどうぞとのこと。昼から宴会も入っているようで、どの店も活気があって感心する。

メニューをめくると、牡蠣料理はまだのようだ。ただ、定番メニューとは別に挟んであった「ポークソテー ガーリックトマトソース」に目がとまる。豚肉がドンと中央に構える写真もいいし、180gというサイズ感も頼もしい。

ほどなく運ばれてきた皿の豚肉の厚みに思わずにやり。それに、外側は香ばしくしっかり焼き上げられているのもいい。ナイフを入れると、まずカリッとした手応えの後にやわらかい身が現れる。噛むほどに旨味と脂がじわじわほどける感じがいい。それに、トマトのやわらかい酸味と仄かなニンニクの香りが食欲をかき立てる。これ好きだ。定番メニューにしてほしい。

一方で、牡蠣フライや牡蠣ドリアが待ちきれない。次は何を食べようか。

【お店情報】
京橋モルチェ 京橋2-2-1 京橋エドグランB1 地図

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2025年9月 2日

長生庵 冷やし鴨南蛮そば (築地)

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午後一番で築地の予定。行ってみたいと思っていた店があり向かったものの、ちょうど自分の前で入ろうとした方が満席で振られたところ。それならと、少し久しぶりの長生庵だ。店のXで、「冷やし鴨南蛮そば」が復活していると知り、もし入れなかったらこれを食べようと決めていた。

長生庵の冷やし鴨南蛮そばは、一度食べてすっかりファンになったもの。正直にいえば、冬でも牡蠣の蕎麦と同じくらいのお気に入り。けれども、最近品書きに載ってないのを寂しく思っていたところに、復活の知らせ。夏らしい鱧天梅おろしそばなんかも気になるが、今日は冷やし鴨南蛮そば一択だ。

12時前に到着すると、行列はなかったが店内は満席。屋根のある場所で日陰にはなってはいるが、じっと待っていると汗もにじむ。そのうちに10人ほどの行列になったが、5分ほどで店へと案内された。

待っている間に注文をすませていたから、左程待つことなく蕎麦が届く。届いた途端に広がる芳しい脂と汁の香りが食欲をそそる。炒めてコクを増した鴨もいいし、その脂を吸った茄子と葱が絶妙。そして、ここの油とよく合う蕎麦の汁。シャクシャク葱に、ジュワリと旨味が染み出る茄子を絡めて、蕎麦をツルツル。時々、山椒なんかを振ってもまた旨い。

夢中で味わっていると、やはり思うのは、これは絶対酒に合うこと。このアタマを肴に冷えた日本酒なんて最高だろう。それに、天ぷらを貰って――。想像するだけでも、ワクワクする。あぁ一度、飲める時間に来てみたい。

【お店情報】
長生庵 築地4-14-1 モンテベルデ101 地図

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2025年7月 2日

京橋モルチェ サーモンのムニエル 醤油バターソース (京橋)

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今日は、サーモンのソテーやムニエルのような、しっかりと火の通った魚料理が食べたい気分だ。さて、そういう料理を出す店はあっただろうか。京橋のドブロ、あるいは……そうだ、「モルチェ」もあった。サーモンが2切れ乗ったムニエルで、サーモン気分ならこれだ。

メニューを開くと、「ハンバーグと海老フライ」なんて限定メニューが目に飛び込んでくる。洋食店のハンバーグにフライなんて、美味しいものの王道の組み合わせ。けれども、朝から思い浮かべていたサーモンのムニエルの味が、どうにも頭から離れない。というわけで、今日はムニエルをお願いすることにした。

運ばれてきたのは、美しく整えられた一皿。こんがりとした焼き目と、バターソースの艶が食欲をそそるサーモンが2切れ、彩り豊かな野菜が添えられている。見るだけで、お腹がグッと動くのが分かる。

細やかにまぶされた粉、均一な焼き色、軽やかな歯ざわり。ふわりとほどける脂ののったサーモンに、バター醤油の香りがしっかり絡む。つやつやの人参グラッセ、たっぷり添えられたほうれん草は、彩りも食感も申し分ない。細部にまで丁寧さが行き届いていて、食べていて実に心地よい。

人気のハンバーグにカレー、オムライス——思い思いに好きなものを楽しむお客さんたちのにこやかな表情があふれる店は、やっぱり好い。

【お店情報】
京橋モルチェ 京橋2-2-1 京橋エドグランB1F 地図

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2025年5月29日

ビフトロ バイラ コクシネル ハチノスのトマト煮 (京橋)

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東京スクエアガーデンに、サラダランチを目当てにやって来た。ところが、目指していた店は予約で満席。それならばと、先日振られた岩戸へ向かおうと歩き出したところで、「コクシネル」のことが頭をよぎる。同じ東京スクエアガーデンにあり、人気店ゆえに入れないことも多いが、大好きな店。ダメでもともとでのぞいてみると、案の定、テーブル席は満席。だが幸運にも、カウンターに2席の空きがあって、無事着席できた。

さて、今日はどんなメニューがあるのだろうと、黒板に書かれたランチメニューを確認すると、定番の三元豚や鶏むね肉、魚のフリットの他に、好物のハチノスのトマト煮を発見。これはもう、呼ばれたとしか思えない。

パンが運ばれてくると、もうすぐ料理が届きますよというサイン。届いた皿の上は、相変わらずボリューム満点。トマト煮はもちろんのこと、ブロッコリーやカリフラワー、茄子などの野菜が彩り豊かに盛り付けられ、フライドポテトもたっぷりと。しかも、ホワイトアスパラが添えていて、思いがけないご褒美に思わず顔がほころぶ。

ハチノスはかなり大振りだが、しっかり柔らかく煮込まれて、臭みがないのは勿論のこと、トマトの風味がフレッシュで爽やか。トマトソースもたっぷりで、野菜やポテトに絡めて大満足なひと皿。惜しむらくは、やはりワインがないことだけだ。

食後にコーヒーをいただいて。テラス席までほぼ満席で、テイクアウトの注文まで入っているという忙しさの中でに、変わらぬ心地よさが漂う。いつ訪れても、美味しく、気持ちの良い、大好きな店だ。

【お店情報】
Beeftro by La Coccinelle 京橋3-1-1 東京スクエアガーデンB1 地図

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2025年5月 1日

山形屋海苔店 海苔を愉しむお結び御膳 (京橋)

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GW中の出勤日。界隈は観光地でもあるから、人気店はいつも以上に混雑しそうだ。それならば、事前に予約が出来る店のほうが安心かもしれない。そこで選んだのが、京橋にある「山形屋海苔店 京橋本店」の喫茶コーナーでいただけるランチだ。

ランチメニューは1種類。「海苔を愉しむお結び御前」という名のとおり、おむすびを主役に、海苔を使った吸い物や副菜、焼魚がセットとなった定食。以前いただいたときは、握りたてのおむすびや吸い物の海苔の香りの良さにすっかり魅了された。それ以来、新海苔の時期にまた来てみたいと思っていたが、しばらく休業していて、4月に再開。ようやく再訪が叶った。

12時に予約して訪ねると、その時間帯は予約客で満席。やはり、ここは予約が正解だった。席に着くと、焼魚の種類だけ聞かれる。今日は、紅富士サーモンの塩焼きと銀鱈の西京焼き。前回はサーモンをいただいたから、今日は銀鱈をお願いする。

ほどなくして、焼魚や吸い物、小鉢が揃えられた膳が届く。吸い物はばら干し海苔が使われ、サラダには、海苔ドレッシング。帆立のバター焼きには海苔の佃煮と、海苔が至る所に使われている。出汁が別添で供される吸い物なら、椀に出汁を注ぎ入れると、海苔の香りがふわりと立ち上がり、鼻を擽る。

そして、メインのおむすびは、膳が揃ってから、目の前で一つずつ握ってくれる。一つ目は、有明海産の海苔を巻いたもの。頃合いを見計らって握ってくれる二つ目は、三河湾産の青まぜの焼きのりを使ったおむずび。温かくご飯をやわらかく結んだおむすびは、口に運ぶたびに、思わず笑みが零れる美味しさ。特に二つ目のおむすびの青まぜは、青海苔の豊かな香りと、黒海苔の旨味が一体となり、思わずうっとりする美味しさ。

海苔の素晴らしさは勿論、おかずも見事。銀鱈はしっとりとして品の良い旨味を湛えた身に、西京味噌の甘やかな香りがふわりと重なる。こだわりのおむすびにも負けない美味しさと満足感。やっぱりここは好い。予約をしても、また来たくなる。

【お店情報】
山形屋海苔店 京橋本店 京橋2-6-21 パイロット阪急阪神グリーンビル1F 地図

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2025年4月18日

ビフトロバイラ コクシネル 仔羊と豚肉のハンバーグ (京橋)

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3月に「しばらく休業する」と聞いて心配していたがコクシネルが、3月末には無事営業を再開。そろそろ伺いたいと思っていたから、思い立って店に向かう。今日のランチメニューは分からないが、この店ならば何を食べても美味しいはず。後は席があるかどうかが。

店に近づくと、カウンターに1席だけ空いているのが見える。これなら安心。扉を開けて一人だと告げると、案内されたのは、その席最後の一席。ちょうどいいタイミングだったようだ。

黒板のメニューを見ると、今日は品数が多め。定番に加えて、白身魚のフリットに、豚タンのロースト、そして仔羊と豚肉のハンバーグ。フリットも魅力的だったが、仔羊に惹かれてハンバーグを。

「お待たせしました~」と運ばれてきたのは。大きさも厚みも立派なハンバーグ。皿の上には、コクシネルらしく色とりどりの野菜とフライドポテトがたっぷりと添えらえている。見るだけで、胃袋がギュッと刺激される。

ハンバーグにナイフを入れて一口頬張ると、豚肉よりも仔羊の存在感が強めで、羊らしい香りと、タイムの爽やかでスパイシーな香りがふんわりと。ギュッと詰まった肉は、噛みしめるほどにがほろりとほどけ、ソースと一体になって、次の一口を誘ってくる。この余韻には、思わずワインが欲しくなる。

野菜は、定番のブロッコリーやカリフラワーの他、焼いた香りから美味しいとろとろの焼茄子や、グリルしたホワイトアスパラが添えられていて歓喜。ホワイトアスパラ!ちょうどどこかへ食べに行こうと思っていたんだ。料理が美味しいさはもちろんのこと、変わらぬ居心地の良さ、明るさや活気のあるところも魅力だ。そして、次はどんな料理に出会えるか、今から楽しみなのだ。

【お店情報】
Beeftro by La Coccinelle 京橋3-1-1 東京スクエアガーデンB1 地図

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2025年4月 7日

フクロウ 味噌汁ランチ (京橋)

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今日の夜は美味しいものが待っているから、夜に適度にお腹がすくように、軽めのランチにしておきたい。粥やサンドイッチも候補に浮かんだが、久しぶりに「フクロウ」の味噌汁ランチはどうだろうと思い立つ。

「フクロウ」のランチは、具沢山の味噌汁にご飯と漬物が基本のセットに、好みでおかずを追加していくスタイル。味噌汁は週替わりで2種類用意されており、それだけでも立派な主役級。ご飯も白米と玄米から選ぶ仕組み。

今週は、西京味噌豚汁と、柚子胡椒鶏汁。柚子胡椒の効いた味噌汁も気になるが、自分はやぱり豚汁派。店の方にそう伝えて注文する。

次に、カウンターに並ぶ10数種類のおかずの中から、食べたいものを選んでいく。大好きな出汁巻き玉子は外せない。季節の野菜料理は何があるだろうか…と探すと、筍とわかめの酢味噌和えが目に留まる。これもトレイに乗せて、ご飯を玄米でお願いしてお会計。後は空いている席を探して「いただきます」。

先ずは豚汁をひと口。まろやかな西京味噌の旨味が、じんわり体に染み渡る。豚肉の他、大根、人参、牛蒡に玉ねぎ、豆腐、油揚げ等々。具の種類も豊富で、それぞれが大きめで食べ応えがバツグンなのも好きなところ。

酢味噌和えなら、筍のシャクシャクとした歯ごたえに、わかめのつるんとした食感、酢味噌のやさしい酸味が美味しいし、やはりご馳走は、出汁巻き玉子。ほんのり甘く、しっとりとした口当たり。噛めばジュワッと出汁の旨味が広がるところが好きだ。しかも、温かい状態で提供されるという心遣いもありがたい。

12時前でも行列が出来る人気ぶりだが、回転は早く、何より自分好みの定食を組み立てられるというのが楽しいところ。改めて多少遠くても通いたくなる店だと実感。

【お店情報】
大衆食堂フクロウ 京橋1-19-8 京橋OMビル 地図

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