2017年8月 2日

一凛 よだれ鶏冷麺とお粥の御膳 (築地)

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築地まで来る都合がつけられて、夏の間に来ようと思っていた一凛へ来る。目当ては、よだれ鶏冷麺。前に伺ったときに頂いたよだれ鶏が忘れられず、夜に来るという手もあるが、ランチのよだれ鶏冷麺を頂いてみたいと思ってのこと。

 

ラストオーダーの直前。快く迎えてくれたが、その後からも続々と客がやって来る。流石人気店というものだ。一応メニューに目を通すが、今日は目移りしない。よだれ鶏冷麺は、お粥ともち豚焼売とのセット(1,300円)。

 

手際よく拵えられた冷麺は、美しく装われてやって来た。パクチーや葱の濃淡ある緑に、ナッツの茶色。鶏の桃色。それにタレの赤色と色鮮やか。だからこそ、もったいないとは思うけれど、全部を混ぜて頂くのがいいに違いない。

 

遠慮なくかき混ぜると、先日印象的だった香りがふわり。細い麺とともに啜り上げると、それは益々濃くなって、食感の鮮やかさが更に味わいを深くする。

 

テーブル備え付けの青唐辛子の醤油漬けを加えたり、ピクルスで口直しをしたりと、愉しみが尽きないのも嬉しいところ。今度はいつ来られるだろうか。麻婆豆腐なんかも気になっているんだ。

 

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東京チャイニーズ一凛 築地1-5-8 地図

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2017年7月 5日

布恒更科 鯵の冷汁そば (築地)

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今年の冷汁初めはここ。築地にある布恒更科の夏のそば「鯵の冷汁」(1,620)。築地まで足が延ばせそうな今日、長生庵にしようか。それとも、久しぶりのクーリにしようか。

 

ここへ来ることは決めたはいいが、もう一つの夏のそば「冷やしすだち」も、台風が去った蒸し暑い今日には打ってつけだと、もう一悩み。でもな、鯵の冷汁は、昨年食べ損ねているしと、これに決めた。

 

暫くして運ばれてきたのは、見るからに丁寧に拵えたのが窺える冷汁。器を置かれただけで、ふわりと焼いた鯵と味噌が鼻を擽って、そそられる。器もしっかり冷えていて、そのまま口にすると、記憶にある濃密さ。そう、ご飯にかけるものではなく、あの躍動的な蕎麦のつけ汁として作られたことを再認識する。

 

そして、蕎麦をちょんとつけて啜り上げると、今度は茗荷や紫蘇、胡瓜の爽快な香りが鼻腔を抜けていく。別添えの生姜も香り高く、より爽やかさを与えるに好い。更に、焼いた鯵はゴロンとした身が入って、風味だけでなくしっかりと味わえるというのも、鯵好きとして嬉しいところだ。

 

蕎麦湯を入れれば、グッと穏やかになるが、汁に溶け込んだ旨味の豊かさが温みと共に立ち上がり、上等な〆。実に佳い。 ――さて、後は、岩戸の冷や汁を待つばかり。

 

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築地 布恒更科 築地2-15-20 地図

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2017年6月 7日

長生庵 冷やし鴨南蛮蕎麦 (築地)

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今日は築地方面に行こうと都合をつける。先日、よだれ鶏が美味しかった一凛で、よだれ鶏の冷麺とか、布恒更科で夏のお愉しみの冷やしすだちや冷汁。それに、そろそろ長生庵で夏の蕎麦も捨てがたい。

悩みに悩んでやって来たのは、長生庵。決めては、Twitterで流れてきた「三重県桑名産の大粒ハマグリの花巻蕎麦とミニしらす丼セット」。もしなければ、大好物の冷やし鴨南蛮にしようとやって来た。

 

2時過ぎだというのに、どの時期に来ても繁盛している。案内された席に腰をかけつつ、壁に貼られたおすすめメニューを確認する――と、「貼ってはあるんですけど、花巻そばと海鮮六色丼は終わってしまって……」という残念な知らせ。それで、冷やし鴨南蛮蕎麦(1,400円)をお願いする。

 

届いたそばから、芳しい脂と汁の香りが食欲をそそる。ラードで炒めコク味を増した鴨と、その脂を吸った茄子に葱。そして、ここの油とよく合う蕎麦の汁。シャクシャク葱に、ジュワリと旨味が染み出る茄子を絡めて、蕎麦をツルツル。時々、山椒なんかを振ってもまた旨い。

 

すぐそこに日本酒があることは分かっている。この頭の部分だけで、冷酒をキュッとやったら最高だろうと思うが、残念ながら想像だけに止めておく。

 

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築地長生庵 築地4-14-1 モンテベルデ101 地図

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2017年5月10日

一凛 油淋鶏とよだれ鶏の御膳 (築地)

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14時少し前、東銀座。辛いものが食べたい気もするが、YOUのオムレツも捨てがたい。そう思いながらYOUの前まで来てみると、どこかで取り上げられたのだろうか、店の外にまで行列が出来ている。

ならば辛いもの。この辺りでと考えてみれば、思い出したのが一凛。以前から気になっていた店ではあるが、人気店で入りにくいこと、それに職場から少し遠いこともあって、来ていなかった店。特に、よだれ鶏のファンが多くて、ランチにも、それが入ったメニューがあるという。

 

L.O.直前だったが、快く迎えてくれて、お願いしたのは、油淋鶏とよだれ鶏の御膳(1,300円)。手際良く揃えてくれたのは、油淋鶏とよだれ鶏の他、勢いよく湯気の立つもち豚焼売にかき玉スープ。

 

メイン料理の油淋鶏は、しっとりとした肉質と衣のバランスの良さだろうか。一口食べた瞬間に、もう旨い!と思うやつ。それに、焼売はきれいな桃色。見た目は肉々しいのに、口にするととろけるようにほどけていく。その後に残る仄甘さも印象的。

 

よだれ鶏は、小鉢として少しのサイズではあるが、しっとりと柔らかい鶏の食べ心地の好いこと。それも然ることながらタレの素敵なこと。香辛料の他、パクチーやナッツ類も入って、香りも食感も豊か。残ったタレをご飯にかけて掻き込みたくなる。

 

好物の麻婆豆腐なんかも気にあるが、今一番気になるのは、よだれ鶏冷麺。これから来る暑い季節に、また一つ楽しみが出来た。

 

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東京チャイニーズ一凛 築地1-5-8 地図

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2017年3月 1日

長生庵 かき天カレーそば (築地)

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早いもので、もう3月。牡蠣料理は、2月一杯で終わりという店もあったりして、気が急いてくる時期。長生庵も、そろそろ牡蠣が終わる頃。今シーズン中に伺えるのは今日くらいだろうと、昨日も牡蠣を食べたのに、構うもんかとやって来た。

来てみれば、店内に貼りだされているおすすめメニューの多いこと。キス天や、初つみの海苔の花巻そば、それに「そろそろ旬が終わり」とかき天そばに、かき天カレー。かきとキスの天ぷらの天もり等々。それに、「干し柿の天ぷら」なんて、メニューも。

あゝ、実に悩ましい。けれども、今日は牡蠣を食べずには帰れない。それでも、悩みは尽きず。かき天そばか、かき天カレーそばか。重大な問題だ。カレーも旨いし、ここのかけ汁は天ぷらに頗る合うのだ。

決め手は、なんとなく寒かったからということで、かき天カレー。牡蠣の天ぷらは2つ。とはいえ堂々と立派なもので、長さも太さも一級品。さっくり揚がった熱々のところを齧り付くと、牡蠣の豊かな香りと旨味に驚かされる。まるで、佳いところだけ残しましたとでも云うような芳醇さと清々しさ。身の旨さと食べ応えも時期を語るに相応しい。

牡蠣そのものも素晴らしいが、衣に揚げ方、それにカレーそれ自体も美味しくて、そばを食べて残ったカレーにご飯を投入したくなる。

次来るときは、牡蠣がないが、冷やし鴨南なんかも食べたくなってくるだろうし、他の天ぷらそばも食べたいし、結局悩みはつきそうにない。

【お店情報】

長生庵 築地4-14-1 モンテベルデ101 地図

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2016年12月 6日

ヤナギ カキフライ (築地・新富町)

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今シーズン、楽しみにしていたカキフライの一つが、ヤナギのカキフライだ。昨シーズン、もう一度と思っていたが、ヤナギのカキフライシーズンは、11月~2月。うっかりしていて気が付いたのは3月。食べ損ねてしまって、心残りになっていた。

 

ヤナギと云えば、オムライスやカレー、ナポリタンなんかに、フライやハンバーグなんかを組み合わせられるのが魅力だ。自分もいつも、その日食べたい組み合わせをお願いしているが、今日の熱は、カキフライだけ。オムライスもカレーもなしで、潔くだ。

 

一人だと、大抵3席だけあるカウンター席に案内されるが、ここが自分にとっての特等席。続々とやって来る客のために、鍋をふる姿が良く見える。オムライスの形を整え、丁寧に野菜を盛り付け、美味しいものが出来る過程は、どれだけ見ていても飽きることはない。

 

と思っていると、あゝ、あれは自分のだ。ご飯と味噌汁が装われて、やっぱり自分のところへやって来た。おぉ、今日の牡蠣は大きいぞ。牡蠣殻に入ったままの形をそのまま取り出し揚げたような、平べったい小判型。けれども、横幅、長さは、今シーズン一番の大きさだ。

 

そのままガブリを喰らいつくと、きつね色の細やかな衣を噛むとサクッと軽やかな音と瑞々しく旨みたっぷりの牡蠣とその香り。値段(950)を考えると、上等な牡蠣ではないだろうが、美味しく食べさせてくれる仕事。そうそうメイチやカボチャのはさみ揚げも旨いもんな。

 

そういえば、コロッケを頂いたことがないことに気が付いてしまった。オムドラコロッケ、ミートソースコロッケ、Wカレーコロッケ――。うぅん、難題だ。

 

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レストラン ヤナギ 築地2-1-12 地図

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2016年11月16日

蜂の子 カキフライ (築地)

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今週のカキフライは、築地の蜂の子。ランチは洋食、ディナーは洋食とフレンチのコースの店で、この時期登場するカキフライ(1,580)は、洋食店のカキフライの中で大好きな一つだ。

 

店に向かうと、入口の前に人だかり。満席だろうかと恐る恐る近づいて、一人である旨を告げると、一人ならば席があるとのこと。それにしても良く入っている。隣の方は日替わりのBランチ。どうやら既に売り切れているらしい。

 

注文を済ませると、間もなくスープが提供される。今日は綺麗な薄萌黄色のブロッコリーのポタージュ。ブロッコリーの青い香りがやわらかく、やさしく、お腹がぽってりと温まる嬉しい一皿。

 

そして、お待ちかねのカキフライ。サクサクの衣の上からでも窺えるぷっくりとした身。いざとナイフを入れるとジュッとエキスが溢れるのももどかしい。口に運ぶと、牡蠣の旨みが広がって、その後、カサカサと香ばしい衣と混じり合って、好い風味。これもフライの醍醐味だよなぁ。

 

もう一口と、今度は、牡蠣殻にたっぷりと装われたタルタルソースを載せて。1つを半分にするだけでは、一口では入らない大きさで、もちろん美味しさも口いっぱい。それに、自家製タルタルの旨いこと。たっぷり玉子と青味が薬味のように効いて、パンがあったならサンドイッチにしたいくらい。あゝ、幸せだ。

 

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蜂の子 築地1-5-8 地図

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2016年11月 9日

長生庵 かき天カレーそば (築地)

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今日は築地まで足を伸ばせそうだ。そろそろ長生庵で牡蠣天の蕎麦をと思っていたところ。すると、Twitterから、「牡蠣天カレー(牡蠣天二ケ)1500円で今日からやります」なんて情報が流れてきた。これは行かずに居られようか。

 

けれども、悩ましいことが一つ。ここの汁が、頗る天ぷらに合うということだ。かき天そばか、はたまた、かき天カレーそばか。重大な問題だ。決め手は、今日の風の冷たさ。こういう日なら、カレーそばのほうが温まるだろうと思ってのこと。

 

カレーそばに、牡蠣の天ぷらが2つ。2つとはいえ、これが中々立派で、長さは10cm近い立派な天ぷら。さっくり揚がった熱々のところを齧り付くと、牡蠣の豊かな香りと旨味に驚かされる。まるで、佳いところだけ残しましたとでも云うような芳醇さと清々しさ。

 

牡蠣も素晴らしいが、衣に揚げ方、それにカレーそれ自体も美味しくて、そばを食べて残ったカレーにご飯を投入したくなる。そして、大満足のはずなのに、次来たときは何を食べようか、次への期待が湧いて止まない。

 

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長生庵 築地4-14-1 モンテベルデ 1F 地図

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2016年9月27日

布恒更科 鶏ごぼう汁 (築地)

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午後1時過ぎに築地にて所要が済む。いつもの築地に来られる時間よりも少し早い。これならランチタイムに滑り込めるかもしれないと、こんなこともあろうかと、予めピックアップしておいた店を幾つか思い浮かべる。


久しぶりに行けるかもと目指したのは、ふじむら。何でも旨いが、殊にアジフライやカキフライが大好きで、それなのに、中々来られない店。この時間ならば入れるかもと思ったが、流石の人気店。そう易々とは入れなかった。1時半間近というのに、行列が6、7人。少し待ってみたが、次の予定もあるしと、踵を返すことにする。

 

それで、次にやって来たのが、布恒更科。今年最後かもと思うような暑さに、夏の名残の冷やしすだちなんかどうだろうと思ってのこと。

 

鯵の冷汁もあるだろうかと思ったが、生憎それは終わっていた。代りに、壁を飾っていたのが「鶏ごぼう汁」。夏の名残か、迎える秋か。それが問題だ。

 

結局お願いしたのは、鶏ごぼう汁(1,400)。温かいつけ汁とせいろのセット。先ず、つけ汁の香りの素晴らしいこと。牛蒡の湿ったような土の香りと、鶏の脂、焼いた葱。それに醤油や出汁の香り。香りだけで、もう旨い。それに太めのしっかりした蕎麦が、この汁を受け止めるのに相応しい。実に豊かな味わい。実りの秋を思わせる。

 

店を出て、こちらもご無沙汰している文化人の前を通ってみれば、季節のそばに「いくらそば」。一方で、魚竹の前を通ってみれば、今年のいくら丼はまだらしい。迎える秋に、待ち遠しい秋。美味しい季節の到来だ。

 

【お店情報】

築地 布恒更科 築地2-15-20 地図

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2016年7月12日

魚竹 銀鮭照焼とかつおたたきのセット (築地)

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思い浮かんだのは魚。刺身も好いし、焼きも好い。となれば、魚竹でセット(1,300)をお願いしようとやって来た。夜は度々来ることがあるが、昼は随分と久しぶりだ。

 

今日は、目当ての銀鮭の照焼の刺身等のセットの種類が多くて、うれし悩まし。定番でいつも旨いなかおちに、アオリイカ、しらす丼に、かつおたたきと来たもんだ。

 

それでお願いしたのは、かつおのたたき。これが至って正解。その厚みに口いっぱいになったところに、炙った皮の香ばしさが鼻を抜ける。残るかつおの旨みに目掛けてご飯を一口。今度は、銀鮭をほぐして頬張る。チリチリと焼かれて染み出た脂と、照り焼きにした塩梅がこれまた好くて、そこへご飯をもう一口。そして、味噌汁をズスッと。はーっと感嘆の息も漏れるってもんだ。

 

いやいや、本当に好かった。まぁ、どれを選んでいたって、正解だと思ったに違いないのだけれど。グイグイとご飯が進む、素晴らしき日本の定食。あと素晴らしいのが、ご兄弟を始めとする店の方々の人柄。朗らかで気持ちがいい。

 

それにしても、昼に来ると、また夜に来たくなってしまうから困る。ホント、今夜来て飲みたい。

 

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魚竹 築地1-9-1 地図

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