2023年1月30日

中村屋(中村家) 牡蠣ちりライス (築地)

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牡蠣の季節なら、これも季節のお楽しみとやって来たのは、築地の中村屋。冬限定の鍋料理がお気に入りで、肉豆腐や湯豆腐、ちゃんこ鍋、牛しゃぶとメニューも豊富。牡蠣好きとして外れないのは、やっぱり牡蠣ちり。今日もこれを求めてやってきた。

ガラリと引戸を開けると、目の前の壁に貼られた「豚汁 小メンチ付き」の文字が目に入る。そうなんだ。日替わりで出るこれも旨いんだ。2階へ向かう階段を上る途中、どっちにしようか悩んだが、今日はなんといっても牡蠣なんだ。

しばらくすると、簡易コンロに乗った鍋が届く。蓋を取って頂くと、中にはぷっくりとした牡蠣がズラリ。久しぶり、会いたかった。

段々と鍋が湧いてくると、牡蠣がキュッと少し縮んで白みが濃くなる。そこを透かさず、掬って、ポン酢に潜らせてパクリ。口いっぱいに広がるふんわりぷりぷり。仄かな潮の香りにポン酢が味をキュッと締めて、なんだか飲りたくなってくる。それにしても、火を入れても、縮まないところが堪らない。

豆腐にしめじ、葱、白菜もたっぷり。ごまの風味が豊かな美味しいごまダレも用意されているから、アレコレと愉しめるところも好い。一鍋食べ終わるころには、身体の芯からポカポカ。そこへたっぷりとしたコーヒーが届くから、至れり尽くせり。気持ちまでほくほく。

最近は、2階席も満席で、3階席までのご案内。自分以外にも、肉豆腐やちゃんこ鍋に舌鼓を打つ方もいらっしゃって、人気のほどを思う。他の鍋料理も頂きたいし、豚汁も食べたいし、寒いうちにもう二度三度。

【お店情報】
中村屋(中村家) 築地1-4-9 地図

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2022年12月22日

蜂の子 カキフライ (築地)

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今日は絶対に、蜂の子でカキフライを食べようとやって来た。10月に入って、2度訪ねたが、2度とも臨時休業。今日こそは3度目の正直なるか、はたまた2度あることは…となるか。さてどうだ。

店へと向かう路地に入ると、先に店への入っていく人の姿。店頭には、メニューを知らせる看板も出ている。やった、今日は入れそうだ。ここのカキフライを食べずして、年は越せないと思っていたんだ。

ちょうど開店と同時に入った方と入れ違いのタイミング。一人用のカウンター席を貰って、お水を運んでいただいたところで、即注文。今日の日替わりが何だったか、隣の方の注文が届いて知ったくらいに一目散。

先ずは届くのはスープ。ほうれん草だったり、ブロッコリーだったりの緑のポタージュが多いが、今日は同じ緑でも九条ネギ。葱の香りや内側のぬめりも感じられて、誠実な味わい。

そして、お待ちかねのカキフライは、寒さが増していたからか、思わず「おぉ」っと声を漏れる大きさ。長さも厚みも充実していて、持ち上げるとずっしり重い。それに揚げた衣の香りの芳しいこと。

堪らず齧り付くと、軽やかでサクサクの衣としっかりと食べ応えのある身の厚みと旨味。これらが交じり合って、噛むほどに口いっぱいに広がる香りと味。そのままでも好いし、レモンを絞っても好し。そして、牡蠣殻にたっぷりと装われたタルタルソースは、仄甘く、所々で玉葱やピクルスの食感と、その後に広がる風味が好きだ。

はぁ、大満足。来られてよかった。今日は大女将のお姿もあって何より。これからが冬本番。年が明けてもっと牡蠣が肥えてくるのが楽しみだ。

【お店情報】
築地 蜂の子 築地1-5-8 地図

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2022年10月20日

ふじむら カキフライ (築地)

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昨日カキフライを食べ損ねたから、今日こそはカキフライ。築地の借りは築地で返すというわけではないけれども、向かったのはふじむら。移転したという話を聞き、どんな店か気になってということもある。

同じ通りと聞いていたが、ここは昔の場所じゃないか。あれからもう10年も経つんだなぁ…と感傷に浸っているのも束の間、目の前には3人待っている方がいらっしゃる。待つのは苦手だが、今日は待とうと並んでいると、ちょうど1巡目の方が食べ終わる時間で、続々と会計をして店を後にして、5分も待たずに席を確保することが出来た。

お品書きを持って来て下さった方の「今日のハーフは、脳天刺しとアジフライになります」という案内に少しフラッとするが、今日は絶対にカキフライだと初志貫徹。

それにしても懐かしい。カウンターの位置などは以前と異なるが、雰囲気はかなり近い。アジフライに衝撃を受けたのも、この場所だった頃だもんなぁ…なんて思い出していると、カキフライがやって来た。

思わずおぉっと声が漏れそうな大きさ。時期を考えると、まぁ見事なビックサイズ。長さだけでなく、でっぷりといい太さ。先ずは何も付けずにそのまま大きく口を開けてガブリ。よく揚げの香ばしい衣の下には、火が入ってギュッと締まった身がブリンとその存在を主張する。見事な厚み。惚れ惚れしていると、噛んだところからエキスが溢れる。次は辛子。レモンにタルタルと、楽しみ方も様々。

味噌汁とご飯のほか、野菜とがんもどきの煮物に冷奴、切り昆布、漬物など、副菜がたっぷりとあるのもうれしいところ。移転前の店は「いな穂」という店名だが、姉妹店だそう。ランチメニューもほぼ同じ様子。

【お店情報】
築地 ふじむら 築地2-14-14 地図

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2022年10月19日

中村家(中村屋) 肉豆腐ライス (築地)

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毎シーズン楽しみにしている築地の蜂の子でもカキフライが始まっていると耳にして、今日はそれだと向かう。定休日まで確認して出かけたのにもかかわらず、店がある路地に入ると、開いている気配がしない。嫌な予感を抱きながら店前まで来てみると、17日~24日まで臨時休業と書いてある。おぉ…、これは残念だけれど、仕方ない。

それに、この辺りなら行きたい店が他にもある。角の中村家もそうだし、道路向こうの魚竹もそうだ。しかも、魚竹は、店前の行列もなくて入れそう。そうだな、道を渡る前に、中村家で秋冬のメニューの具合を確認してから考えよう。

中村家の前まで来て、入口のホワイトボードを見ると、今日のおすすめに、「肉豆腐ライス」や「豚汁、メンチカツ付き」の文字が躍る。それに、入口からちらっと中を覗くと、「カキフライ始まりました」なんて貼り紙を確認。こうなったら、もう堪らない。そのまま入口をガラリと開ける。

腰を落ち着けて改めてメニューを確認すると、肉豆腐ライスやカキフライ、カキのオイル焼きは始まっているが、かきしゃぶなどの鍋類はまだという状態らしい。昨年食べそびれた、カキのオイル焼きも気になるが、お願いしたのは、やっぱり大好物の肉豆腐ライス。

こちらの肉豆腐は、鉄鍋で、簡易コンロで火をかけながら、グツグツさせてやって来る。具だって、牛肉に焼き豆腐の他、白滝に葱、春菊、椎茸、エノキ等のキノコ類、それにうどん。脇には生卵。そう、まるですき焼きなのだ。味付けも甘辛くて、溶いた玉子につけてズルル。追いかけるようにご飯をパクリ。また、ズルル。温かさと甘辛さに、胃も心もポカポカ。

隣の方はトンカツを注文していたのに、これを見て注文を変更。すごく分かる。立ち上る湯気と鍋に吸引力は強いから。さて、かきしゃぶなどの鍋メニューは、いつ始まるだろうか。要チェック。

【お店情報】
中村家(中村屋) 築地1-4-9 地図

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2022年8月 9日

ふじむら なかおちとアジフライのハーフ (築地)

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今日は、絶対にふじむらでアジフライを食べるんだと出社して、暑い中、築地方面へ足を向ける。店がある大通りから1本入った通りに入ると、店前のランチの品書きを見ている二人組が目に入る。もしかして、先客だろうか。行列が少ないといいのだが…と近づくと、件の二人はどちらかへ消えていき、店へ向かう階段を下りても、今日は行列なし。こんな日もあるもんだ。

さてと、と今日のランチメニューを見ると、目当てのアジフライがない。でも、代わりにイワシフライと書いてあって、今日はそれだなぁ…なんて思っていると、注文を取りに来たお姐さんから、「今日のハーフは、なかおちとアジフライです」なんていう案内。

「今、アジフライとおっしゃいましたか?」声には出さなかったが、まさにそんな気持ち。ハーフだから、いつものアジフライとは違うだろうが、久しぶりになかおちも頂けるしと、ハーフをお願いする。ちなみにハーフは限定品。今日のあと2人前だったらしい。

ほどなくして、自分の定食が届く。アジフライは、確かにいつもと違う観音開きタイプ。けれども、尻尾までピンと張った粋がいい。それに、お久しぶりの鮪のなかおち。艶々とした見事な赤の美しいこと。箸で持ち上げただけでも分かる軽くねっとりした身は、軽やかさと甘さや脂のバランス、舌触りがとても好い。それに穂紫蘇を少し添えると、ふっと抜ける香りがまた心地いい。

アジフライも持ち上げただけでずっしりと来る厚みのあるもの。ハフッと齧り付くと、湯気がホコッ。サクッとした衣の食感の後から、しっとりジワッ~と旨味が広がる旨いやつ。どちらかをたっぷりというのもいいが、旨味ものを両方という醍醐味に大満足。副菜が2種類にご飯に味噌汁、漬物と、定食としての有り様も好い。

気が付けばもう8月。カキフライが始まる前に、今度はアジフライ頂きに来なければ。

【お店情報】
築地 ふじむら 築地2-14-12 EUROビルB1F 地図

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2022年3月31日

ふじむら カキフライ定食 (築地)

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牡蠣の今シーズンを振り返ったとき、ふじむらのカキフライを一度も食べていないことに気が付いた。割りとシーズンのぎりぎりまでやっていた記憶はある。それなら今日行けないだろうかと、あれこれ都合をつけて向かう。

行列必至の繁盛店だし、カキフライは限定20食。そろそろ終わりごろだろうかと食べ納めに来るご常連さんもいるだろうしなぁ…なんてドキドキしながらやって来たが、待っているのは、3人連れの一組。カウンターが1席空いていて、先にどうぞと通される。ありがたいことに、カキフライも残数あり。注文してから運ばれてくる時間が早いことも、この店の魅力だ。

「お待たせしました~」と運ばれてきたカキフライは、それはそれは見事な大きさ。特に太さ。そのまま齧り付けないんじゃないかと思うほど。身はむっちりブリンと存在を主張する一方で、噛んだ傍からエキスが滴り落ちて、オッと勿体ない。そして、噛み締めるほどに牡蠣らしい香りがむんむんと。

そのまま食べて、次は辛子。レモンにタルタルと愉しみ方も様々。5つ食べ終われば大満足。これ以上ない今シーズンの食べ納め。

漏れ聞こえてきたご常連さんと大将の話によれば、カキフライは今日で終わろうと思っていたところ、手配が付いたので、まだ暫く出せるそう。自分もGW頃まで、美味しい牡蠣を出してくれる店があるから、まだもう少し食べると思うが、シーズンとしては今日でお仕舞い。今年も海の恵みをありがとう。

【お店情報】
築地 ふじむら 築地2-14-12 地図

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2022年3月10日

蜂の子 カキフライ (築地)

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一か月ぶりの出社。今月中に食べておきたいものがありすぎて、体と時間が全く足りない。こういう時は、優先順位が大事。目当ての季節ものが早くなくなってしまうだろう店から行くのが好い。それならば、蜂の子のカキフライだ。他にももう一度食べたい店、今シーズンまだ食べていない店もあるが、経験的には、そろそろもう終わりが近い。

店に近づくと、まだカキフライを知らせるボードが見える。後は席があるかどうかだ。入ってみると満席だったが、ちょうど席を立つ方がいらっしゃって、入れ替わりで席を確保。満席でも回転は速めで、そう長く待つこともないのがありがたい。

先ずはと運ばれてくるスープは、日替わりで、今日は何だろうかと想像するのも愉しみの一つだ。今日はコーンポタージュ。定番だが、ここでは初めてではないだろうか。ぽってりとして玉蜀黍の甘さがやさしい。思わずニッコリするまろやかさ。

そしてカキフライ。まぁ牡蠣の大きさ、太さの見事なこと。サクサクの衣にナイフを入れると身自体も逞しくて立派。噛み応えもバツグンでしっかりと牡蠣を頂いていることが分かる。そして、噛むほどに混じって広がる旨味とエキス。そう、これが食べたかったんだ。

そのまま食べて、レモンを絞って。そして、牡蠣殻にたっぷりと装われるタルタルソースをつけて。この自家製のピクルスがたっぷりと入ったタルタルソースも好きなんだ。

途中、これで今シーズン最後だろうなとしんみりしたが、食べ終わると、それを超える満足感に満たされる。はぁ、今日は来られて本当によかった。また来シーズン、会えるのを愉しみに。

【お店情報】
築地 蜂の子 築地1-5-8 地図

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2022年2月 8日

中村家/中村屋 牡蠣ちり (築地)

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いろいろ食べたいものはあったが、この寒さに、今日は中村家の牡蠣ちりにしようと早々に決める。でも、中村家といえば、時々出てくる豚汁や、クリームシチュー、おでんなんかがあったら、迷ってしまうなと思ったが、それはそのとき考えようと、中村家を目指す。

入口で、日替わりのメニューがないかを確認して、入ってもう一度、壁を見遣る。なるほど、今日のおすすめは、エビフライライスらしい。それなら、牡蠣ちりに決定だ。

1階席がそこそこ埋まっていたから、2階に上がって席を確保。注文をして、後はしばし待つのみだ。奥のほうで、家庭用の燃料に、火をつける様子が見える。おっ、あれはきっとここに運ばれてくるやつに違いない。

案の定、「熱いのでお気をつけて~」と運ばれてくるのは、簡易コンロに乗った鍋。蓋を取ると、中にはぷっくりとした牡蠣がズラリ。久しぶり、会いたかった。

段々と鍋が湧いてくると、牡蠣がキュッと少し縮んで白みが濃くなる。そこを透かさず、掬って、ポン酢に潜らせてパクリ。口いっぱいに広がるふんわりぷりぷり。仄かな潮の香りにポン酢が味をキュッと締めて、なんだか飲りたくなってくる。それにしても、火を入れても、縮まないところが堪らない。

豆腐にしめじ、葱、白菜もたっぷり。ごまダレも用意されているから、アレコレと愉しめるところも素敵。一鍋食べ終わるころには、身体の芯からポカポカ。そこへたっぷりとしたコーヒーが届くから、至れり尽くせり。気持ちまでほくほく。ご飯に味噌汁、漬物、小鉢(今日はもつ煮)がセット。

空いていた2階席も満席になり、今日は3階席までご案内。牛しゃぶやちゃんこ鍋など、他の鍋メニューも気になるし、カキオイル焼きもそう。シーズン中に間に合うだろうか。

【お店情報】
中村家(中村屋) 築地1-4-9 地図

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2021年12月 2日

中村屋(中村家) 肉豆腐ライス (築地)

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今日も、どうしたってここでコレを食べるんだと決めていたものがある。中村家の肉豆腐ライスだ。中村家の寒い時期のお楽しみの鍋メニューの一つ。肉豆腐という名前だが、陶板鍋に装われて、簡易コンロでぐつぐつとやって来るやつを、溶き卵で食べるんだから、まるですき焼き。1,000円で、ちょっと贅沢な気分が味わえる大好物。

ガラリと扉を開けると、1階はなんと満席。初めての2階席は、1階の倍くらいありそうな広々とした客席。厨房の上に貼られているような品書きの短冊はないが、日替わりのおすすめの黒板などがあって、こちらはこちらで味わい深い。

「火が通るまで、もう少し待ってね」と運ばれてきた肉豆腐は、湯気が立って、肉豆腐というよりも、やっぱりすき焼き。具は、焼き豆腐と牛肉の他、白滝に葱、春菊にキノコ類。脇には生卵。味付けも甘辛くて、溶いた玉子につけてズルル。追いかけるようにご飯をパクリ。また、ズルル、パクリ。温かさと甘辛さに、胃も心もポカポカ。小鉢のひじき煮や味噌汁もやさしい味。

独り満喫していると、2階にも続々と客がやって来て満席に。人出が多くなったとはいえ、すごいなぁ。牛しゃぶやちゃんこ鍋など、まだ食べていない鍋料理も制覇したいが、カキのオイル焼きライスなんていう、気になるメニューを発見。これは、またすぐに来てしまいそう。

【お店情報】
中村屋(中村家) 築地1-4-9 地図

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2021年8月31日

魚竹 銀鮭照焼となかおちのセット (築地)

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築地で予定よりも早い時間に開放されそうな予感。恐らく開放されるのは、10時半過ぎ。築地から東銀座の辺りで昼をとろうという算段だったが、少し時間がありすぎる。11時開店の店はなかったどうか…と調べてみると、伺おうと思っていた店の一つ、魚竹がそうだった。

少し余裕があったから、辺りを少し散歩してからと歩いていると、とある店の前に行列が出来始めている。おぉ、平日でもこういう感じなんだ。それなら、魚竹にも行列が出来ているかもしれないと向かうと、その予感は大正解。店の前には数人の列。ざっと人数を数えて、まだ1回転目には入れそうだと算段をつけ、列の一番後ろに連なった。

まだ11時は少し早い時間だったが、準備が出来たのだろう。扉が開いて、暖簾をかける準備が始まる。暑い中だから、ありがたい。お願いするのは、鮭となかおちのセット。ここ数回は、漬けまぐろだったし、あれはどうしたって酒が欲しくなってしまうから。

口にするたび、倖せがやってくる、笑みが零れるとは、こういうことを云うのだろう。なかおちならば、滑らかな舌触りに続いて上質な脂がとろり。銀鮭なら肉厚でふっくらとした噛み応えはもちろん、パリッと焼けた芳ばしい皮の香り、皮目と身の間のぷるんとしたところもご馳走だ。味噌汁も酢の物も、素朴に見えるが魚に相応しいもので、定食としての有り様も、実に素晴らしい。

11時を回った頃から、ご常連が一人、また一人とやって来る。皆黙々と、倖せそうに頬張って帰っていく。短い時間で、旨いものを、気持ちよく。ここには全てが揃っている。

【お店情報】
魚竹 築地1-9-1 地図

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