呉さんの台湾料理 日替わりランチ (荻窪)

店主の呉さんが怪我で休業していた「呉さんの台湾料理」が、再開したと聞き、久しぶりに足を運んだ。中華料理と日替わりの中華粥のランチが楽しみで、何度も伺っている店だ。今日のメニューは、店のInstagramによると、「三色鶏丁」と「キャベツとさくら海老の炒め」、そして「ズッキーニの粥」という組み合わせ。
ランチは、日替わりの1種類のみ。後は、ご飯か中華粥のどちらかを選ぶだけ。自分も含め、中華粥を選ぶ人がほとんどだ。
Instagramには「まだ完治していないため、少し時間がかかります」と書かれていたが、なんのその。注文が入ると、すぐにチャーッと中華鍋を振る軽快な音が聞こえてくる。メイン料理はいつも注文ごとに作ってくれるのが、この店の誠実さ。運ばれてきた「三色鶏丁」も湯気と香りが立ちあがって喉が鳴る。
「三色鶏丁」は、鶏肉にピーマンや玉ねぎ、玉蜀黍などを炒めた彩り豊かな料理。具材はどれも艶々で、口に運ぶと、噛むほどにシャキシャキとした歯ごたえと、玉蜀黍の甘みや、ピーマンの青々しい香りが鼻腔に広がる、中華料理らしい美味しさ。
「キャベツとさくら海老の炒め」なら、キャベツの優しい甘さにさくら海老の香ばしさがふわりと重なり、食べ進めるほどに旨味が深まっていく。楽しみにしていた粥は、とろみがありながらも軽やかな口当たりと香りが夏っぽい。
やはり何を食べても美味しい店。どうかご無理なさらず、長く続けてほしいと願っている。
【お店情報】
呉さんの台湾料理 天沼3-1-5 地図
最近のコメント