2025年5月 2日

スパイスカレー トカ (南阿佐ヶ谷)

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先日初めて伺って、その美味しさに魅了された「スパイスカレートカ」。それ以来、店の前を通るたびに、今週の週替わりメニューは何だろうと、つい気にしてしまうくらいだ。先日は、「タケノコとエンドウのキーマカレー」なんて春らしさ満点のカレーが出ていて、これは近いうちに行かなければと思っていたんだ。

そして今日伺うと、週替わりは新しくなっていて、「春オクラのチキンキーマカレー」とある。ココナッツミルクを使ったマイルドなカレーとのことで、それなら山椒がバチッと利いたポークキーマカレーと2種盛りにしてもらおう。

調理は相変わらず手際がよく、メールをチェックしたりしていると、サッとカレーが仕上がってくる。色とりどりの副菜が添えられた皿が届くと、気分も上がるというものだ。

まず初めての春オクラのチキンキーマを一口。確かに辛味は控えめだが、香りはふくよか。鶏もも肉の旨味に、オクラの粘りがご飯に良く絡んで、カレーとしてとても好い。一方のポークキーマは、ネパール産の山椒・ティンブールなどのホールスパイスが効いた爽快感とピリッとした刺激の鮮烈さ。鮮やかなスパイス感がクセになる。

美味しいのはもちろんのこと、日本の旬がスパイスカレーという形で表現されているのが、とても素敵。アチャールやつまみ系のメニューも気になるし、夜にもぜひ来てみたい。

【お店情報】
SpiceCurryToca 阿佐谷南1-9-7 センチュリー大和 1F 地図

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2025年4月 3日

道心 カレーうどん (阿佐ヶ谷)

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雨が降り、昨日よりも肌寒い今日。こんな日は、カレーそばか、カレーうどんが食べたくなる。在宅の時にカレーそばやうどんを食べるなら、杉並区役所の斜向かいにある「豊年屋」へ伺うことが多いが、今日は別の店にしようと、やって来たのは「道心」。杉並区役所の裏手にある手打ちそばの店だ。粗挽きの手打ちそばが人気だが、うどんメニューも豊富な店。

暖簾を潜ると、「いらっしゃいませ~」とニコニコとした女将さんがお出迎え。12時前ということもあり、席にはまだ余裕がある。小さいテーブルに腰を下ろし、カレーメニューを探すと、そばもうどんも、温かいものとつけ汁の2種類あるのが面白い。

お願いしたのは、温かいカレーうどん。これが一番温まりそうだったからだ。しばらくして届いた丼からは、そば屋のカレーらしい、カレーと出汁の香りに加え、海苔の香りが鼻を擽る。一方、出汁の色はやわらかく、真ん中にのせられたうずらの玉子がかわいらしい。細めのうどんに、たっぷりと入った薄切りの豚肉や玉ねぎが絡み、食感や味わいも豊か。ひと口にカレーうどんといっても、店によって個性が光る。

余裕のあった店内も、12時を過ぎると続々と客が来て、あっという間に満席に。リーズナブルなランチセットが人気のようだが、忙しい中でも明るく声をかけてくれるご主人と女将さん。その温かい接客にも、この店の人気の理由なのだろう。居心地の好い店。次は蕎麦をいただきに。

【お店情報】
道心 阿佐谷南1-15-18 伊藤ビル 1F 地図

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2025年3月12日

スパイスカレー トカ (南阿佐ヶ谷)

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昨年8月にオープンしたスパイスカレー「トカ」。何度も行ったことのある店の跡地に出来たので気になっていたが、その日のメニューや店の周りに漂う香りに惹かれ、ますます気になる存在になった店。ピリッとした味が食べたくて、どこに行こうと悩んでいたところ、ここがいいのではと思い、足を向けた次第。

客席はこぢんまりとして、カウンター席が中心。厨房に面したカウンター席に腰をかけると、スパイスの芳しい香りが鼻を擽る。ランチメニューは、カレーが3種類。1種類から3種類のあいがけを選び、ご飯の量やトッピングなどを自由に選んでいくシステムだ。

今回お願いしたのは、定番的なスパイスチキンカレー、とネパール山椒ポークキーマカレーの2種類。ネパール山椒が気になったが、他のカレーも食べてみたくて2種類のあいがけを。手際よくカレーが仕上げられ、副菜などを添えられて、あっという間に出来上がり。

ネパール山椒ポークキーマカレーは、ホールスパイスも入って爽快感やピリッとした刺激があり、鮮やかなスパイス感がクセになりそう。チキンカレーは、また異なるスパイスの香りが豊かで、ゴロッと柔らかなチキンとの相性も抜群。

食べ終わるころには、すっかり魅了されていた。メニューは週替わりを目途に変わるということで、これから何度も通ってしまいそうな気がする。

【お店情報】
SpiceCurryToca 阿佐谷南1-9-7 センチュリー大和 1F 地図

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2025年3月 7日

ピッキーヌ カオソイとムーヨートート (阿佐ヶ谷)

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久しぶりに晴れ間がのぞいた今日。こんな日は、スパイスの効いたエスニック料理が恋しくなる。それなら、真っ先に思い浮かぶのは「ピッキーヌ」のカオソイだ。

店は10席ほどの小ぢんまりとした空間。混んでいないことを願いながら扉を開けると、客入りは半分ほど。幸い、お気に入りの一人用の席、店の端にある小さなテーブルが空いていた。迷わず腰を下ろし、メニューを開く。

注文するのは決まっている。カオソイだ。ただ、単品にするかセットにするかは迷うところ。考えながら、前回初めて食べたムーヨートートを思い出した。タイの豚ソーセージ(ムーヨー)を揚げたもので、見た目はさつま揚げのよう。ビールと絶対に合いそうで、すっかり気に入ってしまった。となれば、今回もこのセットで決まりだ。

まず運ばれてきたのはムーヨートート。やはり、見た目はさつま揚げそのもの。ひと口かじると、程よい塩気がじんわりと広がる。これは間違いなく酒の肴にぴったり。隣のテーブルに置かれたビールが、ことさら羨ましく思えてくる。

そして、待ちかねたカオソイ。器が目の前に置かれた瞬間、カレーのスパイシーな香りとココナッツミルクの甘い香りが鼻を擽り、食欲を刺激する。先ずは、パリパリの揚げ麺を軽くつまんで、続いてスープを絡めた麺を啜る。そのうちに、揚げ麺がスープを吸ってしんなりと変化していくのも、この料理の楽しみの一つだ。

さらに、パクチーや紫玉ねぎ、豚肉にタイの漬物など、それぞれの具材がきっちりと役割を果たしていて、バランスの良いところに改めて美味さを感じる。これが食べたかったんだ。タイ料理店は数多あれど、の風味豊かなカオソイは、やはり「ピッキーヌ」ならでは。これからも、何度でも足を運ぶことになりそうだ。

【お店情報】
ピッキーヌ 阿佐谷北2-9-5 地図

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2025年1月27日

シバダイニング シバセット (阿佐ヶ谷)

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どうしてもカレーが食べたくて、カレーを出す店をいくつか思い浮かべた末に向かったのは、阿佐谷パールセンター内の「シバダイニグ」。ネパール&インドレストランであり、週末の昼に訪れる飲みの場としても馴染みの深い店だ。普段はチキンティッカやサモサチャットなど、単品料理を楽しむことが多く、ランチセットを注文する機会はほとんどない。とはいえ、この店にはネパールカレーセットとインドカレーセットという2種類のランチメニューがあり、特にネパールカレーセットが興味をそそる内容だ。

税込み705円から楽しめるリーズナブルなランチメニューも魅力的だが、好きなのは「おすすめ」と書いてある「シバセット」。店名が冠されていることもあるし、この店で「おすすめ」と書いてあるものは、大抵うまい。極めつけは、目玉焼きが乗っていること。

シバセットは、選べるカレーに加え、定番の豆スープ、サグ炒め、パパド、目玉焼き、ネパール特有の青菜の発酵食品グンドゥルック、アチャール、サラダなどが一皿に盛り込まれた内容豊富なセット。今回選んだカレーは「クワティー」と呼ばれる豆カレーで、一見すると素朴だが、様々な豆が織りなす食感も風味も様々で賑やか。しみじみと旨味が染みて、想像以上に好きな味。

それに、いつもツマミとして頼んでしまうサグやグンドゥルックをカレーと混ぜると、味わいが深まる面白さ。セットのアイスチャイのスパイス感も秀逸。

普段は飲みの場として親しんでいる店で、飲まずにランチを楽しむのは少し不思議な気持ちだったが、改めてこの店の料理の魅力を再発見。別のカレーも食べにまた。

【お店情報】
シバダイニング 阿佐谷南1-35-15 1F 地図

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2025年1月15日

豊年屋 カレー南蛮そば (阿佐ヶ谷)

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朝からどうにもカレー口。午後一に打ち合わせを控えているため、サクッと「豊年屋」でカレー南蛮そばにしようと外に出る。昨日までの寒さが嘘のような暖かな陽気。カレー南蛮といえば、粘度のあるカレーで温まるものだけれど、カレー南蛮そばの記憶が離れず、そのまま足を店へ向けた。

杉並区役所のほぼ目の前。店の傍を通ると出汁の良い香りがする、地元に根差した街の店。12時には少し早い時間帯だったためか、店内は少々のんびりムード。時代が付いた店内も落ち着いていて、ゆったりとして居心地がいい。

そうこうしているうちに、カレー南蛮が届く。粘度のあるカレーの表面に、小さな泡がポコリと浮かぶ。箸を入れて蕎麦を持ち上げると、立ち上がる湯気とともに、カレーの香りが鼻腔をくすぐる。ズズッと啜り上げると、カレーの香りと共に出汁や醤油の香り。それに葱の甘さがやわらかく広がる。スパイスの刺激は穏やかで、むしろそれが感じ好い。

特筆すべきは、立派な豚肉。しっかりと厚みと脂のついた豚肉が5~6枚入って食べ応えも十分で滋養も満点。

カレー南蛮の温かさだけでなく、街に愛される蕎麦屋の雰囲気に気持ちまでも温まる。周りの声に耳を傾けると、今日は不思議とカレー南蛮やカレー丼が人気らしい。なんだかこの空間に親しみがわいてくる。

【お店情報】
豊年屋 成田東4-37-10 地図

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2025年1月 6日

ピッキーヌ カウソイ (阿佐ヶ谷)

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年末年始は、中華に和食、フレンチと美味しい料理をいただいたせいか、今食べたいのは、カレー味。それならカレーそばなんてどうだろうと近くの蕎麦屋を覗いてみたが、火曜日定休ということもあって、まだ正月休み中。

さて、どうしよう。すっかりカレー口になっているのに…と考えていたら、ふと閃いた。こういうときこそ、カウソイだ。向かうは、阿佐ヶ谷の住宅地の中にある老舗のタイ料理店「ピッキーヌ」。店の自信作の一つがカウソイなのだ。

カウソイは、ココナッツミルクをベースにした濃厚なカレースープ、太麺と揚げ麺を組み合わせたタイ北部の名物料理。ピッキーヌのカウソイは、太麺で、揚げ麺も太くてカリカリサクサクというのが特徴。これに、とろりと粘度のあるスープがよく絡むし、たっぷりと入るのが豚肉というのも、自分の経験的には珍しい気がする。

さらに、パクチーや紫玉ねぎ、タイの漬物など、それぞれの具材がきっちりと役割を果たしていて、一口ごとに新たな味わいが広がる。このバランスの良さに、改めてこのカウソイの美味さを感じるのだ。

小さな店だが続々と客がやって来て、あっという間にほぼ満席。値段も手頃で、何より風味豊かな料理がこの店の真骨頂。今年もきっと、何度も伺うことになりそうだ。

【お店情報】
ピッキーヌ 阿佐谷北2-9-5 地図

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2024年12月23日

プラバート Bランチ (阿佐ヶ谷)

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カレー味が食べたい気分。寒いしカレー南蛮もいいなと思ったけれど、久しぶりにプラバートのカレーにしようと思いつく。南阿佐ヶ谷駅すぐ近くにある南インド料理店。ランチでも、ドーザやポロッタなどが楽しめるし、ランチメニューも豊富な店。

いろいろと食べてみたいと思うが、ここの店で大好きになったのがポロッタ。うずを巻くように薄い層を重ねて焼いたパンで、パイのようにサクサクとして軽やかなのが特徴。他の店では中々味わえないから、やはりポロッタは外せない。だから、今日もお気に入りのポロッタが入るBセット。2種類のカレーとタンドリーチキン、ミニライス、サラダ、デザート、ドリンクまでがセットという充実した内容も魅力だ。

カレーは、日替わりと、マトンやチキン、キーマ、野菜から選ぶことができる。今日の日替わりは、かぼちゃ入りのチキンカレー。かぼちゃの甘さとスパイスの組み合わせは面白そうだと、日替わりと、辛口のマトンをお願いする。

定番のマトンも然ることながら、日替わりのかぼちゃ入りのチキンカレーがとても好みだった。かぼちゃの仄かな甘さとスパイス、特に爽やかで上品な芳香のコントラストとバランスが見事。

タンドリーチキンも香り豊かでジューシー。最後にホットチャイで一息ついたらごちそうさま。次こそドーサやミールスを食べてみたいが、このポロッタも、また食べたいし......悩ましい。

【お店情報】
プラバート 阿佐谷南1-15-6 第2熊倉ビル 2F 地図

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2024年9月30日

豊年屋 カレー南蛮そば (阿佐ヶ谷)

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温かい麺が食べたい。出汁の麺もいいけれど、カレーの香りと汁の粘度がほしい気分。それなら、豊年屋でカレー南蛮なんてどうだ。杉並区役所のほぼ目の前。店の傍を通ると出汁の良い香りがする、地元に根差した街のそば屋。

12時にはまだ少し早い時間ということもあって、少々のんびりムード。時代が付いた店内も落ち着いて、ゆったりとして居心地がいい。待っている間にも、ポツポツと客がやって来る。瓶ビールを注文するご夫婦に、お一人の男性客。飲む人が必ずいらっしゃるというのも、この店らしい。

「カレー、お待たせしました~」とカレー南蛮が届く。たちまち立ち上がるカレーの香り。今日はこれが欲しかったんだ。箸を入れて蕎麦を持ち上げると、更に強く広がるカレーの香り。

ズズッと吸い上げると、カレーの香りと共に出汁や醤油の香り、熱が入ってやわらかくなった葱の甘さ。スパイスの刺激は穏やかだが、むしろそれがいい感じ。特筆すべきは、立派な豚肉。しっかりと厚みと脂のついた豚肉が5~6枚入っているのも、お気に入り。

カレー南蛮や、大盛のたぬきそばが人気も日もあるが、今日は大盛のもりそばが人気の様子。品書きを確認する人は多くなく、皆それぞれに定番があるというのが、長年愛されている証。

【お店情報】
豊年屋 成田東4-37-10 地図

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2024年8月19日

キーマオキッチン 日替わりカレー (荻窪)

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グリーンカレーが食べたい気分。グリーンカレーといえば、ピッキーヌのそれが大好きだが、ランチメニューは、タイヌードルとのセット。それなら、気になっていた荻窪のタイ料理店へ行ってみようと足を向ける。

伺ったのは、荻窪駅近くにあるキーマオキッチン。ビルの2階にある店で、狭い階段の前にはいつもその日の日替わりメニューがポップに書かれているのが気になっていた。ランチメニューが豊富で、日替わりのカレーや麺類、定番のパッタイやガパオライスなど、10種類ほど。ちょうど日替わりのカレーが目当てのグリーンカレー。今日やって来たのは大正解。

そのグリーンカレーは、器にたっぷりと装われているのうれしいし、茄子や鶏肉など、大振りで具沢山。香りの良いライスにかけて頬張ると、鶏肉に絡んだり茄子に沁みたカレーの辛味や香りがジュッと広がって、今日の欲が満たされる。

ランチセットは、スープにサラダ、デザートで一揃え。サラダもよく見かけるものではなく、パクチーやナッツ、干し海老なども入ったタイらしいものというのも好いし、デザートはココナッツが仄かに香る小さなパンケーキのようなものというのも新鮮。ママも元気で気が利く感じというのも、この店に似合いでいい。

ちなみに、「キーマオ」とはタイ語で「のん兵衛」や「酔っ払い」という意味らしい。一度飲みに来たくなってしまった。

【お店情報】
キーマオキッチン 荻窪5-29-9 本橋第二ビル 2F 地図

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