2025年5月13日

オーバカナル スープとサラダのプレート (銀座)

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今晩は美味しい予定があるから、昼は軽めにしておこうと、サラダランチやスープランチがある店を考える。軽いランチといえば、オーバカナルのオムレツという選択肢があるじゃないかと思い出し、そういえば、キッシュやスープにサラダがセットになったプレートがあったはず。それなら今日はオーバカナルに行って、何を食べるか考えよう。

良い天気ということもあってか、テラス席など外に近い席はほぼ満席。けれども店内には余裕があって、日陰の涼しい席を案内してもらう。今日のメニューを眺めると、キッシュは春キャベツとカマンベールチーズ。スープはレンズ豆。それにもちろんオムレツもある。どれを選んでも間違いなく美味しいに違いない。

悩んだ末にお願いしたのは、本日のスープとサラダのプレート。決め手は、今日のスープがレンズ豆だったこと。普段あまり口にする機会はないけれど、好きなスープの一つだ。

料理はほどなくしてテーブルに運ばれくる。届いた瞬間、ほっくりと火が通った豆の香りがふんわりと漂う。スプーンを入れると、少し粒感を残したとろみのあるスープで、優しい甘さと温かさがじんわりと胃に染み入る。見た目は素朴で落ち着いた色味だが、滋味深くどこかほかほかとする味わいが心地いい。

サラダは葉野菜の他、キャロットラペやラタトゥイユも添えられている。ドレッシングの酸味も程よく、このバランスの良さがプレートのセットが好きな理由の一つ。レンズ豆のスープがぽってりと濃厚だったこともあって、バゲットまでいただくと、夜まで十分持つ感じ。今度は久しぶりにオムレツを目当てに来たい。

【お店情報】
オーバカナル 銀座 銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル 1F 地図

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2025年4月15日

ひなぎく 玉子サラダと生ハムのサンドイッチ (阿佐ヶ谷)

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「ひなぎく」の玉子サンドが帰ってきたと聞いて、食べにいかなくてはと思っていた。「ひなぎく」は、在宅勤務中のランチや、休日の昼飲みにとたびたび訪ねている、頼りにしているカフェダイニング。カフェ利用はもちろん、アペロや夜の一杯にも向く使い勝手のいい店で、何を食べても美味しいのが魅力だ。

中でも、自家製のパンはおすすめの一つで、サンドイッチもすっかりファンだ。以前いただいた玉子サンドは、ゆで玉子を粗くつぶした玉子サラダがたっぷりと詰まった食べ応えのある一品だった。今回はそこに生ハムも加わって、さらにボリューム満点の内容になっているとのこと。これはお腹をすかせて訪ねなくては。

ランチセットは、日替わりのスープがセット。今日は人参と新玉ねぎのポタージュ。新玉ねぎの瑞々しさや甘さがじんわり広がる、春らしいやさしい味わい。

そして、待望のサンドイッチが運ばれてきた。想像はしていたが、それ以上のボリューム。粗くつぶしたゆで玉子が、たっぷり3個分くらいあるんじゃないかという迫力。大きく口を開けて頬張ると、マヨネーズを使っていないからこその軽やかさと強い玉子の風味。そして、生ハムの塩気と紫玉ねぎのシャキシャキとした歯ごたえと仄かな辛味が好いアクセント。これはワインが欲しくなる。

聞けば、来たる4月17日でオープン1周年を迎えるとのこと。これからの1年も、また足を運ぶのが楽しみだ。

【お店情報】
café & dining ひなぎく 阿佐谷南3-33-11-2 地図

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2025年3月11日

カフェクレエル ふっくらハンバーグ (荻窪)

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荻窪駅の北側、寿通りにある喫茶店「カフェクレエル」。洒落た店名だが、創業は昭和43年。現在の場所に移転したのが昭和55年という、地域に根付いた老舗の喫茶店だ。ランチメニューが充実していて、ご近所の方や近隣に勤める方々でいつも賑わう店でもある。そんな店が、店主の健康上の理由で、3月末をもって閉店するという。

月末が近づけば、きっと入れなくなるだろうからと今日訪ねたが、昼休みには少し早い時間でも、すでにかなりの賑わい。12時を回る頃には満席となり、断られる方も出るほどの盛況ぶりだ。

この店では、具沢山のミネストローネをお願いすることが多かったが、初めて訪ねた日に食べたハンバーグを思い出して、今日はもう一度それを味わいたくなった。

目当てのハンバーグは、いわゆる小判状ではなく、四角形に近い個性派。そして、その大きさも厚みも立派でボリュームたっぷり。ナイフを入れると、名前のとおりふっくらとやわらか。肉々しいというよりも、軽やかで滑らかな食感。それに、赤いナポリタンが乗っているところも、何とも言えず心を擽る。

さらに、バターがじんわりと染みたトーストがまた格別だ。表面は香ばしく焼き上げられ、中はふわりと軽やか。そしてバターがじゅわり。セットのサラダはシャキシャキで、懐かしさを覚えるドレッシングの味わいにもキュンとする。食後には、サイフォンで丁寧に入れられた珈琲をゆっくりといただいて。

フライパンでスパゲティを炒める音、コーヒーを入れる様子、店内に流れる穏やかな空気を感じながら、ゆっくりと過ごす時間が好きでした。どうぞお元気で。

【お店情報】
カフェクレエル 天沼3-30-2 地図

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2025年2月28日

ひなぎく 鶏むねのコンフィとキャロットラペのサンドイッチ (阿佐ヶ谷)

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休日の昼にランチがてら飲みに行くことはあるが、平日のランチとしては少し久しぶりの「ひなぎく」。ランチにアペロ、カフェとしても楽しめるカフェダイニング。ワインに合うおつまみも魅力だが、パンがとても美味しく、平日のランチなら、サンドイッチもおすすめの一つ。

先日、店のInstagramで紹介されていた「ポトフとパンのセット」が気になっていたが、昨日、ポトフがとても人気だったようで、今日は売り切れ。それならば、サンドイッチだ。今日は4種類あり、まだいただいたことがない「鶏むねのコンフィとキャロットラペのサンドイッチ」をお願いする。

お待ちかねのサンドイッチは、たっぷりとしたサラダを添えて届く。葉野菜の上に重なるように並べられた鶏むねのコンフィ、その上にこんもりと盛られたキャロットラペ。ドレッシングやマスタードがパンに馴染み、全体を一つにまとめているところが好い。それに、外はカリカリ、中はもっちりとしたパンの美味しさも格別だ。

セットの日替わりのスープは、玉ねぎとベーコンのスープ。じっくりと炒められた飴色玉ねぎの甘みと旨味がじんわり。

メニューが季節に合わせて変わっていくのも「ひなぎく」の魅力の一つ。今日気になったには、蕗の薹のミニトースト。おつまみサイズのトーストで、蕗の薹を混ぜたバターを乗せたものだそう。聞いているだけで、ワインが欲しくなってくる。週末に改めて訪れようか。

【お店情報】
cafe&dining ひなぎく 阿佐谷南3-33-11-2 地図

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2025年2月25日

ストラーダ クリーミィドリア (荻窪)

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洋食が食べたい気分。ハンバーグか、シチューか__なんて考えていたところ、ふと「カフェストラーダ」の季節限定メニューが、クリーミィドリアだったことを思い出した。グラタンを始め、ホワイトソースを使ったドリアやホワイトシチューは、ランチで中々お目にかかれない。こんな機会を逃す手はない。

「カフェ」と名は付いてはいるが、ここは老舗洋食店仕込みの洋食の美味い店。熱々で運ばれてくる煮込みハンバーグが定番で人気で。昼時には、ランチ目当ての多くの客で賑わう。訪ねると、2人掛けのテーブルの空席は1つだけで、そこに滑り込み。後からも客が続いた。

注文を済ませると、先ずセットのサラダとスープが運ばれてくる。スープはコンソメベースで、野菜や茸が入った優しい味わい。温かさも加わって、ほっと一息つく。

そして待望のドリアは「お皿ごと焼いていますのでお気をつけて」と言葉と共に運ばれてきた。テーブルに置かれた途端、鼻を擽るホワイトソースとチーズが焼けた香り。堪らずスプーンを入れると、おぉ、中のライスは黄色いのか。烏賊や海老などが入ったシーフードピラフで、これはうれしい驚きだ。最後まで熱々のまま、はふはふと頬張る幸せ。

つい先週までの寒さが嘘のように、今日は春らしい陽気。気温の上下動が激しくなりそうですので、皆様どうぞご自愛ください。

【お店情報】
CAFFE STRADA 荻窪4-21-19 荻窪スカイハイツ 1F 地図

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2025年1月26日

ぽえむマノアマノコーヒー スパイシー厚焼き玉子サンド (高円寺)

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高円寺に、前々から気になっていた玉子サンドがある。近いものの、休日には行列が出来る人気店で、気軽に訪れるには少しハードルが高い。けれども、正月休みの時期、開店時間を狙えば入れるのではないかと思いついて訪ねてみることにした。

開店時間の10時少し前に店に着くと、既に数人が開店を待っている。このくらいの人数だったら大丈夫だろうと一安心しつつ、隣にある氷川神社に参拝して戻ると、既に店は開店していて、中は半分ほどの席が埋まっている状態。うわぁ、危なかったと胸を撫でおろす。

今は事業譲渡をして店主は変わっているが、創業は1973年。店は年がついて、柱や壁は飴色に染まり。で落ち着いた雰囲気を醸し出している。一方で、メニューには、写真映えしそうな季節のフルーツサンドやタルト、カスタードプリンなどが人気の火付けとなっているらしい。

けれども、自分の目当ては「厚焼き玉子サンド」だ。運ばれてきた途端に目を引くのは分厚い玉子の圧倒的な存在感。一切れつまんで口に運ぶと、玉子とパンはとてもシンプル。これに奥行きを生み出しているのがパンと玉子の間の黄色いペーストだ。これが、「スパイシー」たる所以で、カレー風味のスパイスが効いたみじん切りのらっきょ(おそらく)の仕事ぶりの素晴らしいこと。この組み合わせは新鮮ながら、どこか腑に落ちる味わい。

さらに、お供に選んだスパイスオレは、シナモンやクローブが香りが心地よく、余韻を残す深い味わい。これのオレを飲むためにまた来たいくらいに好み。

古さと新しさを見事に調和させた印象。厚焼き玉子サンドだけでなく、魅力に満ちた喫茶店。

【お店情報】
ぽえむ Mano A Mano Coffee 高円寺南口店 高円寺南4-44-5 地図

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2025年1月14日

オーバカナル オニオングラタンスープとサラダのセット (銀座)

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慌ただしい中バタバタと出社。本来ならばゆっくりランチを考えたいところだが、今日はその余裕がない。寒さも厳しいし何か温まるものをと考えていると、ふと閃いたのが、「オーバカナル」のオニオングラタンスープだ。

オニオングラタンスープはスープ単品と、スープは少し小さくなるがサラダを組み合わせたセットの2種類がある。スープを存分に堪能したい気持ちもあったが、この店のサラダは、いつも気の利いた素敵なサラダということもあって、セットを選ぶ。

ほどなくして届いたのは、スープカップの縁から溢れ出たチーズやスープの焦げがそそる一品。それに、サラダは葉野菜がふんだんに盛られているだけでなく、キャロットラペにラタトィユが色を添える。ドレッシングも酸味も心地よく、やっぱりセットでお願いして正解。

そして、主役のオニオングラタンスープ。見事な焼き色に敬意を表して、スプーンをそっと端から差し入れる。すくい上げると、ぽってりと蕩けたチーズが糸を引き、その下からはすっかりと飴色に染まったバゲットが躍り出る。冷まそうと軽く息を吹きかけると、先ほどのチーズの香りに、玉ねぎの甘味と僅かな苦みが溶け合いふわりと香る。口にすれば、スープをたっぷり吸い込んだバゲットからジュッと旨味が溢れ出て、熱さとともに旨味と玉葱の香ばしさ、ほろ苦さがじんわりと広がって行く。

組み合わせはシンプルだが、その味わいはこんなにも芳醇で濃密。寒いのは苦手だが、寒いからこその美味いものがあるから、寒い冬も悪くない。

【お店情報】
オーバカナル 銀座 銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル 1F 地図

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2024年12月19日

ひなぎく 豚肩ロースのビール煮込み (阿佐ヶ谷)

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今日の昼は、ひなぎくでビール煮込みと決めていた。今年出合った店の中でも、一番お世話になっている「ひなぎく」。阿佐ヶ谷の住宅地にある、古民家をリノベーションしたカフェダイニングだ。料理がとても好みで、平日ランチや週末の昼飲みにと、使い勝手が良いのも魅力の一つ。先日伺った際、隣の方が召し上がっていたビール煮込みの香りに魅了され、寒い日に絶対食べようと決めていた。

すっかり地元に定着したようで、オープン時間を狙って訪ねたものの、既に先客が一組。傍らに赤ワインというのがうらやましいが、こちらだって目当ての料理がある。

先ず届いたのが、セットのサラダ。バルサミコをベースにしたドレッシングも然ることながら、生ハムと削りたてのチーズの香り高さにグッとくる。

そしてメイン料理のビール煮込み。この照りと艶、そして記憶にある深い香り。そうそう、これが食べたかったんだ。豚肩ロースは、スプーンで簡単にほぐれるほどにほろほろ。口にすると、とろけるような舌触りとほろ苦さがふわりと香る大人の味。

そして、外せないのは自家製パン。ファンなのだ。やわらかいバゲットや米粉パン、無花果入りのパンと数種類出してくれるのもうれしいし、噛みしめるとそれぞれの特徴が感じられるのも好い。

すっかり体も気持ちも温まって大満足。温かいメニューとしては、ボルシチもあるし、サンドイッチも温かいものが登場していて、まだまだ食べたいものがたくさん。来年も通うこと間違いなし。

【お店情報】
cafe&dining ひなぎく 阿佐谷南3-33-11-2 地図

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2024年11月27日

カルテット 国産若鶏のチキングラタン (荻窪)

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荻窪駅の北口、ことぶき通りの奥にあるカルテット。今年7月にオーナーが変わってリニューアルオープン。先日メニューもリニューアルしたという話を耳にして、確認してみるとグラタンがあるじゃないか。今日は少し温かいけれど、好物のグラタンと聞いたら、居ても立っても居られない。

メニューは通しメニュー。だから、パスタやカレー、オムライス、サンドイッチなどの食事から、サラダやから揚げ、フィッシュアンドチップスなどのアラカルト、デザートまで勢揃い。グラタンは、チキンとシーフードの2種類。うーん、今日はチキングラタンかな。それに、ランチタイム限定のミニサラダとスープのセットをお願いする。

先ず、サラダとスープが届く。驚いたのがスープ。カフェオレボウスほどありそうな大きさのカップに、オニオンスープがたっぷりと。しかもスープは、オニオングラタンスープのそれで、深い飴色で玉ねぎの甘みがじんわり。

そして、届いたグラタンは先ず焼き目にそそられる。ホワイトソースの中には、ゴロリと入る鶏肉とフジッリ。ねじれた部分にソースが絡むところも好い。シンプルだが、コク味と引き際が鮮やかで、ついついもう一口が欲しくなる。

いつもメニューにグラタンがある店の登場が実にうれしい。シーフードグラタンも食べてみたいし、寒い日時期、必ずやお世話になります。

【お店情報】
cafe and bar QUARTET 天沼3-30-42 地図

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2024年11月14日

Aola ブルーチーズカキフライサンドイッチ (荻窪)

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今シーズンもAolaでカキフライのサンドイッチが始まっていて、食べに行かなくちゃと思いながらようやっと。カキフライのサンドイッチといっても、ソースや一緒に挟まれる具材が毎回違うから、今日はどんなサンドイッチに出会えるか、楽しみというもの。

カキフライのサンドイッチがない日もあるが、店前でメニューを確認すると、今日はある。ちなみに、ブルーチーズカキフライサンドイッチ。同じ名前のサンドイッチは昨年もいただいたが、前回とは絶対に同じものではないはずだ。

注文をすると、カキフライを揚げつつ、パンをトースト。キャロットラペやレタスなどを積み上げて具材をセットしたら、見事な手際でクルクルッと紙で巻いて、ナイフでザクリ。「お待たせしました」と色鮮やかなサンドイッチが届く。

鮮やかなのは見た目だけではなく、香りもそうだ。目の前のサンドイッチのカキフライから、牡蠣らしい潮の香りが鼻を擽る。堪らずガブリと齧り付くと、カキフライならではの牡蠣の旨味と香ばしい衣が広がって、その後ほんのりとブルーチーズの香り。ブルーチーズは薩摩芋のポテトサラダに混ぜてあって、カキフライとの相性はもちろんのこと、程よい香りと薩摩芋の仄甘さとも似合い。

ランチタイムは、サラダにスープがセット。野菜がふんだんに入ったミネストローネがまた美味しい。別の味のカキフライサンドも食べたいし、オムレツサンドやランチプレートも外せない。満喫するには、来る頻度を上げるしかないか。

【お店情報】
Aola 天沼3-30-41 地図

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