2024年7月 4日

グロッケンシュピール おろし蕎麦 (荻窪)

R0011784002

外に出るとびっくりするような暑さ。こういうときは、冷たいそうめんだと思ったけれど、生憎今日は定休日。他に何かなかっただろうか…とあれこれ考えていたら、そういえば!と思い出した店があった。

荻窪南口の仲通り商店街にある、古いビルの2階にある喫茶店。グロッケンシュピールという名前も珍しいし、何より、2階から外に向けて「越前そば」の幟を出している。喫茶店で蕎麦?しかも越前そば?と気になっていた店。

2階に上がってドアを開けると、ママがカウンターの奥からニッコリと迎えてくれる。店内は趣きのある古い家具が並ぶ手狭な店。けれども、大きな窓から日差しが入って、穏やかで心地が好い。そして、カウンターの横には、確かに蕎麦箱がある。蕎麦は、ご主人が朝打っているそうだ。

蕎麦は、おろし蕎麦、ざる蕎麦、とろろ蕎麦の3種類あるが、目当ては、おろし蕎麦(越前そば)。越前そばとの出会いは、福井出身の同僚がきっかけ。何人かで持ち寄りの飲み会をした際に、〆として振舞ってくれたのが最初だ。その時すっかりはまってしまって、何度か自宅でも作ったもの。それで、こんなところに「越前そば」を出す店があるのかと記憶に残っていたのだ。

蕎麦を茹で、大根を下ろしたりして、おろし蕎麦が届く。これこれ、久しぶりだ。たっぷりと鰹節を乗せたそばに、葱と大根おろし、そばつゆがセット。ぶっかけスタイルが一般的で、ママが教えてくれたとおり、ねぎと大根おろしを蕎麦に載せて、汁をかけていただきます。

少し太さのある蕎麦に、澄んだ出汁、鰹節の旨味におろしたての辛味大根のピリピリとした辛味に、福井出身でもないのに、これじゃなきゃなんて思ってしまう。蕎麦湯も出してくれて、残った汁に入れてグビリ。冷えた胃にこの温かさがうれしい。

目立たない小さな店だがファンも多いようで、昼を過ぎると続々と客が来て、ママお一人ではかなり忙しそう。そばが早い時間になくなることもあるそうだ。今度はおろし蕎麦はもちろんのこと、ゆったりとした空気も楽しみに。ちなみに、グロッケンシュピールとは、ドイツ語で鉄琴の一種だそう。

【お店情報】
グロッケンシュピール 荻窪5-21-11 ライフ荻窪202 地図

| | コメント (0)

2024年6月21日

豊年屋 カレー南蛮そば (阿佐ヶ谷)

R0006163001_20240621205301

昨日とは打って変わった雨空に、今日はカレー南蛮だと向かったのは豊年屋。杉並区役所のほぼ目の前。店の傍を通ると出汁の良い香りがする、地元に根差した街のそば屋。

雨が降る中やって来ると、ほぼ満席。ほとんどが近くにお住まいと思わしき先輩方だ。そして、ご常連に人気の大たぬきの他、今日は、カレー南蛮にカレー丼とカレー味が人気の様子。考えることは皆同じらしい。

そうこうしているうちに、カレー南蛮が届く。粘度のあるカレーの表面に、時折「ぽこっ」とあぶくが立つ。そうそうこれ熱々なんだ。蕎麦を持ち上げると、カレーの香りと湯気が立ち上がる。ズズッと吸い上げると、カレーの香りと共に出汁や醤油の香りや葱の甘さ。スパイスの刺激は穏やかだが、むしろそれがいい感じ。特筆すべきは、立派な豚肉。しっかりと厚みと脂のついた豚肉が5~6枚入って滋養も満点。

カレー南蛮はもちろんだが、街に愛される蕎麦屋の雰囲気に気持ちも温まる。さて、この温かさが消える前に、雨の中急いで戻ろう。

【お店情報】
豊年屋 成田東4-37-10 地図

| | コメント (0)

2024年6月16日

糸庄 もつ煮込みうどん (富山)

R0011125001

金沢から、旅の終着地である南魚沼まで車で向かう途中、どこで昼をとろうかと考える。昆布好きとしては、昆布締めなども考えたが、どうしたって酒がほしくなる。だから、酒がほしくうならなそうな富山料理ってないだろか。それで思い出したのが糸庄のもつ煮込みうどんだ。

続きを読む "糸庄 もつ煮込みうどん (富山)"

| | コメント (0)

2024年5月30日

サイゴン ブンチャーゾー (丸の内・有楽町)

R0011417002_20240530193401

出社したら、昼はこれと決めていた。サイゴンのブンチャーゾー。ブンチャーゾーは夏の楽しみ。この店で初めて食べて嵌ってしまったベトナムの麺料理。以来、いろいろなお店でいただく機会が増えたが、一番好きなのはこの店の味。

ブンチャーゾーは、素麺のような細く丸い米麺「ブン」に、揚げ春巻を載せた冷たい麺料理。冷たい麺に甘酸っぱいタレがさっぱりとして夏っぽいが、パリパリの皮に、豚挽肉、海老ミンチ、春雨、木耳、椎茸などがみっちりと詰まった揚げ春巻きに、甘辛く厚みのある豚肉までのって、ボリュームとスタミナ満点。

一方で、野菜やなますも入って、暑さに負けないバランス食。ナッツの食感や芳ばしさ、香草の爽やかな香りも手伝って、大皿にたっぷりと装われているのに、いつもあっという間にペロリと平らげてしまうんだ。

伺ったときはまだ余裕があったが、12時を過ぎると引きも切らずに客が来る。有楽町ビルヂングから、東京国際フォーラムに移転したが、もうすっかりと周知された様子。今年の夏もお世話になります。

【お店情報】
サイゴン 有楽町国際フォーラム店 丸の内3-5-1 東京国際フォーラム B1F 地図

| | コメント (0)

2024年5月17日

阿波や壱兆 しらすと薬味野菜のそうめん (阿佐ヶ谷)

R0011305001_20240518070001

暑いくらいの日差しに、今日はさっぱりとしたものだと目指したのは、阿波や壱兆。大好物の半田そうめんの専門店。すだちそうめんはもちろんのこと、暑い時期に向く季節メニューが出てないかと期待して。

メニューを見ると、ちょうど春メニューが終わったところで、新しいメニューは出ていない様子。けれども、すだちそうめんに、しらすと薬味野菜のそうめん。冷かけも考えると、今の気分に合うものが目白押し。

暑いとはいえ、ムシムシと茹だるような暑さというわけではないんだなぁ…。それなら、すだちそうめんや冷かけなどは、もう少ししたら訪れるであろう、蒸し暑い日に取っておきたい。としたら、今日は、しらすと薬味野菜のそうめんだ。

届いたどんぶりには、しらすと目にも鮮やかな薬味野菜がこんもりと。箸を入れ、そうめんをグッと持ち上げると、ふわりと出汁と、かいわれ菜に大葉、水菜に茗荷、胡麻等々、薬味野菜の広がる香り。それにしらすの旨味とやわらかい塩気が、つるつるもちもちの半田そうめんに好いアクセント。飲んだ後の〆にも最適だろう。

店内に入ったときから、客が多かったが、今日はこの日和に誘われたか、店内は満席で、一人客が出ると、また一人やって来るという状況。そして、やっぱり冷かけが人気。次こそ、すだちそうめんかな…なんて思いながら、店を出る。

【お店情報】
阿波や壱兆 バイパス店 阿佐谷南3-2-3 ローレルビル 1F 地図

| | コメント (0)

2024年5月13日

すばる ゆし豆腐そば (阿佐ヶ谷)

R0011259003

雨が降っているせいか、温かい麺を啜りたい。カレー南蛮でもいいし、大好きな半田そうめんもある。そういえば、すばるは少し久しぶりかもしれない。すばるは、沖縄生麺協同組合の傘下の沖縄そばの店。麺は沖縄から毎日直送、そして、前を通るたびに、いつも鰹出汁の香りが鼻を擽る本格派。

引き戸を開けると、相変わらずの活気。店の方のハキハキした感じと客の幸せそうな空気がとても好い。入口の券売機で食券を買って、店の方に手渡すシステム。王道のソーキそばや、半そばにして、じゅーしーのおにぎりを貰うという選択肢とも迷ったが、今日は好物の一つのゆし豆腐そばだ。

ほどなくゆし豆腐そばが届く。ゆし豆腐そばだけれど、豚肉が少し入っているのがうれしい。先ず、香りの良い出汁を一口。鰹出汁の香りと旨味、豚から滲んだ味わいも加わって、じんわりと胃に染み渡る。そしてゆし豆腐はふわふわのやわらかさ。出汁と一緒に口に含むと、とろとろと胃に収まっていく。それに啜り上げるそばの太さとねじれの存在感。夢中になる。

泡盛や生オリオンビール、簡単なツマモもあって、軽く飲むにも好い。暖かくなってきたし、沖縄に想いを馳せながら飲みに来よう。

【お店情報】
沖縄そば すばる 成田東4-37-8 地図

| | コメント (0)

2024年5月 6日

そばの実 そば三昧 (長野・戸隠)

R0011050001

戸隠の自然の恵みが満ちる蕎麦

続きを読む "そばの実 そば三昧 (長野・戸隠)"

| | コメント (0)

2024年4月22日

豊年屋 カレー南蛮そば (阿佐ヶ谷)

R0006163001

週末の晴天とは打って変わって、肌寒さを感じる今日。温まるものがいいし、ズルズルッと麺をすするのもいいかもいいかもしれないと思いつく。それなら太めのうどんよりも、細いそばだ。それなら、豊年屋でカレー南蛮だ。

杉並区役所のほぼ目の前。店の傍を通ると出汁の良い香りがする、地元に根差した街の店。12時にはまだ少し早い時間ということもあって、少々のんびりムード。時代が付いた店内も落ち着いて、ゆったりとして居心地がいい。周りを見ると、ご常連に人気の大たぬきの他、蕎麦付きのどんぶりものも人気の様子。

そうこうしているうちに、カレー南蛮が届く。粘度のあるカレーの表面に、時折ポコッとあぶくが立つ。箸を入れて蕎麦を持ち上げると、カレーの香りと湯気が立ち上がる。ズズッと吸い上げると、カレーの香りと共に出汁や醤油の香り。それに葱の甘さ。スパイスの刺激は穏やかだが、むしろそれがいい感じ。特筆すべきは、立派な豚肉。しっかりと厚みと脂のついた豚肉が5~6枚入って滋養も満点。

カレー南蛮はもちろんだが、街に愛される蕎麦屋の雰囲気に気持ちまでも温まる。この温かさが消える前に、急いで戻ろう。

【お店情報】
豊年屋 成田東4-37-10 地図7

| | コメント (0)

2024年4月 5日

阿波や壱兆 鯛と薬味野菜のそうめん (阿佐ヶ谷)

R0010750003

花冷えの一日と聞いて、今冬最後の鍋焼きうどんにでもしようかと家を出たけれど、思いのほか寒くなくて、そこまで熱々のものでなくてもいいかと考え直す。そうだ、最近始まった阿波や壱兆の春のメニューなんてどうだろう。

阿波や壱兆は、大好物の半田そうめんの専門店。レギュラメニューの他、季節に合ったメニューも出していて、「鯛と薬味野菜のそうめん」もその一つ。昨年いただいて、印象に残っているものの一つだ。

名前のとおり、薄切りの鯛の切り身と薬味野菜が乗ったそうめん。薄桃色と若草色が春っぽい。先ずは出汁をと一口飲むと、鯛を使ったいつもとは風味の異なる出汁。そして、出汁で温められ少し白くなる鯛は、まだふんわりとやわらかくて、品の好い甘さがじんわり。

薬味野菜も、季節柄か若い芽が主体で、青味ややわらかい苦み、口当たりの良さもやさしくて鯛に似合い。それに、あられが入っているところが個人的なツボ。こちらのそうめんのファンだが、やはり一番好きかもしれないくらいに好みの味。

肌寒いからか、今日は担々豆乳そうめんが人気。これ定番で唯一食べたことがないんだなぁ。すだちそうめんも始まっているし、次何をいただこうか、また悩みそうだ。

【お店情報】
阿波や壱兆 バイパス店 阿佐谷南3-2-3 ローレルビル 1F 地図

| | コメント (0)

2024年3月12日

長生庵 牡蠣天カレーそば (築地)

R0010513002

出入りの多い予定が入って、ついついしめしめと感じてしまう。天候は生憎だが、普段伺い難い店に足を運ぶチャンスである。出先の方面などを考えると、今日は長生庵に寄れそうだ。この秋冬は、牡蠣のそばをいただいていないし、季節的にはそろそろ仕舞い。店のXにも、そろそろ終了という知らせ。

まだ昼には早い時間で、店内は空いていると思いきや、少しすると続々と客がやって来る。旅の方もいれば、近くに勤めるご常連。相席になったのは、仕事終わりの方ようで、日本酒と刺身を注文。できればそちらに混ざりたい。

さて、メニューを見ると、春の山菜や新玉ねぎなどの天ぷらも始まっていて、そちらにもそそられるが、今日は雨で肌寒いし、念願の牡蠣天も食べたいしと、牡蠣天カレーそばをお願いする。

お待たせしました~と運ばれてきたどんぶりには、香りのいいカレーに、牡蠣の天ぷらが2つ。2つとはいえ堂々と立派なもので、長さも太さも一級品。さっくり揚がった熱々のところを齧り付くと、牡蠣の豊かな香りと旨味に驚かされる。まるで、佳いところだけ残しましたとでも云うような芳醇さと清々しさ。身の旨さと食べ応えも時期を語るに相応しい。

牡蠣そのものも素晴らしいが、衣や揚げ方、それにカレーそれ自体もまぁ美味い。衣にカレーが染みたところや、時折口に入る豚肉ににっこり。そして、そばを食べて残ったカレーにご飯を投入したくなる。

次はいつ来れるだろうか。牡蠣はないけれども、春や夏の天ぷらも好いし、冷たい蕎麦もいいだろう。結局いつだって悩みはつきないのだ。

【お店情報】
長生庵 築地4-14-1 モンテベルデ101 地図

| | コメント (0)

より以前の記事一覧