2023年1月24日

手打ちうどん 恵 きざみうどん (荻窪)

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今日はどうしたってこれと決めていた。手打ちうどん恵のきざみ。熱々の醤油っ気の薄い出汁に刻んだ油揚げと、くたくたの葱。それにむっちりうどん。想像するだけで、向かう足が速くなる。

荻窪駅の北側、教会通り商店街にあるうどん店。カウンターが3席ほど、小さなテーブルが1卓という小体な店。大抵はお母さんが、時々息子さんもいらっしゃる。今日はタイミングよく、息子さんが途中からやって来て、うどんを打っている姿を見ることができた。

注文が入ると、うどんを茹で、出汁と具材を合わせていく。カウンターから見る厨房は、少し緊張感があるが、お母さんのお人柄もあってどこか温かい。こうやって眺めている時間が好きだ。

「お待たせしました~」と届いたのは、想像していたあの姿。先ずは大好きな出汁と具を一口。やわらかくなった葱と、その甘味が染みた出汁、それを吸った油揚げ。絶妙なトライアングル。これだけ飲んでいたいとも思うし、これに豆腐を入れて肴にしてもいいなぁなんて想像もする。

うどんは太めの手打ち麺。コシやもっちりとした弾力と、噛んでいると小麦が広がってくるところが好きだ。やわらかいうどんで育ったから、やわらかいうどんがもちろん好きだが、ベクトルが違う旨いうどんにすっかり魅了されてしまった。

カレーや、店おすすめのたぬきときつねを組み合わせた「合わせ」なんかも気になってはいるが、きざみが好きすぎて、ここに来たら、ついつい「きざみ」と言ってしまっている。

【お店情報】
手打ちうどん 恵 天沼3-6-21 地図

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2023年1月16日

豊年屋 鍋焼きうどん (阿佐ヶ谷)

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今日みたいに雨降りの寒い日は、やはり熱々の温かいもの。グラタンなんかもいいなぁと思ったが、鍋焼きうどんなんてどうだろうと思いつく。鍋焼きうどんなら、豊年屋だ。杉並区役所のほぼ目の前。店の傍を通ると出汁の良い香りがする、地元に根差した街の店。冬になると、店前の品書きに「あつあつ、鍋焼きうどん、味噌煮込みうどんあります」という貼り出されて、これについつい誘われる。

開店して10分少々。先客はいらっしゃるものの、まだ嵐の前の静けさという雰囲気。料理が届くのを待っていると、ポツポツと近所にお住まいと思わしき先輩方がやって来る。鍋焼きうどんの方もあれば、カレー南蛮の方、ご常連は大たぬき。羨ましかったのは、腰を落ち着けるなり「熱燗」と一言。一呼吸置いて「厚焼き玉子」という先輩。それも確実に温まって美味いやつ。

さて、鍋焼きうどんだ。目の前に届いてから、店の方がそっと蓋を開けてくれると、ふわっと湯気が立ち上がる。嗚呼、温かい。そして誘う香り。外で嗅いでいたあの香りだ。グツグツと沸く汁の中には、蒲鉾になると、玉子焼き。麩に椎茸、豚肉、若芽。それに立派な海老の天ぷらと盛り沢山。海老の天ぷらはここの人気の一つ。花揚げにした衣が汁に合うし、海老も誠実感のある食べ応え。それに、江戸前らしい汁がうどんや具材に染みた感じも、なんともいえず温かい。

時代が付いた天井や壁、テーブルなども温かく落ち着いた雰囲気をくれるし、客もそれぞれにゆったりと愉しんでいるところも好い。一方で、店の方の明るい挨拶も素敵。どうぞ長く続けて下さい。

【お店情報】
豊年屋 成田東4-37-10 地図

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2023年1月 4日

阿波や壱兆 鶏肉と薬味野菜のそうめん (阿佐ヶ谷)

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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

さて、仕事始めは在宅から。正月休みの間余念がなかったのは、今日ランチ営業をしている店を探すこと。休みの店がまだ多いが、中華料理やカレーにエスニック系の料理を提供する店は開いていることが多くて、それに、ここ半田そうめんの阿波や壱兆。中華はお節で食べたし、昨晩はタイカレーを作ったし、それなら今日はそうめんだ。

伺ってみると、新メニューとして、かも南蛮そうめんなんて魅力的な料理を発見。気になるなぁ…。それに、またいただいたことのないメニューもあるし。散々悩んで、具もたっぷりと食べたくて、鶏肉と薬味野菜のそうめんを。

そうなんだ。しっかりとボリュームはあるのに、あっさり軽いところが、このメニューの魅力の一つ。低温調理をした鶏肉はしっとりとやわらかで、量もたっぷりあるし、出汁醤油が染みた半熟の煮玉子も好い。それに、かいわれ菜に大葉、生姜に葱、茗荷、胡麻等の薬味野菜。香り豊かで、そうめんと共にはもちろん、鶏肉に巻いて食べても旨いんだ。味の濃淡、香りなど、引き出しの数の多さとバランスの好さも魅力の一杯。

この鶏肉と薬味野菜のそうめんは、豆乳ベースのスープもあるし、かも南蛮など他のメニューも気になるところ。そもそも半田そうめんの大ファンだが、いろんなバリエーションで楽しませてくれるこの店も大好きだ。

【お店情報】
阿波や壱兆 バイパス店 阿佐谷南3-2-3 ローレルビル 1F 地図

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2022年12月 2日

よし田 牡蛎南ばん (銀座)

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今週は牡蠣をまだ食べていないし、久しぶりに玉子サンドも食べたいし。一口に牡蠣と言っても、フライもあれば、天ぷらもあるし…と悩んだ挙句、足を向けたのは、よし田。目当ては牡蛎南ばん。これも牡蠣シーズンの楽しみの一つだ。

こちらの牡蛎南ばんの特長の一つは、立派な牡蛎。火が入っているにも関わらず、ぷっくり丸々としてはち切れんばかり。齧り付くとぷりんと身が弾けて、潮の香りと、出汁が染みた牡蛎の身の旨味がじわり。旨味がじわり。

もう一つの特長が、関東風と関西風の汁の用意があること。最近は関東風が好みで専らこちら。件の牡蛎に関東風らしい醤油が利いた汁が染みたところが好きなんだ。若芽やとろりと柔らかくなった葱も名脇役。

昼からビールを飲りながら、サッカーに見入っている方もいらっしゃって、うらやましい限り。とはいえ、後半日で週末。さて、もうひと頑張りしましょうか。

【お店情報】
そば所 よし田 銀座6-4-12 KNビル 2F 地図

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2022年11月24日

フォーハノイ 激辛フォーガー (阿佐ヶ谷)

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先日フォーハノイの店先で、新たに季節限定メニューが登場したことを知る。その名も「激辛フォーガー」。温まりたいときや、スカッとしたいときにいいかもなぁと記憶していたもの。サクッと短い時間でのランチの気分だし、少々刺激が欲しい気分。それなら、この新メニューがちょうどいいじゃないか。

フォーハノイは、セルフサービスのフォーの店。注文して、席を取ってできあがりを待って、自分で運ぶスタイル。提供までに時間が早いというところも魅力の一つだ。

席に座って一息つくと、フォーらしくない香りに気が付く。花椒と他にもスパイスが入っているのだろうか。オリエンタルな香りが印象的。先ずはスープを一口。酢漬けの唐辛子の他、粉末の唐辛子も入っていて、確かに唐辛子の辛さはあるものの、それは控えめ。むしろ、ピリピリとした痺れがやって来て、爽快な辛さ。辛いのは分かっているが、ついつい、もう一口、もう一口と進んでしまう。

フォーにもスープの赤味や香りが染みて、いつものフォーガーとは異なる新しい味。鶏肉の他、シャクシャクとしたタケノコ入り。これが辛いスープによく合う。

期間限定ということだが、この刺激は中々嵌る。夏にも向きそうだし。定番化してくれないだろうか。

【お店情報】
フォーハノイ 阿佐谷南3-2-3 地図

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2022年11月11日

恵 きざみ (荻窪)

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暖かい日だが、温かい麺類の気分。食べたいのは刺激の強いものよりも、やわらかい出汁のうどんや素麺。そうなると、荻窪のうどんか、阿佐ヶ谷の半田そうめん。どっちかなぁと想像すると、ねぎと油揚げが入った絶妙な出汁を思い出して、それなら荻窪の恵だ。

カウンターが3席と2人卓が一つという小さな店。先客はなく、「こんにちは~」と暖簾をくぐると、「いらっしゃいませ」と女将さんが迎えてくれた。

うどんを茹で、油揚げや葱を調理。カウンターから見る厨房は、いつも緊張感があるが温かい。こうやって眺めている時間が好きだ。

「お待たせしました~」と届いたのは、もう馴染んだ白く透明な出汁と、たっぷりと入る葱が印象的なうどん。先ずは大好きな出汁と具を一口。やわらかくなった葱と、その甘味が染み出た出汁、それを吸った油揚げの絶妙なトライアングル。これだけ飲んでいたいとも思う一方で、これに豆腐を入れて肴にしてもいいなぁなんて想像もする。

うどんは太めの手打ち麺。コシやもっちりとした弾力と、噛んでいると小麦が広がってくるところが好きだ。やわらかいうどんで育ったから、やわらかいうどんがもちろん好きだが、この店でベクトルが違う旨いうどんを知った、思い入れのある店。カレーやかき玉なんかも気になってはいるが、きざみが好きすぎて、ここに来たら、ついつい「きざみ」と言ってしまっている。

【お店情報】
手打ちうどん 恵 天沼3-6-21 地図

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2022年10月25日

泰明庵 せりカレーそば (銀座)

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牡蠣の季節が始まったとなれば、せりそばの季節も始まったということだ。そろそろ根っこ入りのせりそばが出ているんじゃないかとやって来たのは、もちろん泰明庵。入口のガラス扉から、壁にずらりと並んだ品書きを見遣ると、「せりそば」「せりカレー」の文字が見える。根っこ入りかどうかは、注文してみないと分からないが、先ず、せりそばにはありつけそうだ。

シーズンの最初だし、せりそばにしようと思って来たが、歩いてくる途中の寒さに気持ちはすっかりせりカレーそば。注文すると「根っこは入れますか?」という嬉しい問いかけ。もちろんお願いするに決まっている。

「おまたせしました~」という声とともに、懐かしい香りが鼻をくすぐる。見た目には、芹は控えめにしか見えないが、箸を入れて持ち上げると、カレーに潜んだ芹が顔を見せて、香りの存在感がグッと増す。蕎麦屋らしい出汁の混じるカレーの香りと相まって、ここにしかない香りに味わい。それに、シャクシャクとした根っこの歯ざわりと凝縮した香り。あゝ、この季節がやって来た。

ここ2、3年は銀座に来る機会が減ってしまって、せりそばも年に一度か二度ほど。せりそばが気軽に食べられる日常があるって幸せだ。

【お店情報】
泰明庵 銀座6-3-14 地図

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2022年9月22日

ピッキーヌ カウソイ (阿佐ヶ谷)

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朝は肌寒かったから、温かいものがいいなぁと思っていたが、昼が近づいてくると日も差してきて、想像以上に温かい。これなら鍋でなくてもいいなぁ…なんて考えだしたら、先日振られて心残りだった、ピッキーヌのカウソイを思い出した。

タイの麺料理の中でも、カウソイは好きだ。カレー味というのも好いし、何より、上には
揚げた麺、下には茹でた麺と、異なる麺が楽しめるというところが素敵。それに、カウソイに出会ったのがピッキーヌだったということが大きいのかもしれない。ピッキーヌのは、麺が少し太めで食感の存在感が面白いし、カレーが美味い。

先ずはスープをいただいて、その後揚げ麺をつまんでポリポリと。ホントはシンハーが片手に行きたいところだ。一頻り楽しんだところで、揚げ麺も沈めてしまって、食感の違いを楽しむんだ。バリバリした麺とつるつるの麺が散らかる感じが面白いし、少しカレーを吸ってしんなりしてきたところも好きだ。しかも、これで今どき650円。揚げ春巻きなどが付くセットでも900円。

ずっと気になっていた、コロナ渦対策のテイクアウト半額キャンペーンは、ようやく終了を迎えた様子。そのせいだろうか、店内のお客様がグッと増えていた。日常が少しずつ戻ってきている気がする。

【お店情報】
ピッキーヌ 阿佐谷北2-9-5 地図

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2022年9月 9日

恵 きざみうどん (荻窪)

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昨晩、うどんの話をしていたらからか、どうしたってうどんの気分。それなら向かうは、荻窪の手打ちうどん 恵。伊勢うどんで育ったから、うどんと言えばやわらかいもの。それとは違う旨いうどんがあることを教えてくれたのがここだ。

カウンターが3席ほどと2人卓が一つという小体な店。「こんにちは~」と暖簾をくぐると、「いらっしゃいませ」と女将さんとうどんを打っている息子さんが出迎えてくれる。

好きなのは、温かいきざみ。今日もきざみかなぁと思って来たが、壁に貼られたメニューを見ると、例えばカレーうどんとか、暑い時期に冷たいなすおろしなんてどうだという気がしてくるが、あの好きな味を思い出すと、やっぱり温かいきざみなのだ。

「お待たせしました~」とカウンター越しに届くのは、醤油っ気が感じられない、仄かに白い透明な出汁と、たっぷりと入る葱と油揚げが印象的なうどん。先ずは大好きな出汁と具を一口。やわらかくなった葱と、その甘味が染み出た出汁、それらを吸った油揚げ。絶妙なトライアングル。淡く感じるが、押しつけがましくなく、じわじわと口に身体に染み入る旨味の品の良さ。

そしてうどんは太めの手打ち麺。コシやもっちりとした弾力と、噛んでいると小麦が広がってくるところが好きだ。もちろん出汁との相性も好い。器に入っている皆が主役。

少し涼しくなってきた今日でも、食べ終わる頃には、すっかり汗をかいてしまうが、美味しさと満足感に幸せいっぱい。寡黙ながら、温かい店の雰囲気も好きなんだ。

【お店情報】
手打ちうどん 恵 天沼3-6-21 地図

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2022年8月 8日

阿波や壱兆 鶏肉と薬味野菜のそうめん (阿佐ヶ谷)

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昼休みに社内の勉強会があって、サクッと昼をとりたい。それに、今日みたいな暑さなら、やっぱり麺だろう。ベトナム麺は先日伺ったから、今日は半田そうめんだ。

伺うのは、薬味野菜そうめん専門店の阿波や壱兆。大好きなほんのり甘い椎茸煮が乗った田舎ぶっかけや、この時期のお楽しみのすだちそうめん、しらすと薬味野菜のそうめんなど、色々と頂いてきたが、次に来たらコレと思っていたものがあった。

それが、鶏肉と薬味野菜のそうめん(煮玉子付き)。品書きの写真を見ると、他のメニューに比べて、具が大振りで食べ応えがありそうなところが、気になった理由。それに大好きな玉子も入っているし。

届いたのは、どんぶり一杯にゴロゴロと具が入ったそうめん。上から見ると、そうめんの姿が確認できないくらいだ。低温調理をした鶏ハムに、黄身が半熟の煮玉子。左側には、薬味的な緑の野菜たち。

鶏肉は、むね肉だがしっとりやわらか。温かい出汁に入れて温めると、口当たりが益々良くなって好み。煮玉子は、しっかりと下味が付いていて、そのままでもコク味や旨味たっぷりと。それに、薬味野菜は、かいわれ菜に大葉、生姜に葱、茗荷、胡麻等々、香り豊か。味の濃淡、香りなど、引き出しの数とバランスのいい一杯。

この鶏肉と薬味野菜のそうめんは、豆乳ベースの出汁もあって、そちらも気になる。半田そうめんの大ファンだが、いろんなバリエーションで楽しませてくれるこの店も大好きだ。

【お店情報】
阿波や壱兆 バイパス店 阿佐谷南3-2-3 ローレルビル 1F 地図

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