2021年1月20日

阿波や壱兆 田舎ぶっかけ (阿佐ヶ谷)

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半田そうめんが好きで、八重洲の店がやっていた半田そうめんのランチが甚く気に入っていたが、止めてしまって、半田そうめんロスになっていた。そんな折、阿佐ヶ谷に、半田そうめんの専門店が出来たと聞いたが、夜のみの営業。飲んだら〆ない質ゆえ、いままでお伺いできていなかった。けれども昨今の時勢により、昼の営業を始められ、絶対に伺おうと思っていたのだ。

半田そうめんのメニューは、そうめんと出汁とシンプルなものから、すだちそうめん、カレー温麺など、アレンジしたものが数種類。それに、炊き込みご飯や、小鉢、おでんなど、サイドメニューを付けたランチ限定のメニューもある様子。

お願いしたのは、オーナーのお母さんが食卓に出していたものを再現したという、田舎ぶっかけの温かいもの(780円)。そうめんの上に、錦糸卵に鳴門わかめ、かにかま、椎茸、青ネギが乗ったもの。具沢山で目に鮮やかだが、先ずは、鼻を擽る青柚子の香りの鮮やかさに驚いた。ズズズッとすすれば、つるつるでモチモチの存在感が口いっぱい。それに、ツボは椎茸煮。甘辛く炊いてあって、これだけでもお代わりしたいくらいだ。

あゝ、やっぱり好きだ、半田そうめん。夜に来て、飲んでハーフの半田そうめんで〆るっていうのも、あるかもしれないなぁ。

【お店情報】
阿波や壱兆 バイパス店 阿佐谷南3-2-3 ローレルビル 1F 地図

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2020年12月20日

ふるやま (南阿佐ヶ谷)

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好い蕎麦屋と聞いて約20年。ずっと気になってはいたが、このご時勢で始められたそばセットに惹かれて初訪問。これが、こちらが心配になる程の素晴らしさ。

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2020年12月 9日

泰明庵 せりカレーそば (銀座)

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肌寒くなってきたから、そうだ!こういう日こそ、せりカレーそば(1,300円)で暖まろうと、泰明庵までやって来る。ガラガラと引き戸を開けると、丁度、店を出る人とすれ違い。その1卓空いた席に滑り込み。

この時期なら、「せりカレーそばを『根っこ入りで』」とお願いするのが常。より香りのと食感の強い芹の根っこが入るのが、この店のせり入りのそばの特長。湯気とともに立ち上る香りは少々乱暴なくらいで、芹好きの自分にとっては他には代えがたい一品だ。

丼がやってきたら、とりあえず箸を入れて、グワッと麺を引き上げる。すると、カレーと芹の香りがグワッと広がって、あゝ、これこれ。普通にせりそばも戴くが、不思議とカレーのほうが芹の香りが強く感じるのは気のせいだろうか。芹のシャクシャクとした食感と、食んでまた広がる香り。食べ終わってもなお漂う残り香に、やっぱり好きだと思う。

食べている途中に入って来た方の注文は、舞茸天カレーそば。メニューにないものでも、出来るものはやってくれることを知って、随分昔にあれこれ説明してお願いしたものだが、すっかり定番のメニューの一つになっていたらしい。あれもうまいんだ。そのうちに、またお願いしよう。

【お店情報】
泰明庵 銀座6-3-14 地図

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2020年11月26日

よし田 牡蛎南ばん (銀座)

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牡蠣と云えばフライが好きだが、その他の料理も食べたいものが幾つもある。その一つがよし田のかき南ばん(1,650円)。季節になると、店の外からも見えるように、「かきそば、かき鍋はじめました」といった貼り紙が出され、胸がわくわく。季節の到来を知る。

こちらの牡蛎南ばん(1,650円)の特長の一つは、立派な牡蛎。火が入っているにも関わらず、丸々としてはち切れんばかり。齧り付くとぷりんと身が弾けて、旨味がじわり。

もう一つの特長が、関東風と関西風の汁の用意があること。最近は専ら関東風。件の牡蛎に関東風らしい醤油が利いた汁が染みたところが好きなんだ。若芽やとろりと柔らかくなった葱も名脇役。

ここに来るたび、昼から酒を楽しんでいる方をお見掛けするが、今日は、皆食事をする人ばかり。見るにつけ羨ましいと思っていたが、居なければ居ないで、寂しいもので。

【お店情報】
銀座 よし田 銀座6-4-12 KNビル 2F 地図

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2020年9月28日

泰明庵 せりそば (銀座)

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朝晩はすっかり涼しくなって、秋が近づいてきていることを思う。秋めいてくると、今か今かと気が急いてくる。好物の牡蠣と芹の季節だからだ。牡蠣はまだだが、そろそろ芹は始まっているんじゃないだろうかと、足を向けるのは泰明庵。9月下旬になると、せり入りのそばが始まり出す。

様子を見て、来週にしようとも考えたが、なければないで、カレーそばなんかを食べればいいかとやって来た。入口は開けっ放し。壁一面のメニューに目をやると、おぉ、あるあるせりそば。以前なら、「相席でどうぞ~」という客入りだが、今日は「お二階どうぞ~」。久しぶり。

カレーや肉入りのそばもあるが、今日はシンプルにせりそば(1,100円)。「今日は根っこがないんですけど、よろしいですか?」と確認されるが、なくても十分。器一杯に装われる芹を思うと、愉しむには十分だ。

届いたそばからは、あの豊かで広がる香り。隣のテーブルの方がこの香りが苦手だったら、ちょっと申し訳なくなるくらいに芳醇。丼に目をやると、一面に、しかもたっぷりと芹が乗る。シャクシャクと噛むほどに、口内や鼻腔一杯に広がる香り。そこへ蕎麦をズズッと啜り込めば、温かい出汁の香りも相混ざって、倖せ一杯。

次は、せりカレーかな。久しぶりにせいろもいいなぁ。愉しい季節がやって来た。

【お店情報】
泰明庵 銀座6-3-14 地図

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2020年9月23日

そそそ~その先へ~ あったかそうめん (日比谷)

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昨日とは打って変わって悪天候。肌寒さに、恋しいのは温かい麺。そうだ、宿題にしていた店に行こうとやって来たのは、日比谷OKUROJIのそそそ~その先へ~。恵比寿にある素麺専門店「そそそ」の新しい店。そそそは、素麺好きとして気になっていた店だが、アウェイの恵比寿。日比谷に出来たのならば、行ってみたいと思っていたのだ。

素麺自体が好きだが、冷たいものよりも、温かい煮麺が好きだ。店のホームページを見て、先ずはこれにしようと狙いを定めていたのが、あったかそうめん/にゅうめん(880円)だ。

素麺は、深さのある黒色のどんぶりでやって来た。綺麗な出汁に錦糸卵としいたけ、三つ葉。その下に、嫋やかに沈んでいる素麺。先ずはと出汁をいただけば、やさしい甘味に続いて、柚子と仄かにごま油の香り。そして素麺。かなり細くてつるつると柔らかいが、口にするとむっちりとした存在感。喉越しや口当たりが頗る良く、如何にも上等。いままで食べたことのない感じ。これはちょっとクセになりそう。

それに、個人的なツボは、具のしいたけのうま煮。煮たしいたけが好物だが、こういうこっくりとした味わい、懐かしい。

トリュフが香るそうめんや、パスタ風、エスニックアジア風、フカヒレやオマール海老をつかったそうめんと、確かに、そうめんの新しい扉を開いた感じが面白い。今気になっているのは、鶏塩そうめん。また次の機会に。

【お店情報】
そうめん そそそ ~その先へ~ 内幸町1-7-1 日比谷OKUROJI G17 地図

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2020年8月28日

佐藤養助 すだちおろしうどん (銀座)

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立秋も過ぎたというのに、まだ暫く続きそうな猛暑。一方で、暑い間に食べておきたい料理が、まだまだ周り切れていない。そんな料理の一つが、佐藤養助のすだちおろしうどん(1,200円)。冷かけフェアと銘打って、期間限定で出されているメニューの一つ。すだちの酸味と香りに、冷えた汁、そして稲庭うどん。どう考えたって、冷たく旨いやつ。

お茶とおしぼりを頂いて、「お決まりになりましたら、お声掛け下さい」とお店の方は言うけれど、食べたいものはもう決まっている。間髪入れずに、「すだちおろしを」とお願いする。

届いたうどんは、想像どおりに、見た目にも涼し気。透き通った出汁と、真ん中にこんもりと大根おろし。その周りには、ぷかぷかと薄切りのすだちが浮かぶ。青紫蘇やラディッシュ、菊の花の色味も美しい。

先ずはと、出汁と一口。ひんやりと冷えているが旨い出汁と、引き際のすだちの酸味。これだけで、暑さから生き返りそう。そしてうどん。啜り上げると、艶やかで滑らかでつるつるの喉越しと、むっちりとしたコシ。うどんは温かいのが好きだが、これは、本当夏に好い。冷かけメニューは、他、大館なめこ、梅おぼろ、鴨とろろの計4品。いつまでやっているのだろうか。

【お店情報】
銀座 佐藤養助 銀座6-4-17 出井本館 地図

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2020年8月12日

長生庵 自家製超細打ちうどんの冷かけ (築地)

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所要があって、午後から休暇。築地の方へ来る予定で、どこへ行こうかと数日前からワクワクしていた。いつもより時間があるから、久しぶりにフレンチのコースもいいし、行列が出来るフライもいいなぁ。それに旨い魚だってたくさんある。

けれども、この暑さ。うん、やっぱり冷たい麺だ。布恒更科のすだちそばも、夏のお愉しみだが、先日、長生庵のTwitterで見かけた超細打ちうどんも気にかかる。昨年頂いて、また食べたいと思っていたもの。

長生庵も久しぶりだ。けれども、テーブルはほぼ埋まっていて、相変わらずの人気ぶり。今日目当ての超細打ちうどんがあるかどうか不安だったが、壁を見ると「白海老と野菜のかき揚げ丼」とのセットがあると書いてある。よし、けれども単品でいいのだが…と聞いてみると、単品でも注文可(1,000円)だそうだ。

しばらくして届いたのは、如何にも涼し気で端正なうどん。先ずはと汁を頂くと。ほんのり漂う青柚子の香りと酸味。この汁を飲むだけでも、随分と生き返るような気がする。

そして、待ちかねた超細打ちのうどんをズルリ。素麺ではなく、角の立ったやや平打ち。だからこそ、うどんの踊り方が素麺とは異なって、振り幅の広いこと。そして、青柚子の香りがよりたおやかに膨らむのだ。はぁ、満足。この素晴らしい夏の麺。

【お店情報】
そば處 長生庵 築地4-14-1 モンテベルデ築地 地図

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2020年3月25日

泰明庵 せりそば (銀座)

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牡蠣がそろそろ終わりということは、こちらもそろそろ終わりだと、泰明庵にやって来る。目当ては、せりそば。芹自体は、もうしばらくあるだろうが、根っこの終わりは少し早い。

混んでいなければいいけれど、とやって来ると、なんと1階の先客が2人だけ。こんな光景みたことない。しばらくすると、ぽつぽつと客がやって来るが、相席にならない程度。偶々だったらいいのだが。

せりカレーそばや、せりせいろもあるが、今日はシンプルにせりそば(1,000円)を。湯掻かれ、おそらく1把分はあろう程にたっぷりと盛られた芹の、湯気とともに立ち上がる香りに喉が鳴る。そばとともに啜り噛むと、シャクシャクとした音と共に、香りが更に強く立つ。そばつゆとの相性も好く、ボリュームも満点。五感が満たされるというものだ。

改めて品書きを見ると、新物の若芽やめかぶも並び始めた。春来る。

【お店情報】
泰明庵 銀座6-3-14 地図

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2020年2月17日

泰明庵 せりカレーそば (銀座)

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朝から気分は、カレーそば。そうと来れば、どうしたって大好きな泰明庵だ。そして、カレーそばも好いが、この季節ならせりカレーそば(1,300円)。早いもので、もう2月も半ばを過ぎた。

店の前で、ちょうど店から出てきた人とすれ違う。これなら間違いなく入れそうだなぁと思いながらも、ついつい大丈夫かなぁなんて姿勢で引戸を開ける。すると、思っていたよりも空いていて、珍しく相席ではなく席を確保(とはいえ、やっぱり後に相席になるのだが)。

「おまたせしました」の声よりも早く、カレーと芹の香りが、そばが届くのを知らせてくれる。目の前に届いた器に目をやると、たっぷりのセリと、随分と太くなってきた根っこ。箸を入れて、そばをグッと引き上げると、カレーと芹の香りもグワリと強くなる。啜り込んで噛み締めると、更に膨らむ香り。それにシャクシャクとした食感が堪らない。

相席になった方々は、せりそば。お隣のテーブルの方々はせりカレー。品書きの多い店だが、この時期の人気はやっぱりせり。季節のうちに、もう一度か二度。

【お店情報】
泰明庵 銀座6-3-1 地図

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