2019年5月20日

やぶ久 名物黒豚カレー南ばん (銀座)

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先週金曜日のラサに伺った帰り、そういえば、同じビルの地下1階に、日本橋やぶ久の姉妹店が出来たのを思い出した。天候もいまいちの今日、名物のカレー南ばんを頂くには、丁度いいんじゃなかろうかと、早速やって来た次第。

地下に降りていく階段も、入口も、楚々として気持ちがいい。店内もそう広くはないが、一人客でもテーブルを占領して、ゆったりと寛げる。

ランチタイムには、そばに天丼やそば米穴子寿司がつくセットもあるが、今日は名物黒豚カレー南ばん(1,296円)を単品で。カレー南ばんには、辛口、大辛口なんていうメニューも用意されているが、こちらも普通のものを頂くことに。

テーブルに届いた途端に鼻を擽るカレーの香りの鮮やかなこと。木の蓮華で、汁を掬って口にすると、蕎麦屋のそれらしい出汁の風味と共に、想像以上のスパイシーさがやって来る。汁はとろみのないサラッとしたもので、細くたおやかな蕎麦との相性も良く、ツルツルと小気味の好い食べ心地。そして食べ終わる頃には、じんわりと額に汗。

もう少し暑くなってきたら、カレーせいろというのも好いだろう。それにしても、品書きの一品料理の感じが良くて、呑みに来たくなっている。

【お店情報】
日本ばし やぶ久 銀座店 銀座3-3-6 銀座モリタビル B1 地図

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2019年2月26日

泰明庵 せりカレーそば (銀座)

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牡蠣のシーズンの終わりが見えてきたということは、せりそばの季節の終わりも近づいてきたということだ。特に、「根っこ」は終わりが早い。終わってしまう前にもう一度、とやって来た。

 

今日も相席必至の繁盛ぶり。もう食べるものは決まっているから、すぐにお願い。もちろん「根っこも入れて下さい」を忘れずに。

 

運ばれてくる途中から、カレーとセリの香りが近付いてくるのが分かる。あー、あれは自分のだなと思っていたら、やっぱりやって来た。湯気と共に立ち上る香りは更に強く。そして、根っこも随分と太くなったもんだ。

 

シャクシャクシャク、ズズッと黙々と啜っているが、食感と咀嚼する度に広がる香りに心は踊る。せりそばも好きだが、カレーとの組み合わせは本当に素敵。芹とカレーの組み合わせを考え出した方にお礼が云いたいくらいだ。

 

今日は半数くらいの方が、せりのそば。芹がなくなってしまう前に、せりセイロも頂きたいな。

 

【お店情報】

泰明庵 銀座6-3-14 地図

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2019年2月 5日

笑笑庵 牡蠣天ぷらそば (銀座)

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「牡蠣天ぷらそば」なんていう大好物を目にして、久しぶりに笑笑庵へやって来る。近くにオフィスがあった頃は、しばしば訪ねていた蕎麦屋。お通しとして出してくれた蕎麦を揚げたものが好きだった。店先に、「本日の打ち手」の方の名前が掲げられていて、時々、同時の上司と同性同名の名があったのも懐かしい。

 

牡蠣天ぷらそば(1,370)は、定番ではなく、今月のおすすめ蕎麦。運ばれてきたのは、これまた、ぷっくり丸々とした大きな牡蠣の天ぷら。箸で持ち上げるのも難しい重さで、一口ではもちろん、二口、三口でも食べきれない立派さ。そして、天ぷらの衣に汁が染みて、しっとりして来るところも好きだ。牡蠣そばではなく、牡蠣「天ぷら」だからこその美味しさ。

 

天ぷらも、蕎麦も熱々で、黙々と蕎麦を啜る間に、冷えていた身体は熱いくらい。あのお通しはなくなっていたが、数量限定という、黒蜜をかけたそば揚げ団子を頂いた。調べてみると、何と約12年ぶり。変わらず賑わっている様子に、一安心。

 

【お店情報】

笑笑庵 銀座2-10-18 東京都中小企業会館 B1 地図

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2019年1月28日

泰明庵 白菜そば (銀座)

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この時期、泰明庵とくれば、セリの蕎麦が大好きだが、昨年頂いた白菜そばも、すっかり気に入ってしまった。けれども、品書きにないことも多く、見かけたら必ず食べたい品である。今日は白菜そばの気分で、もしなければ、セリをお願いしようと伺うと、定位置に「白菜そば」(1,000円)の短冊を見つけて、今日は頂けるぞとほくそ笑む。

 

相席必至の繁盛店だが、今日は幾分静か。のんびりと待っている間のお愉しみは、壁一面にぎっしりと貼られた短冊たち。季節の魚や野菜を使った肴を眺めていると、季節の移ろいを感じるというものだ。

 

そろそろ自分のものが運ばれてくる頃合いだろうと見遣ると、それらしい丼が運ばれてくる。白菜そばの何が好きかって、先ず、この汁に白菜がとても合うことだ。醤油がやや強めの汁に、熱が入った白菜が相まって、柔らかくまろく甘さが引き立つ。今日は切りそろえられた三つ葉の茎と葱が、好い風味を与えてくれて、美味い一杯。

 

今日はお願いしなかったが、豚肉やかしわ入りも、肉の脂が汁に染みて好い。セリカレーに、セリそば、セリせいろ。他にも食べたい季節の蕎麦が沢山あるのに、胃は一つ。悩ましい。

 

【お店情報】

泰明庵 銀座6-3-14 地図

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2019年1月 7日

よし田 牡蠣南ばん (銀座)

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通勤途中、今日は牡蠣だと思いつく。フライも好いが、この寒さ。温かい蕎麦なんてどうだろう。美々卯の牡蠣そばは、既に頂いたから、今日はよし田。Twitterを確認すれば、どうやら今年の営業は、今日かららしい。

 

伺うと、いつもより幾分賑やか。徳利を傾けるご常連もいらっしゃれば、ビールで喉を潤す買物帰りの方、それに年始の挨拶途中らしい方々。外から入って来る時は寒そうではあるが、どことなく晴れやかで、こちらまで明るい気持ちになるというもの。

 

さて、牡蠣南ばん(1,500円)。こちらでは、関東風と関西風の汁を用意していて、今日は関西風を。関東風に比べると、色も味わいもあっさり気味で、むっちりとグラマラスな牡蠣の味わいがよりダイレクトにやって来る。柔らかく火の入った葱のシャクシャクとした食感や若芽の香りも好い脇役。

 

そういえば、こう寒いと鍋焼きうどんも好いだろうなぁ。それはまたの寒い日に。

 

【お店情報】

銀座 よし田 銀座6-4-12 KNビル 2F 地図

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2018年12月14日

泰明庵 せりカレーそば (銀座)

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今年もお世話になったお礼を兼ねて泰明庵。この時期、泰明庵といえば、せり入りの蕎麦が大好物だが、今日は何となく白菜そばの気分だなぁ。ここの汁が染みた白菜が、甘くて柔らかくて、とても旨いんだ。

 

とりあえず、まぁなんだ。混んでいては入れなければ意味がない。ガラリと引き戸を開けると、珍しく相席せずとも座れるほど。ゆったりと座って、品書きを眺める。「白菜は――」っと探すけれども、今日はどうやらないらしい。それならと、「せりカレーを」(1,300)とお願いすれば、お馴染みの「根っこは入れますか?」と声がかかる。もちろんお願いしますと答えれば、後は待つのみ。

 

カレーの香りと共に、セリの香りが一緒になってやって来ると、おっ、あれは自分のだなと思う。目の前に置かれると、益々強く香る。それにしても、随分と根っこも立派になったものだ。箸を入れて手繰り寄せ、ようやっと確認できるそばとともに啜り噛むと、シャクシャクと歯切れよい食感と、さらに強く感じる香り。ゆるい餡状のカレーで、最後までアツアツなのもこの時期格別だ。

 

空いていると思ったのは最初だけで、どんどん客がやってきて、結局は密度の高い相席に。そういえば、今年はここで牡蠣をまだ見ていないなぁ。

 

【お店情報】

泰明庵 銀座6-3-11 地図

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2018年11月28日

美々卯 牡蠣そば (京橋)

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この時期食べたい牡蠣料理は沢山あるが、美々卯の牡蠣そば(1,400)もその一つだ。特長は、器一面に載った若芽。牡蠣と若芽の香りが混ざり合って、深く複雑な潮の香りがするところが好きだ。

 

表には「牡蠣そば」の文字は出ていなかったが、もう12月も目の前。流石に出ているだろうとやって来ると、テーブルに置かれた品書きには、季節のおすすめとして「牡蠣そば」や「牡蠣と野菜の天ぷらそば」などが書かれている。天ぷらもいいなぁと心が揺れるが、やはり、あの牡蠣と若芽の香りに包まれたい。

 

やって来た器を見て、おや?と思う。これまでは、若芽の下に牡蠣が雑然と入っていたが、今年のものは、若芽の隣にズラリと牡蠣が整列。見た目の違いはあるとはいえ、ぷっくりと膨らんだ牡蠣は魅惑的で、自慢の出汁と合わさることで、味わいもふくよか。たっぷりと添えられる葱や生姜を加えていくと、また味や香りが変わっていくのも愉しいものだ。

 

今日の季節のご飯は、栗ご飯。これも、もう暫くすると、牡蠣ご飯になるのだろう。次は、牡蠣ごはんは、牡蠣の天ぷらそばか。まだまだ愉しみは続くのだ。

 

【お店情報】

美々卯 京橋店 京橋3-6-4 地図

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2018年10月16日

よし田 巣ごもり (銀座)

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どうしようもなく食べたいものがあって、やって来たのはよし田。銀座に明治の頃からある古い蕎麦屋。そばの他、きしめんやにゅうめん等も出していて、時々足を運ぶ店。

 

今日の目当ては、巣ごもり(1,250)。揚げた蕎麦に餡をかけたもの。ざっくりといえば、(焼きではなく揚げだが)和風のかた焼きそばのようなものだ。6丁目に移転して来た頃は一時期出していなかったが、無事復活。

 

醤油味の他、ここにはカレー味があって、今日食べたいのはカレー味。出汁とカレーが合わさった、正しく蕎麦屋のカレーで、その香りだけで食欲が刺激される。芳ばしく上がった蕎麦に箸を入れるとパリパリと割れて、そこへカレー餡がとろりと絡む。口にすると、ポリポリとろり。そして、スパイスの香りがふわりと広がって堪らない。

 

食べすすむほどに、パリパリしていた蕎麦が餡を吸って柔らかくはなるけれども、香ばしさはそのままに、で、ありそうでない他にはない美味しさ。餡の具にしたって、海老にかまぼこ、椎茸、鶏肉にうずらの玉子、長葱等々と盛り沢山。夢中で箸を進めると、餡かけの熱も手伝って、涼しくなってきたと云うのに少し汗ばむくらいだ。

 

壁に貼られた紙を見ると、かきそばやかき鍋も始まったらしい。寒くなれば、鍋焼きうどんも旨いだろうし、伺う機会が増える季節の到来だ。

【お店情報】

銀座よし田 銀座6-4-12 KNビル2F 地図

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2018年10月 9日

泰明庵 せりカレーそば (銀座)

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牡蠣の季節が来たということは、この季節もやって来るということだ。そう、泰明庵のせりそばだ。

 

ガラリと引き戸を開けると、相席できる席が見当たらないほどの繁盛ぶり。一番手前のテーブルに空席があって、「そこへ入って」という案内。さて、せりはあるだろうかとザッと見渡すと――、あった、あった。今年も無事出会えたぞ。せりそばと迷ったけれども、せっかくだから大好きなせりカレーそば(1,300)を。しかも、この時期だとないこともある「根っこは入れますか?」と云う。

 

勿論根っこを入れて貰って、丼が届く。根っこが入っていなくとも、セリの香りが芳しいが、根っこが入ると、あの独特の香りがグッと強く増す。そば屋らしい出汁の混じるカレーの香りと相まって、ここにしかない香りに味わい。それに、シャクシャクとした根っこの歯ざわり。あゝ、この季節がやって来た。

 

隣に入った方も、後ろのほうからも、せりそばの注文が入る。同じように待っていた人もたくさんいるんだと思うと、途端に親近感が湧いてくる。一方で、ご常連さんが「○○ある?」と問うと、「今日はないんですよ。市場が開いてないから」なんて回答が耳に入る。季節の変わり目、時代の変わり目。


【お店情報】

泰明庵 銀座6-13-14 地図

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2018年8月10日

サイゴン ブンチャーゾー (有楽町)

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台風が去ったら、真夏が舞い戻って来た。こういうときは、米よりも麺。いろいろと思う浮かぶものはあるが、夏に一度は食べておかなくてはと、サイゴンへ来る。

 

ここの夏向きの麺といえば、ブンチャーゾー(1,000)。素麺や冷麦のような細く丸い米麺「ブン」に、揚げ春巻きや豚肉を乗せた和え麺。

 

冷たい麺に甘酸っぱいタレがさっぱりとして夏っぽいが、みっちりと詰まった肉々しい揚げ春巻きに、香ばしく焼かれた厚みのある豚肉までのって、ボリュームとスタミナも満点。野菜も入って、考えてみれば、夏に相応しいバランス食。

 

豚肉のタレが染みた麺も好いし、ナッツの食感や香草の香りも賑やかで、テーブルに備え付けの調味料で、好みの味に仕立てながら、あっという間にペロリの夏バテ知らず。まぁ、自分について云えば、暑いからといって、食欲が落ちるなんてことはないのだけれど。

 

【お店情報】

サイゴン 有楽町店 有楽町1-10-1 有楽町ビル B1 地図

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