2025年3月17日

ハーマーズグリル ポークステーキ (阿佐ヶ谷)

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今週は、「ハーマーズグリル」の平日週替わりランチを食べようと決めていた。なぜなら、今週のメニューはポークステーキ。厚切りの豚肉は、言うまでもなく大好物だ。今週は祝日があるため、訪ねるチャンスは月曜日か金曜日。それなら今日だ。善は急げ、というではないか。

3月から店主が一人で切り盛りするようになり、営業日や提供スタイル等、いくつか変更。ランチタイムは前金制になり、週替わりもワンプレートでの提供に。それでも、厨房から聞こえてくる肉を焼く音、立ち上る香ばしい香りは、変わらず食欲を刺激する。

運ばれてきたポークステーキは、堂々の200gだそうだ。見るからに厚みのある大振りの肉を頬張ると、ジューシーでやわらかくて、噛むほどに旨味と脂の甘みがじゅわりと広がる。そこにガーリックの風味がきいたソースが絡み、芳ばしい豚肉の美味しさを引き立てる。肉を食べてる喜ぶが存分に味わえる一皿。

ワンプレートになっても、内容の充実ぶりは変わらない。たっぷりのサラダに鳥ハム、野菜のマリネ、スープ。デザートにはオレンジ。そして、変わらず気持ちのいい接客。やっぱり肉の気分なら、ここを外せない。

【お店情報】
Meat Kitchen HARMER's GRILL 阿佐谷南3-37-5エレガント阿佐ヶ谷 201 地図

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2025年3月12日

スパイスカレー トカ (南阿佐ヶ谷)

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昨年8月にオープンしたスパイスカレー「トカ」。何度も行ったことのある店の跡地に出来たので気になっていたが、その日のメニューや店の周りに漂う香りに惹かれ、ますます気になる存在になった店。ピリッとした味が食べたくて、どこに行こうと悩んでいたところ、ここがいいのではと思い、足を向けた次第。

客席はこぢんまりとして、カウンター席が中心。厨房に面したカウンター席に腰をかけると、スパイスの芳しい香りが鼻を擽る。ランチメニューは、カレーが3種類。1種類から3種類のあいがけを選び、ご飯の量やトッピングなどを自由に選んでいくシステムだ。

今回お願いしたのは、定番的なスパイスチキンカレー、とネパール山椒ポークキーマカレーの2種類。ネパール山椒が気になったが、他のカレーも食べてみたくて2種類のあいがけを。手際よくカレーが仕上げられ、副菜などを添えられて、あっという間に出来上がり。

ネパール山椒ポークキーマカレーは、ホールスパイスも入って爽快感やピリッとした刺激があり、鮮やかなスパイス感がクセになりそう。チキンカレーは、また異なるスパイスの香りが豊かで、ゴロッと柔らかなチキンとの相性も抜群。

食べ終わるころには、すっかり魅了されていた。メニューは週替わりを目途に変わるということで、これから何度も通ってしまいそうな気がする。

【お店情報】
SpiceCurryToca 阿佐谷南1-9-7 センチュリー大和 1F 地図

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2025年3月11日

カフェクレエル ふっくらハンバーグ (荻窪)

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荻窪駅の北側、寿通りにある喫茶店「カフェクレエル」。洒落た店名だが、創業は昭和43年。現在の場所に移転したのが昭和55年という、地域に根付いた老舗の喫茶店だ。ランチメニューが充実していて、ご近所の方や近隣に勤める方々でいつも賑わう店でもある。そんな店が、店主の健康上の理由で、3月末をもって閉店するという。

月末が近づけば、きっと入れなくなるだろうからと今日訪ねたが、昼休みには少し早い時間でも、すでにかなりの賑わい。12時を回る頃には満席となり、断られる方も出るほどの盛況ぶりだ。

この店では、具沢山のミネストローネをお願いすることが多かったが、初めて訪ねた日に食べたハンバーグを思い出して、今日はもう一度それを味わいたくなった。

目当てのハンバーグは、いわゆる小判状ではなく、四角形に近い個性派。そして、その大きさも厚みも立派でボリュームたっぷり。ナイフを入れると、名前のとおりふっくらとやわらか。肉々しいというよりも、軽やかで滑らかな食感。それに、赤いナポリタンが乗っているところも、何とも言えず心を擽る。

さらに、バターがじんわりと染みたトーストがまた格別だ。表面は香ばしく焼き上げられ、中はふわりと軽やか。そしてバターがじゅわり。セットのサラダはシャキシャキで、懐かしさを覚えるドレッシングの味わいにもキュンとする。食後には、サイフォンで丁寧に入れられた珈琲をゆっくりといただいて。

フライパンでスパゲティを炒める音、コーヒーを入れる様子、店内に流れる穏やかな空気を感じながら、ゆっくりと過ごす時間が好きでした。どうぞお元気で。

【お店情報】
カフェクレエル 天沼3-30-2 地図

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2025年3月 7日

ピッキーヌ カオソイとムーヨートート (阿佐ヶ谷)

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久しぶりに晴れ間がのぞいた今日。こんな日は、スパイスの効いたエスニック料理が恋しくなる。それなら、真っ先に思い浮かぶのは「ピッキーヌ」のカオソイだ。

店は10席ほどの小ぢんまりとした空間。混んでいないことを願いながら扉を開けると、客入りは半分ほど。幸い、お気に入りの一人用の席、店の端にある小さなテーブルが空いていた。迷わず腰を下ろし、メニューを開く。

注文するのは決まっている。カオソイだ。ただ、単品にするかセットにするかは迷うところ。考えながら、前回初めて食べたムーヨートートを思い出した。タイの豚ソーセージ(ムーヨー)を揚げたもので、見た目はさつま揚げのよう。ビールと絶対に合いそうで、すっかり気に入ってしまった。となれば、今回もこのセットで決まりだ。

まず運ばれてきたのはムーヨートート。やはり、見た目はさつま揚げそのもの。ひと口かじると、程よい塩気がじんわりと広がる。これは間違いなく酒の肴にぴったり。隣のテーブルに置かれたビールが、ことさら羨ましく思えてくる。

そして、待ちかねたカオソイ。器が目の前に置かれた瞬間、カレーのスパイシーな香りとココナッツミルクの甘い香りが鼻を擽り、食欲を刺激する。先ずは、パリパリの揚げ麺を軽くつまんで、続いてスープを絡めた麺を啜る。そのうちに、揚げ麺がスープを吸ってしんなりと変化していくのも、この料理の楽しみの一つだ。

さらに、パクチーや紫玉ねぎ、豚肉にタイの漬物など、それぞれの具材がきっちりと役割を果たしていて、バランスの良いところに改めて美味さを感じる。これが食べたかったんだ。タイ料理店は数多あれど、の風味豊かなカオソイは、やはり「ピッキーヌ」ならでは。これからも、何度でも足を運ぶことになりそうだ。

【お店情報】
ピッキーヌ 阿佐谷北2-9-5 地図

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2025年3月 6日

京橋モルチェ カキドリア (京橋)

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牡蠣のシーズンもそろそろ終盤。カキフライに、牡蠣そば、牡蠣ちり、カキグラタン……と食べたいものが次々と浮かんでくる。どこか、見落としている店はないだろうか。そう考えながら思いめぐらせてると、ふと「京橋モルチェ」が閃いた。正統派の洋食が楽しめるこの店では、冬になるとカキフライやカキドリアが登場する。

ここ数年は、仕入れの状況で牡蠣料理がないこともあったため、少々不安を抱えながら店に向かうと、店先のメニューに、しっかりと、「カキフライ」や「カキドリア」が並んでいる。

広々とした店内は、今日も賑やか。仕事の合間のランチという方もいれば、引退後のゆったりとした人生を楽しむ人生の先輩方が、アルコール片手にフライやカレーを召し上がっているのが眩しく羨ましい。そして、店内にはデミグラスソースやカレーの芳ばしい香りが漂い、空腹を一層刺激する。

カキフライと迷ったが、寒さに背中を押されて、今日はカキドリアを。色好い焼き目のベージュ色に身を委ねる牡蠣は5つ。スプーンを入れ、牡蠣とソースをすくい持ち上げると、漂う熱と潮の香りが混じった濃厚なソースの香り。口にすれば、火が入って凝縮したぷりぷりの牡蠣の身と、ソースに溶け込んだ牡蠣の風味の旨いこと。最後の一口まで熱々というのもうれしい。

人気のハンバーグにカレー、オムライスと思い思いに好きなものを食べながら、にこやかな笑顔が沢山ある店は、やはり好い。

【お店情報】
京橋モルチェ 京橋2-2-1 京橋エドグランB1F 地図

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2025年3月 5日

オトノハ 日替わり定食 (阿佐ヶ谷)

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しばらく訪ねていないと、そろそろ行きたいなと思う店の一つが「オトノハ」。杉並区役所のすぐそばにある、地元で人気の中国料理店だ。出来立て熱々の料理が美味しいのはもちろんのこと、店の雰囲気も温かくて心地よい。

普段は混み合うことが多いが、雨の日は比較的入りやすい。今日みたいな寒い小雨の日なら入れるだとうかと心配しながらやってくると、席に少し余裕があって、「お好きなお席にどうぞ~」と声をかけてくれた。

さて、ここの料理が食べたくて来たものの、何を注文するかは決まっていない。定番の麻婆豆腐や五目あんかけ焼麺も捨てがたいし、日替わりは「豚肉と芽キャベツとスティックブロッコリーの甘辛味噌炒め」。麻婆豆腐のコクや香り、焼麺のパリパリ感ととろ~り餡。日替わりは初めて目にするのメニュー。これは悩む。

結局選んだのは、日替わり。回鍋肉のようななコク味のある甘辛味噌味も魅力的だし、何より春らしい食材に惹かれた。運ばれてきた料理から真っ先に立ち上るのは、味噌汁に入った三つ葉の爽やかな香り。続いて、メイン料理の甘辛味噌炒めの濃厚な香ばしさ。程よく脂ののったの豚肉やとろりと柔らかい茄子も美味しいし、やはり芽キャベツやスティックブロッコリーの歯ごたえと仄かな青味が、甘辛い味噌にとても合う。

副菜は水餃子。皮から手作りで、餡がたっぷりと詰まってむっちりとした食感。それに、ごまだれが水餃子にも添えらえれた野菜にもよく合う。

店に入ったときは余裕があったものの、12時を過ぎると外で待つ人の姿が。会計をして外に出ると、「いっぱいですか?」と声を掛けられる。「今ちょうど席が空きましたから、もうすぐ入れますよ」と伝え、店を後にする。

【お店情報】
オトノハ 阿佐谷南1-14-12 地図

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2025年3月 4日

源氏 あんこう鍋 (荻窪)

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在宅勤務中の自室は温かいが、廊下に出るとひんやりと冷え、家の外に出ると空気がキンと張り詰める。今日は温まるものが必須だとぼんやりと考えていたが、もう迷う余地はない。思い浮かんだのは、荻窪駅の南口にある鍋料理やシチューを出す店が幾つか。あとは、店先で今日の品書きを確認してから決めよう。

ランチの鍋料理といえば、荻窪の「源氏」。魚料理が豊富な日本料理店だが、ランチタイムに一年を通して鍋料理を提供している。しかもメニューは日替わり。今日は何の鍋だろうと店先でランチメニューを確認すると、なんと今日は「あんこう鍋」。しかも「肝入り」とある。今日はこれで決まりだ。

しばらくして運ばれてきた鍋は、想像以上に具沢山。立派なあん肝がドンと乗り、あんこうの身は、一切れずつは小ぶりながらも、量はたっぷり。しかも、身だけでなく、皮や胃袋などむちむちとしたした部位も入る充実ぶり。味付けはあっさりとしながらも、あんこうや野菜の旨味が染み出たスープも好い。あん肝は、そのまま食べても、スープに溶かしても好いし、もちろん、ご飯にかけて楽しめる。期待以上の一品だ。

店は相変わらずの盛況ぶりだが、さっと食べて席を立つ方も多い。特に、カウンターは回転速く、店の方の働きぶりも気持ちよい。安心感のある変わらぬ頼もしさを感じる店。

【お店情報】
日本料理 源氏 荻窪5-23-8 地図

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2025年3月 3日

豊年屋 味噌煮込みうどん (阿佐ヶ谷)

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昨日とは打って変わって、雨も風もと寒い一日。できれば近場で、温まるものが食べたい。候補は、焼肉店で韓国のスープや煮込み料理。それか、豊年屋で鍋焼きうどんやカレー南蛮。家を出て歩きながら、どちらの味が今の気分に合うかを考える。求めているのは、韓国料理の辛味やパンチのある味ではなく、体に染みる優しい味。それなら向かうは「豊年屋」だ。

豊年屋の温まるメニューといえば、まず思い浮かぶのが、鍋焼きうどんとカレー南蛮。けれども、冬季限定で「味噌煮込みうどん」があったことを思い出した。きっと名古屋の味噌煮込みうどんではなく、味噌で煮込んだうどんのはず。それに、具材は何が入っているのだろう。楽しみだ。

しばらくすると、鍋焼きうどんと同じく、蓋付きの鍋で登場。「蓋をお取りしますね~」と店の方が開けると、ふわっと立ち上がる湯気とともに、味噌の香りが鼻を擽る。具は、大根や里芋、人参、白葱、そしてカレー南蛮と同じ厚切りの豚肉。中央に鎮座するのは、落とし玉子。確実に好きなやつだ。

麺は、鍋焼きうどんと同じ中太のやわらかい麺。味噌の旨味がしっかりと染みて、ほっと落ち着く味わい。好きなものは最後に取っておく主義だから、玉子は最後までとっておく。こちらも白身には味噌がじんわりと染みて、黄身は絶妙な半熟加減。子供の頃、味噌汁に玉子を落として食べるのが大好きだったことを思い出した。

【お店情報】
豊年屋 成田東4-37-10 地図

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2025年2月28日

ひなぎく 鶏むねのコンフィとキャロットラペのサンドイッチ (阿佐ヶ谷)

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休日の昼にランチがてら飲みに行くことはあるが、平日のランチとしては少し久しぶりの「ひなぎく」。ランチにアペロ、カフェとしても楽しめるカフェダイニング。ワインに合うおつまみも魅力だが、パンがとても美味しく、平日のランチなら、サンドイッチもおすすめの一つ。

先日、店のInstagramで紹介されていた「ポトフとパンのセット」が気になっていたが、昨日、ポトフがとても人気だったようで、今日は売り切れ。それならば、サンドイッチだ。今日は4種類あり、まだいただいたことがない「鶏むねのコンフィとキャロットラペのサンドイッチ」をお願いする。

お待ちかねのサンドイッチは、たっぷりとしたサラダを添えて届く。葉野菜の上に重なるように並べられた鶏むねのコンフィ、その上にこんもりと盛られたキャロットラペ。ドレッシングやマスタードがパンに馴染み、全体を一つにまとめているところが好い。それに、外はカリカリ、中はもっちりとしたパンの美味しさも格別だ。

セットの日替わりのスープは、玉ねぎとベーコンのスープ。じっくりと炒められた飴色玉ねぎの甘みと旨味がじんわり。

メニューが季節に合わせて変わっていくのも「ひなぎく」の魅力の一つ。今日気になったには、蕗の薹のミニトースト。おつまみサイズのトーストで、蕗の薹を混ぜたバターを乗せたものだそう。聞いているだけで、ワインが欲しくなってくる。週末に改めて訪れようか。

【お店情報】
cafe&dining ひなぎく 阿佐谷南3-33-11-2 地図

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2025年2月26日

もがめ食堂 銀しゃけ定食 (荻窪)

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魚が食べたい気分。刺身も好いし、焼魚も捨てがたい。それならとりあえず荻窪へ向かって、日替わりのメニューを確認しながら決めることにしよう。いくつか回ったものの、刺身は見つからず、焼魚ならほっけや塩鯖。それなら、「もがめ食堂」の銀しゃけはどうだろう。人気店ゆえ、満席で入れないことも多いが、とりあえず店先を覗いてみよると、珍しいことに空席が幾つかある。それなら、ここに決まりだ。

肉に魚も、ボリューム満点の定食が揃う「もがめ食堂」。その中でも、好きな定食の一つが「銀しゃけ定食」だ。厚切りで長さも立派。「特選」と書いてあるのも納得の銀しゃけなのだ。

しばらくして運ばれてきたのは、やはり見事な切り身。大きさも厚みも申し分なく表面は艶々。それに皮目はしっかりと焼かれ、パリパリと香ばしい。箸を入れると、スッーと滑らかに入り込むやわらかさ。上質な脂が乗っていて、噛みしめるたびに旨味が口いっぱに広がって、そこへご飯を一口。思わず頬が緩む。

副菜は、マカロニサラダやもずく酢、ハリハリ漬けに薩摩芋の煮物と、今日も充実の4種類。大根やわかめがたっぷりと入った味噌汁に、つやつやご飯。定食としての完成度も見事。

料理を待つ間にメニューを眺めていると、初めて見る「牛すじ煮込み」が目に留まる。「売り切れごめん」と書いてあるが、次回合うことが出来るだろうか。

【お店情報】
荻窪もがめ食堂 荻窪5-17-6 トーワビル 地図

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